G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

金糞岳(1,317m)と白倉岳(1,271m) ~金糞岳~白倉岳間の尾根からの眺望は 一級品~

2017-06-06 | 山行

山行年月日:2017年6月4日(日)、晴、爽やか
参加者:G.G.他4名
アクセス:
往路:各務原7:00→各務原IC→長浜IC→鳥越林道→8:50連状登山口   (走行距離約100km)
復路:連状登山口→鳥越林道→R551→R365→R21→各務原、約2時間(走行距離約80km)
歩行データ:距離≒約8.6 km/所要時間≒5:15(昼食、休憩時間などを含む)/累積高度≒730m
コースタイム:
駐車場9:00→9:35小朝の頭→10:50金糞岳11:00→11:30白倉岳、昼食12:15→12:45金糞岳12:50→13:40小朝の頭13:50→14:15駐車場
GPSトラック:
登山道は殆どが林間で足に優しくて快適である。金糞岳~白倉岳間の尾根からの眺望は優れている。
連状口Pから白倉岳をピストンしました。白倉岳近くに少しだけ岩場があるが危険ではない。
(1目盛≒300 m)

 GPSトラック標高図:
登山口と金糞岳の標高差は350m位で急斜面もなく、風景や花を愛でながらゆっくりと歩ける。

山行リポート:
高山キャンプ場に立ち寄りトイレ休憩する。手入れの行き届いたバンガロー(バス、トイレ、エアコン付き)やキャンプ場が整っていて泊まってみたくなる。
オートキャンプ場では自家用テントで一夜を過ごした数組の家族連れが朝食を楽しんでいた。



 
キャンプ場の入り口には此処を基点にした分かり易い登山案内図の看板が立っていた。
東俣谷を挟んで右側が中津尾根で左側が花房尾根で周回できるようになっている。
 私たちは中津尾根の下から2つめのP(連状登山口)から白倉岳をピストンした。

キャンプ場を出発し、良く整備された鳥越林道を標高950m位まで登ると右側に5台駐車できる駐車場のある連状口に到着する。小さな赤い看板が草の中に半ば隠れているので見落とさないよう要注意。

駐車場は好展望地で南東には伊吹山から貝月山方向の緑滴る山岳風景が展開している。
パノラマ写真(2枚の写真を合成)で右端は一際でかい伊吹山、中央の小双耳峰は射能山、左端のどっしりした三角の貝月山などが同定できる。なお、左側山腹の禿地は奥伊吹スキー場である。

 南西方向には眼下に琵琶湖の中央部が望める。

小朝の頭(1,081 m)を過ぎると正面に金糞岳の姿が目に飛び込んでくる。

車で登ってきた鳥越林道脇では沢山のタニウツギが満開であったが山上では未だ蕾の方が多かった。

■多くのナナカマドは今がピークで真っ白に咲き誇っていた。秋の紅葉が偲ばれる。

 ■出発して2時間弱で金糞岳に着く。笹に囲まれた広場で展望はない。山名標識がぶら下がっていたので外して手に持ち記念撮影する。今日は何時もの面々と違うHさんの顔があるのに気付いたであろうか。

 ■小休止の後で白倉岳に向かう。尾根の途中からは琵琶湖の絶景が眼下に広がり暫し見惚れる。
以前に歩いた琵琶湖畔の山本山(324 m)~賤ヶ岳(421 m)の山並みや、竹生島がとても小さく見え、今、立っている所の高(1,250 m位)さを実感する。

 ■100 m位降下し白倉峠(標識はない)を過ぎ50 m位登り返す途中、ちょっとした岩場があり狭い隙間を通過して小ピークに至る。

■小ピークを少し下り、登り返すと広場の中央に二等三角点がある白倉岳である。既に盛りを過ぎたシャクナゲが群生していた。広場は我々だけの貸し切りで45分程、ゆったりと昼食を摂り、記念写真を撮る。

 ■白倉岳を後にし、再度、尾根道からの展望を楽しみながら30分程で金糞岳に戻り小休止し、山々に別れを告げる。中央の嫋やかなピークが金糞岳である。

 ■途中、小朝の頭で小休止し、無事、連状口に帰着した。久し振りに参加のHさんも大満足の様子でリーダーとしてひと安心であった。

雑 感:
■何時も参考にしている天気予報「てんきとくらす」では登山指数はB(登山にはやや不適)であったが、私なりに、雨雲の動き、高度毎の風向・風速登山道は林間であることなどをチェックし、当日の天気は登山に支障がないと判断したのは正解で、終日、穏やかな登山日和であった。
当たり前であるが、天気予報を「鵜呑みにしてはいけない」ことを再認識したのは収穫である。
■金糞岳の知名度は岐阜地方では低いが関西方面では広く知られた山のようである。
連状登山口には既に3台、登山道から見た鳥越峠には数台の車が停まっていて20人位のハイカーと出会った。またそれとは別に下山途中、遅くに登ってきた大阪からの17名のツアー客とも出会った。
■伊吹山系第2の高峰であるが標高差350mで物足りない向きには一段下の小森口からピストンすると標高差は650 m、所要時間は7時間程のコースとなり一日コースとして丁度良いかもしれない。
■登山案内図の看板に示されているように中津尾根と花房尾根を周回するのも一興であろう。但し所要時間は10時間位の長丁場で、健脚向けである。
■往路は各務原IC→長浜ICまで高速を利用したが、復路はR551→R365→R21と一般道を利用した。距離は20 km程短くなり時間的に殆ど差がなかったので、一般道の利用がお勧めのようである。
■今回もスマホGPSとGarminGPSのトラックデータの記録・比較を行っった。
今回のスマホ GPSのデータは距離≒10.3 km、累積高度≒1,050 m、トラック図:多少変動
標高図:変動大で、Garmin GPSのデータの方が実情に近くこちらに軍配が上がった。(以上)

 

コメント
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