風通庵-直言

ヨモヤマ話

六カ国の「草刈場」となる北朝鮮

2008-07-11 13:43:33 | Weblog
 六カ国協議がどうなろうと、アメリカのテロ支援国家指定が解除されようが、どこの国が重油を提供しようが、北朝鮮が核を廃棄することはなかろう。
 国滅んで核残る。
 核が残っても、将軍さまも生身の人間。

 援助する側よりして貰う側が偉い国・北朝鮮も、もはや手の内がすべて出尽くした感じで、北の核廃棄を政権の実績にしたいブッシュ政権より、その機を捉えたい北朝鮮の方の焦りが大きいのでは、と思う。
 北朝鮮の方が焦っているのではないか。北以外の五カ国の元首は変わっているし、その内の三カ国が担当者が変わっている。六カ国構成以来担当者の変わらない国こそ北朝鮮ではあるが、果たしてそれがよいことか。今に分かるであろう。
 いくら個人で権勢を欲しいままにして権力を誇っても、元をただせば、いや、たださなくても将軍さまも所詮は人間。寿命と言うものがある。命尽きればあの世行き。これだけはどうにも仕様がない。このままで後継者も決らず、すったもんだの挙句、いかに疲弊した国と言えども権力闘争が始まり、国内で核爆発。
 そんな事態を既に想定しての「利権あり」の発言でもあろうし、拉致の早期解決を表向きに利権を狙う思惑でもあろう。
 いまさら北の手の内のみえみえの策動に乗らずに、ゆっくりと、引き延ばし引き延ばしして国内の内紛を待って、六カ国協議をボツボツやればいいんです。

 その節は、六カ国協議は北朝鮮を草刈場としての群雄割拠、配分の会になるであろう。ロ―マも永遠ではなかった。

言わなきゃよかった一言が----ね、加藤くん

2008-07-11 11:49:59 | Weblog
 加藤く―ン。
 言わなきやよかったあの一言。
 安倍さんの「百害あって利権あり」に反論したつもりが、天に向かって唾を吐いたかたちと相成った。盛りの終わった政治家、貧すりゃ鈍するで、何を言おうと誰も聞く耳持たないが、運悪く、拉致被害者家族の逆鱗をかった。
 バカだな―。

 「国と国との約束」とは言いえて妙ではないか、加藤くん。 国と国との約束から北が拉致したのか、加藤くん。
 拉致はテロ、国家犯罪、その犯罪国家とわが国は同列か、加藤くん。
 でなくてもダ、国と国との約束を守るような国か、北は―。金個人国は―。加藤くん。
 安倍さんに対しての拉致被害者家族の反撃を予想しての、あの一言が、予想を裏切って、オノレに降りかかったとは何たる人の世の皮肉?
 しかも、後講釈。
 鈍したな―、加藤くん。

 あの、旧防衛庁長官、自民党幹事長の役職を若くしてこなしたあの時代が、政治家としての最高の時期。
 あ―、鈍したな―、加藤くん。