風通庵-直言

ヨモヤマ話

飲まなかった薬の回収を

2013-04-19 11:02:56 | Weblog
 医者の診察を受ける。誰しも経験することだが、医者の診察だけでは病気は治らない。薬で治るのである。最近は医者は処方箋だけを発行して、薬は処方箋薬局でもらう。もらった薬の明細を記した小片を「お薬手帳」に貼っておく。そんな仕組みである。
 それはそれでいいのだが、医者の処方に基づいてもらった薬を指示の通り全部飲むだろうか。いや、飲めるだろうか。
 あまりにも種類が多くて、しかも量が多い。
 例えば----例えばだが、実際の話、病状に合わせての3種類の薬(いや、2種類でも。4種類でも)を4週間分、28日分もらう。1日2回朝夕2回毎食後、と1日3回毎食後、症状が出た時等々、指示の通りに完全に飲むことはできない。まずもって、もてあます。これが現実である。

 そして、まだある。併せて他の医療機関、例えば眼科、整形外科、耳鼻咽喉科等の診療を受けたとすると、またぞろ薬、それも飲み薬の場合がある。こうなる薬攻めである。
 
 薬で満腹の状態。

 個人的な事情を話すなら、もらったくするを朝・昼・夕・寝る前等に区分しておいて、外出や、来客、飲み忘れ等で飲まなかった分はその都度捨てている。

 そこで、思うのだが、かかる飲まなかった分の回収する場所・機関があればいいのになあ、と。そうすれば公然と捨てられるから。捨てるというと語弊があるが、無駄な薬の排除である。全体的に見て、相当の量になると思う。かかる無駄な処方も、製薬会社にとっては利益になっている。効率のよい処方というのも医者としては無理かもしれない。また、製薬会社も手間がかかって利益を食いこむようなことに賛成しないであろうから、その中間で、「お薬手帳」も役立てて、ナントカ出来たらいいんだが----。

 飲まなかった薬の回収を!

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