koshiのお部屋2

万年三歳児koshiの駄文のコーナーです。

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2006年11月16日 22時45分45秒 | コミック・アニメ

もしかすると,虫の知らせかもしれない。
昨晩「アストロ球団」を読みながら,当時(1973~4年頃)の少年誌の連載を思い出していた。
「アストロ」連載中の「週刊少年ジャンプ」で当時連載されていたのは,「トイレット博士」(とりいかずよし),「荒野の少年イサム」(川崎のぼる)あたりで,「サーキットの狼」(池沢さとし)が始まった頃だっただろうか。
有害図書としてPTAが目くじらを立て,逆に私ら子どもは隠れて回し読みした「ハレンチ学園」(永井豪)の連載が確か72年に終わり,「マジンガーZ」が連載されていた。


アニメ化もされた「マジンガーZ」(続編は「グレートマジンガー」)と当時人気を二分したロボットアニメが同じく永井豪原作による「ゲッターロボ」である(個人的には,こちらが好きだった・・・。続編は「ゲッターロボG」)。
但し,絵は永井豪のアシスタント出身の石川賢がかいていた(連載は「週刊少年サンデー」)。
そう言えば,あの頃の永井豪とダイナミックプロは分業制を敷いていたのか,「キューティー・ハニー」を石川賢がかいていたことがあり,それがまた恐ろしく色気のない(?)「キューティー・ハニー」だった記憶がある。
そんなことを思いながら,確か石川賢って半村良の「戦国自衛隊」(角川文庫刊)の挿絵を描いたり,海音寺潮五郎原作の「天と地と」や山田風太郎原作「魔界転生」のコミック版も出していたっけ・・・。
などと考えていたら・・・。


つい先刻,石川氏の訃報が入った。
享年58。
どうも最近の漫画家は短命なようだ・・・。
不規則な生活を送るとそうなるのだろうか・・・。


大家たちの影にあって,人知れず消えていく漫画家は多い。
永井豪のアシ出身,というかダイナミックプロの漫画家で私の知っているところを挙げると桜多吾作(おうた ごさく)とか真樹村正,小山田つとむ,なんてとこだが,現在もわりと名が知られているのは石川の他に蛭田充とむつ利之ぐらいだろうか・・・。


いずれにしても,武器・軍事,文学・歴史・忍術,ロボット+スペオペと極めてレパートリーが広く,いずれの作品も非常さとバイオレンス,そしてヒロイズムが横溢していた。私個人は熱心な読み手ではなかったが,気に留めていた作家の一人であった。
合掌・・・。


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