G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

栗栖遊歩道の周回 (東山ルート~西山~せせらぎルート)

2018-12-19 | 山行

山行年月日:2018年12月15日(土)、静穏、晴れ
参加者:G.G.他5名
アクセス:各務原8:00→8:20犬山「野外活動センター」駐車場P/走行距離≒12 km(片道)
沿面距離≒10 km/所要時間≒5:10(昼食、休憩時間などを含む)/累積標高≒820 m
コースタイム:P 8:308:50登山口→9:30登山口9:43東久邇宮碑9:52→11:00天神山→11:10第四展望台→11:20第五→11:31西山12:03→12:25せせらぎ分岐点→
13:17白髭の滝13:20→13:29桃太郎神社13:38→13:41 P

GPSトラック図:
栗栖集落を過ぎ、登山口の標識が倒れていたため登山口を通り過ぎてしましい、林道終点まで1km程進んで進んでから誤りに気付いた(トラック図の×点)。来た道の左側に注意しながら戻り漸く登山口の標識を発見してやれやれであった。その後は、東山分岐点を過ぎてから、1ヶ所だけ直進しそうになる分岐点がある以外は、登山道はわかり易く且つ歩きやすい。
               (1目盛り:250m)

GPSトラックの標高図:
登山口から記念碑への登り、川平分岐点への登りが多少急登である以外は喘ぐような
箇所はない。

山行リポート:
登山道の両側の雑草は殆ど枯れてわかり易い。数箇所シダが道を覆っている所もあり、夏ならば多分、かなり鬱陶しいかもしれない。

「東久邇宮殿下御展望之地」と刻まれた高さ2.5m程の立派な石碑が建っていた。碑の裏側には昭和6年建立と刻まれていた。東久邇宮様とは何者か、帰宅後にネットでチェックし、
昭和20年に2ヶ月弱、内閣総理大臣を務めたお方であるのを知った。

天神山に来て初めて大展望が開ける。左の明王山がある山塊で、中央奥は美濃の
高賀三山の山塊である。
 
第四展望台は天神山の景色と殆ど同じである。第五展望台からは東側の大展望が開け、御岳山、中央ア、南アなどが微かに望まれる。写真中央は冠雪した御嶽山である。

 鳩吹山塊の最高峰の西山で昼食にする。9月の台風24号の影響であろうか、標識ごと根こそぎ倒れた樹木が痛ましい。

 ■下山はせせらぎルートを辿る。静かな「せせらぎ」に沿った檜林の中の道をゆったりと
下って行く。
 
登山道の終点近くに「白髭の滝」と呼ばれるミニチュア高千穂峡のような深い峡谷がある。規模は小さいがそれなりに迫力があり一見の価値はあろう。

此処を過ぎると半ば廃墟化しようとしている「京都大学霊長類研究所」跡を通ると
車道に出る。
隣接して桃太郎神社があるので久しぶりに立ち寄ってみる。観光期でないにしても休日に、
殆どの飲食店はシャッタを降ろし、人影も疎らで嘗ての賑わいを知っている筆者には隔世の感がした。

雑 感:
■最初に、登山口の標識を見落とし林道を直進してしまうミスは大失点である。ちゃんとした道が続いていても、登山口近くに来たと筈と思ったら立ち止まり、慎重に登山口を確認するのが肝要である。
■東久邇宮殿下碑:
「東久邇宮内閣(ひがしくにのみやないかく)は、皇族陸軍大将東久邇宮稔彦王が第43代内閣総理大臣に任命され、1945年昭和20年)8月17日から1945年(昭和20年)10月9日まで続いた日本の内閣である。
皇族首相となった史上唯一の内閣である。内閣制度発足後、現在に至るまで在職日数は54日間と史上最短である。(wikipediaから)」
 大戦直後に、東久邇宮と言う皇族が急遽、引っ張り出され、組閣したという日本史の一コマのシンボルであり、こんな僻地で遭遇するとは感無量である。
■この山塊では犬山の寂光院~鳩吹山がメインルートでハイカーの往来が賑やかであるが、その脇には栗栖遊歩道のような出会う人も稀なルートがあり、静かな山行が楽しめる。
なお、遊歩道と言っても、散歩すような気楽な道でない。
                                    (以上)

 


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