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Berryz仮面(16)

2009-03-11 | Berryz仮面
第4話『Berryz仮面・ザ・ミュージカル』

--アバン--

-北海道、酪農家吉田さんとこの牛舎。早朝。

餌を持ち鼻歌を歌いながらやってくる吉田さん。
「♪H・O・K・K・A・I・DOU~」(カントリー娘。「二人の北海道」)

吉田さん、怪訝な表情で「今日は、やけに大人しいな」
奥を覗き込み顔が真っ青になる。

「ひええええっ」
餌を放り投げ、逃げていく吉田さん。



-Sランク有事対策本部・司令室

はたけ司令に渡されたスポーツ新聞を読んでいる、よっすぃ~、梨華、あさ美、まいの4人。
よっすぃ~「ついに日本にもチュパカブラ登場……だって」

あさ美、はたけ司令を見て
「チュパカブラってなんですか」
まい「チュッパチャップスとは違うんですよね」
「違うわ。ま、外国の都市伝説みたいなもんやな」

梨華、手を挙げ
「私、ニュースで見たことあります。牛を襲うと言われてるUMAですよね」
「馬?」と、まい。

はたけ司令、まいのボケを無視しつつ
「政府からの情報によるとだな、北海道の牧場で牛が骨だけの状態で発見されるという事件が今日までに4件起きているとのことだ」
「それがこの、チュパカブラって奴の仕業だと?」と、よっすぃ~。
「本当にいると思てんのか、こんなの」
「いたら面白くないすか?」

「わかった!」と、まいが立ち上がる。
「なんや」
「それ、本当は私らのターゲットの仕業なんじゃないですか?」
「お。たまには賢いやないかオマエ。そこでやな」

はたけ司令、歩き回りながら
「この中から二人、Berryz仮面と共に北海道へ行ってもらおうと思う。行きたい奴おるか」

まいとあさ美、手を挙げる。
ちょっと遅れて、よっすぃ~も手を挙げる。
「3人か。でも2人までやな、ここでもやることぎょうさんあるし」

まい、よっすぃ~を睨みながら
「ちょっとよし子。こんこんと私、北海道出身なんだよ」
「関係ないでしょ。ずっとここにいるのも飽きたの」と、よっすぃ~。

はたけ司令、突然歌い出す。
「♪白上げて~上げません~、じゃんけんぴょんの、じゃんけんぴょん!」(ミニモニ。「ミニモニ。じゃんけんぴょん!」)

じゃんけんをする、よっすぃ~、まい、あさ美。


--オープニング--
テーマソング「我ら!Berryz仮面」

--Aパート--

-北海道の自然を走る、観光バスに偽装したBerryzタンク。

前の席にバスガイドの格好をした、まい。
中程に寝ているBerryzメンバー。
一番後ろの席に、これまた寝ているよっすぃ~。

マイクを持ち歌い出す、まい。
「♪ミニモニ。バスは~ミニのバス~」(ミニモニ。「ミニモニ。バスガイド」)

他のメンバー、爆睡している。

「ほら起きなさいよ。人がせっかく歌ってるんだから」
まい、桃子の頬を叩く。
唸りながら寝返りを打ち、顔を隠す桃子。


-Sランク有事対策本部・司令室

ため息をつくあさ美。
「私、じゃんけん弱いんですよね」
横の梨華「セクシージャンケンにすればよかったのに」
「……結構です」

「それじゃ私が元気になる歌、歌ってあげる。ミュージックスタート!」
テーブル上のスイッチを押す、梨華。
(「恋人は心の応援団」カントリー娘。に石川梨華)のイントロが流れる。
「♪こんな……」

あさ美、スイッチを切りながら「……結構です」



-北海道。Berryzタンク内

「この先直進しますと、まりもで有名な阿寒湖でございます」と、まい。

しかし、寝ていて誰も聞いてない。

まい、桃子を揺すり起こそうとする。
「起きなさいよ。桃子、まりもっこり好きでしょ」
桃子、慌てて起きて
「好きじゃないです!」
「見たいでしょ、まりも」
「はあ……まあ……」

しかし、直進せず左折し、森の中へ入っていく。
「残念、まりも見られませんでした~」とあっさり言う、まい。
頬を膨らませる、桃子。

Berryzタンク、自衛隊車両に囲まれた広場中央で停車する。
「すごーい。自衛隊の車、初めて見た」と感動している桃子に
「北海道では割とよくある風景だから」と冷静に返す、まい。

「一般車両が入って来られないように、政府がやってくれたんだ」よっすぃ~、あくびしながら会話に加わる。
「ここが、今日の寝床だな」

(つづく)