長野県諏訪二葉高等学校校長日記 2014・2015

諏訪二葉高校の校長です。校長の視点から学校の様子をお伝えしたいと思います。登校日毎日更新を目指します。ご愛読願います。

7月22日(水)PTA会報「かじのは」発行 2015-099

2015-07-22 17:35:49 | 日記

 

 上諏訪中学校が、体育館の工事のために、クラスマッチの会場がなかなか見つからず困っているとのことで、本校にも打診がありました。体育科とも相談し、本日午前中に、大体育館と小体育館の二つの体育館を、上諏訪中学校にお貸ししました。バレーボールを行っていました。本校の体育科の先生方やバレーボール部の顧問の先生方が、クラブ員を使い、事前に準備をしてくださっていました。ありがとうございます。また、藤木校長先生がわざわざご挨拶においでになりました。

 上諏訪中学校生徒の履物 

 「履物が揃うと心が揃う」という言葉を思い出しました。

 この時期、本校の体育は水泳をやっていますから、お貸しできました。

 校内では、午前中は水曜日の1時限から3時限の授業を行いました。その後、三者懇談会及び補習等を行っています。この時間、まだ、三者懇談真っ盛りです。

 今朝は、長瀬までゴミを拾いに行くときは、太陽の光を背中に受けて、非常に暑く感じましたし、学校に登校してくる生徒諸君も暑そうでした。しかし、日中は、風も出てきて、昨日に比べると、意外と過ごしやすかったですね。

 今日の1時間目、体育館の中学生の様子を見に行く途中に、北校舎1階の被服室をのぞくと、丸山先生のご指導の下、生徒諸君は、ランチバック作りに励んでいました。「何事にも一生懸命!二葉生、いいぞ!!」と心の中でつぶやきました。

 昨日の午後、校長室のドアを開けて仕事をしていると、「校長先生こんにちは。校長日記読んでますよ」とか「○年○部の○○の母ですが、先日の○○ではお世話になりました」とか、様々に声をかけていただきました。ありがとうございます。とてもうれしく思いました。今日も同様でした。

 昨日は、そんなこともあり、「校長日記」以外に何かできないかと考えていたことを実行に移しました(というほどの大げさなことではありませんが)。それは、知り合いの他校の校長先生のまねをして、腰原教頭に骨を折っていただき、「学校長掲示板」を校長室の前に作ったことです。まだまだ、たいしたものを掲示していませんが、徐々にいいものを作っていくつもりですので、よろしくお願いします。「デジタル」は今の世の中では必須ですが、やっぱり、「アナログ」も捨てたものではありません。教頭先生、ありがとうございます。

 また、午後、「信州大学研究会」を行いました。

 講師の先生方は、信州予備学校の先生方です。暑い中、ありがとうございました。

 文系講座 

 理系講座

    文系は13時から60分間、理系は14時から90分間、地歴公民教室で行いました。参加した生徒の話を聞きますと、「大変勉強になった」とのこと。今日学んだことを活かして、夏休みの勉強をしっかりとやってほしいと願っていますよ。

 昨日午前中、水泳同好会の顧問の小松先生が、北信越大会の結果を知らせに校長室に来てくれました。また、以下の写真と文章も。

 生徒たちも昼休みに校長室を訪ねてくれたのですが、あいにく電話対応中で会えませんでした。今日、昼休みに再度来てくれて、しばし、話をしました。

水泳同好会(北信越大会)より

 7月18(土)、19(日)の2日間、福井県敦賀市総合運動公園プールで行われた北信越水泳競技大会に3年の北澤君、2年の仲田さんが出場しました。前日17日の13時に会場入りしました。ちょうど台風が近くを通り、雨風の強い中、早速2人はプールで練習しました。

大会で背泳ぎに出場した北澤君は予選、決勝とも大きく自己ベストを更新し、100m、200mとも4位に入賞しました。インターハイ出場資格の3位には届きませんでしたが、ともに堂々たる成績でした。200m平泳ぎに出場した仲田さんは、自己ベストで31人中15位に入りました。2人が大きな大会で自己ベストを出せたことは立派でした。

今後とも、応援よろしくお願いします。

 

 さて、『天つ野』第11号(昭和26年(1951年)3月15日発行)について今日は書きましょう。

 

 巻頭言、千葉正志校長先生の話です。

 千葉校長先生は、巻頭言の後半部分で、こんなことを書かれています。

 元来、国家社会の隆昌の根源は国家社会に秩序の行われるにある。秩序の支配する国家社会の建設は何に求められるべきか、それは教育の力によらなければ成就し得ないのである。為政者も国民も、教育する者も教育される者も、真にその重大性を深くして理想の具現に努力すべきである。

 しかもその教育は所謂立身出世主義のものでなく、受験の為の教育でなくして、個人格を開発育成する生きた魂の教育でなければならない。吾々教師が安逸の間に教育が出来ると思ったり、生徒が見栄や体裁で校内を出入りすることは根本的に謬りで、真の教育とは如何なることか深く省察すべきであろう。

 いかがでしょうか。「個人格を開発育成する生きた魂の教育」といったくだり、私自身が肝に銘じなければならない言葉だと思って、今回紹介しました。

 こんな和歌も掲載されています。

 冬に入りて餌乏しければ四月より飼いつづけ来し兎を売りぬ

 思いきり泣かんと思う半ばにて学舎去らんときめし今宵は

 干柿のやせゆく軒に糸車ひびきのどかに祖母繰りたまう

 胸病める兄の日毎にほそり行くをわれみとりつつ心くづるる

 母と二人肥料を持ちて日の照れる畑につきて汗をぬぐえり(父逝きて)

 今回も、生活感あふれる和歌のいくつかを紹介しました。

 冒頭の写真は、本日発行のPTA会報「かじのは」の1ページ目です。

 2頁には、部活動報告、音楽会について、3頁は新任職員紹介、4頁は、PTA活動の紹介記事が掲載されています。保護者の皆さん、ご一読願います。