コミック原作の実写,というと,TVドラマの場合近年では,「ブラックジャックによろしく」,「ごくせん」,「Drコトー診療所」,「ホットマン」,「H2」等結構な数が挙げられますが,それらにはある種のリスクが伴うと思います。
つまり,如何に原作のテイストを損なわずに・・・という点ですが,そうした点で久々のヒットというか,希有な成功例として,そして久々の月9のヒットと思われる作品にであうことが出来て,嬉しく思いました。
まず登場人物。
原作に腹を抱えて笑い,8月来読み込んできた(しかも前日には最新の16巻も買ってしまった)私としては,さすが原作者が太鼓判を押した人選,と思いました。
のだめ役の上野樹里嬢。
もう,のだめは彼女以外考えられませんね。
ふにゃふにゃした喋り方やぶち切れて演奏するときの表情,奇声を発してのけぞって吹っ飛ぶ際の表情なんか,まさにはまり役でした。
お相手の千秋役の玉木宏(19歳のおねいさんと付き合っているらしい・・・)は,ちょっと今風過ぎるかと思いましたが,結構様になっていました(ちらりと「プレリュード」で見た指揮姿はいただけなかった・・・)。
私の好きな峰役の瑛太やもじゃもじゃ役の小出恵介も様になっていましたし,峰の父親役の伊武雅刀はこうした変な役をやらせたらピカイチでした。
唯一,私の懸念通りエロ巨匠シュトレーゼマン役の竹中直人だけが違和感ありありでしたが・・・。
いずれにしても,原作のテイストを損なわずに実写ならではの配役の妙もあって楽しめました。
来週以降が楽しみです。
原作は今も連載中ですので,TV版がどのようなエンディングになるか期待が大です。
私の予想では,
1.千秋とのだめが協奏曲で競演
2.千秋がSオケ指揮デビュー,のだめが初リサイタル
3.千秋がAオケを振るシュトレーゼマンとラフマニノフの第2P協で競演
4.千秋がフランスのコンペティションへ,のだめはパリ音楽院(コンセルヴァトワール)留学
5.年末だから千秋が第9を振って盛大に終了
あたりでしょうか・・・。
因みに,昨日の放送では結構な数の名曲が使用されていました。
冒頭のプラハ王宮とブルダヴァ(モルダウ)川,カレル橋の場面で流れた曲のみが不覚にも分かりませんでした。
どう見ても,あの激しいフリアント風のスケルツォ楽章はドヴォルザークの交響曲,と踏んだのですが,有名な第6~第9ではないし,夜中に交響曲全集引っ張り出して聴いてみてもそれとおぼしき曲を発見できませんでした・・・(泣)。
スメタナの「わが祖国」でもないし,チェコだとスークかマルティヌーの交響曲あたりでしょうか・・・。
ヨーロッパの町並みとオーバーラップさせる演出は,同じ CX系のF1中継を思わせるものもあり,興味深かったです。
でもって,昨日私が聴き取った名曲は以下の通りです。
もしかすると漏れている曲も有るかもしれません・・・。
交響曲第4番「イタリア」~第1楽章(メンデルスゾーン)
組曲「サルタン皇帝の物語」~熊蜂の飛行(リムスキー=コルサコフ)
バレエ「胡桃割り人形」~葦笛の踊り,花のワルツ(チャイコフスキー)
バレエ「ロメオとジュリエット」~キャピュレット家とモンターギュ家(プロコフィエフ)
二台のピアノのためのソナタ~第1楽章(モーツァルト)
交響曲第7番~第1・第4楽章(ベートーヴェン:OP)
ピアノソナタ第8番「悲愴」~第2楽章(ベートーヴェン)
「レクイエム」~第二曲「ディエス・イレ(怒りの日)」(ヴェルディ)
交響曲第9番「合唱付き」~第1・第2楽章
弦楽セレナーデ~第2楽章ワルツ(チャイコフスキー)
ラプソディ・イン・ブルー(ガーシュウィン:ED)
歌劇「フィガロの結婚」~恋とはどんなものかしら(モーツァルト)
歌劇「魔笛」~夜の女王のアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」(モーツァルト)
次回の選曲も楽しみです・・・。
いやー,ありがとうございました。
成る程「チェコ組曲」でしたか。
交響曲全集探しても1~5番の交響曲ではないし,「スケルツォ・カプリチオーソ」,「ノットゥルノ」,「野鳩」,「金の紡ぎ車」,「人生三部作」,「我が家」ではないことは分かっていたので,残ったのは「伝説曲」と「チェコ組曲」,「アメリカ組曲」あたりかと思っていました。
おかげさまで目が覚めた感じです。
バーで元カノに負け犬呼ばわりされた場面では,確かにシューベルト即興曲2番でしたね。
張り扇の場面(トランポリンを使っていたらしい)では確かに「月光」の第三楽章でした。
お礼に伺おう,と思ったらURLがわかりませんでした。
もし宜しかったら教えていただけると有りがたいです・・・。
確かにS足音大でしたね。
音大生がエキストラやっているようです。
特別編成の「のだめオケ」(原作のSオケ)は特別編成だそうで,プロと音大生の集団のようですが,第9をちらりと聴いた範囲では今ふたつでした・・・。
音源,今からメールチェックして譜読みです。
眠い・・・。
そうでしたか,あのアフロの兄ちゃんに山内康豊とは・・・。
ま,オレ様千秋にはぴったりでしたね。
次回は多分もじゃもじゃがのだめに不幸の手紙出したり水かけたりして,峰とのだめに「確保」されるエピソードでしょうか。
コミックス1巻で1話みたいな感じです・・・。
早くSオケとエロ巨匠のキャバクラ遊びの場面が出てこないか楽しみです・・・。
■プラハ回想シーン の背後で流れていたのは、ドヴォルザークの「チェコ組曲」(たぶん第2曲の「ポルカ」と第5曲の「フリアント」)
■バーで静かに流れていた曲はシューベルト即興曲2番
■千秋様がハリセンに叩かれるシーンで弾いていた曲はベトベンピアノソナタ『月光 第3楽章』
■のだめが「真一さ~ん」と、ベッドでいらっしゃいするところは、同じくチャイコの「花のワルツ」と思われます。
では
私も見ましたが、原作を読んでいないので、「この先どうなるんだ?!」と楽しんでみることができました。
・・・というか、初めの学校のシーンが出てきて、「おーーーー、S足大だ・・・。」と喜んでしまった私は、見る観点が全く違いますね。(爆)
P.S. 音源、届きましたか?(もしかしたら、なんですが・・・。)
配役にも違和感なかったですがkoshiさんのおっしゃるように、竹中直人がちょっといただけませんねぇ~。
いくら直人でも日本人ってだけでダメですねぇ~。外人さんであのスケベの演技が出来る人がいなかったのかもしれませんが…(^^)
のだめ役の子も良かったし、千秋先輩の玉木君も最高でした。
玉木君と言えば、彼を初めて見た時はウォーターボーイズの映画でアフロヘアーでした。
次に見たのは「功名が辻」です。
一豊の弟康豊を好演していますね。
そして千秋先輩。
見るたびに違う彼に少々びっくりしています。
あの漫画の面白さにどれだけ迫れるか、これからが楽しみですね(*^_^*)
余談ですが、「セーラー服と機関銃」も面白かったです。。。