koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

夏を感じる瞬間・・・

2013年07月17日 22時28分05秒 | 日々のこと,その他・画像等・・・

アイテム目当ての分家のお題です。
四季のある又とない美しい国に住んでいるという自負を持つ私ですが,やはり夏を感じる時というのは,他の季節と違って何とも言えないときめきというか,心の躍動を覚えます。
北国の長い冬が終わり,ようやくをもっての春の訪れの際は,ほっとした安堵感がありますし,なかなか暖かくならない気候に,やきもきしたりもします。
また,瞬く間に北国の短い夏が終わり,秋風が立つ頃は,何とも言えない寂寥感に苛まれることもありますし,個人的には1年で一番好きな季節である晩秋が終わって,木枯らしに枯れ葉の舞う長い冬の訪れは,歓迎されるものではありません。


そうした点でも,暑くてじめじめした夏の訪れではありますが,何だかんだ言って若い頃から,夏の訪れを渇迎してきました。
梅雨空に雷鳴が轟き,電光が走ると,いよいよ梅雨明けで夏本番。
不意に夕立が襲来し,あっという間に上がった後は,からりとした夏空が・・・。
若い頃の夏の訪れは,このように劇的だったと記憶しています。
近年は,梅雨明け宣言がないうちに8月になってしまったり,出先の札幌が仙台より暑かったり(道央は暑いのです),冷夏が続いたり(20年前の平成3~5年なんて酷く,平成の米騒動が起きた・・・って,近年ではないか・・・)・・・と,劇的な夏の到来とは程遠い状況ではありますが・・・。


夏を感じる風物は我が国に溢れていますね。
青い海原と積乱雲,白砂青松の波打ち際とか(山陰海岸のイメージ),万年雪をいただく日本アルプスの高峰と淡い青空(白馬とか鹿島槍とか・・・),渓流の涼しげな水しぶきと(日光の含満ヶ淵とか),どこまでも続く緑なす高原とニッコウキスゲ・・・(軽井沢や蓼科のイメージ)。
或いは,北日本だと東北三大祭りに代表されるように,夏祭りや盆踊りのお囃子の音色や,色とりどりの女性の浴衣姿に(をい)夏を感じることもあるでしょう。
最近はとんと見かけなくなりましたが,低い空を飛ぶヤンマや揚羽蝶,じわじわと鳴く声が暑さを助長させるような油蝉の鳴き声もまた,如実に夏を感じさせてくれます。
食べ物だと,やはりビールと枝豆に冷や奴(語るに落ちたか),心太,スイカ(今の子どもは嫌うらしい)に桃,出始めの葡萄(デラウェアが好み)・・・。
スポーツだと,やはり個人的には熱帯夜のナイターでしょうか・・・。
浴びるように生ビールを飲んでも,全然水分補給にならないという・・・。
あとは,花火に夏を感じる方も多いでしょうね・・・。
ただ,花火は,我が県の場合8月以降の打ち上げが多く,特にお盆以降の打ち上げ花火は,秋の訪れを象徴するような気がして,お盆という時節柄もあってか,いささかわびしい雰囲気があります・・・。


・・・ということで,いろいろとこちゃごちゃ書きましたが,最近夏を感じた瞬間は,何と言っても,蚊遣りに点火した時です。
あの何とも言えぬ臭いが,遙か昔-我が国の経済が右肩上がりだった昭和40年代を感じさせてくれます。
網戸なんて無い時代,部屋の中には蚊帳を吊って寝たものです。
戸外からは虫の声が聞こえ始め,蚊帳には時折ウマオイや蟋蟀が寄ってくる・・・。
言うなれば,かつてのNHKの看板番組だった(月曜夜7時半)「新日本紀行」の映像を見るような,日本の原風景に対する懐旧の念を大いに喚起されました・・・。
殺虫効果がある蚊遣りですので,勿論人体に良いわけは無いでしょうが,部屋の中にあの懐かしい臭いが充満していたとしても,決して不快にはならないことでしょう・・・。
ま,締め切っていれば別ですが・・・。


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