長野県諏訪二葉高等学校校長日記 2014・2015

諏訪二葉高校の校長です。校長の視点から学校の様子をお伝えしたいと思います。登校日毎日更新を目指します。ご愛読願います。

7月17日(金)明日、2学年「夢ナビライブ」 2015-097

2015-07-17 22:03:11 | 日記

 

 今朝の正面玄関 

 本日も、台風の影響を心配しました。教頭、事務長、教務係には、朝6時に学校に来ていただき、万が一に備えてもらいました。「備えあれば、憂いなし」。まさにその通りでした。「危機管理」の基本を改めて思いました。

   そんな中、JRの運行状況を見て、本日、通常授業としました。

 朝、6時5分、以下のオクレンジャーを配信しました。

 本日は予定どおり水④~⑥授業等を行います。
 07/17 06:05

 先日、岡谷駅の駅長さんに優れもののサイトを教えていただきました。「どこトレ」といいます。列車の運行状況を一目で見ることができます。以下に、スマホ用を掲載しておきます。

 http://nihonkai.exp.jp/hm/column/dokotore-sp.html

 明日は2学年が、公欠の生徒を除く全員参加で、愛知県まで、借り上げバスで、標記の進路説明会に出かけてきます。

 諏訪プラザ前 7時30分集合

 ポートメッセ名古屋 11時10分到着予定

 11時50分から15時10分まで30分の講座を5コマ受講

 16時 出発

 19時40分 上諏訪駅前到着予定

 詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。

 参加する2年生諸君、自分の進路選択の参考になるような、積極的な気持ちでのぞんでくださいね。

http://yumenavi.info/live/uketuke/kakunin/index_pc.aspx?p=nagoya

 また、3年生も、明日は土曜講座を実施します。

 校内では、本日から23日まで、午後には三者懇談会を開催します。保護者の皆さん、よろしくお願いします。

 今日は、水曜日の4時限から6時限の授業を行いました。

 昼休みに、正面玄関に行きますと、すでに保護者の方がいらっしゃいました。「お疲れ様です」と声をかけると、「校長先生、日記を読んでいますよ」とおっしゃいます。「ありがとうございます」とかえしますと、「『天つ野』の記事、いいですね。娘が、その内容を読んでくれています」とまたまた、おっしゃいます。さらに続けて、「昔の生徒さんは、語彙力がありますね」との発言。おかあさん、ヨークわかっていますね。ありがとうございます。

 本校生徒が、私の「校長日記」をお母さんのために読み上げているという新たな発見がありました。確かに「黙読」よりは、「音読」のほうがいいですよね。

 懇談会中、各学年、副担任の先生方を中心に、補習も計画しています。

 3年生化学補習

 3年生英語補習

 たとえば、3年生の本日の補習時間割は以下のとおりです。

 12:35~13:25 国語文系、英語、化学

 13:35~14:25 英語、英語、政治経済・現代社会、生物基礎

 14:35~15:25 日本史、国語理系、数学

 15:35~16:25 数学、英語、地理、生物、物理

 明日の3年生の土曜講座の時間割は以下のとおり。

  8:30~ 9:30 英語、英語、政治経済・現代社会、生物基礎

  9:40~10:40 日本史、国語理系、数学

 10:50~11:50 数学、英語、地理、生物、物理

 12:00~13:00 国語文系、英語

 本日、イービンさんが、本校最後の日を迎えました。校長室でしばし歓談しました。その後、一緒に「明治のピアノ」の前で記念写真を撮りました。アイルランドに戻ってから、この写真を、ぜひ、ご家族の皆さんと見てくださいね。

 今日も、イービンさんは、ホームステイ先からお弁当を作ってもらってきました。しかし、本校は午前授業。生徒たちは、ふつうは帰りますよね。そうなれば、イービンさんは誰と一緒に昼食をとればいいのでしょうか。

 なんということでしょう!!1年6部の女子生徒たちが、お弁当を持参し、イービンさんと最後の昼食をともにとってくれたとの話を聞きました。お弁当を作ってくださったお母さん?たち、そして、一緒にイービンさんと昼食をとってくれた生徒諸君、そういった心遣いを、私は大変うれしく思いました。ありがとうございました。 

 さて、今日も『天つ野』の話題です。今日は、昭和25年(1950年)1月23日発行の第10号についてです。

 物化部の「諏訪地方 温泉の研究」、生物部の「人の遺伝についての二、三の調査」も読みごたえがありましたが、特に、社会部の「高校生の心理傾向」に焦点を当てて、書くことにします。非常に格調の高い論調で、質の高い調査です。

 調査時期 昭和24年(1949年)7月

 調査対象 諏訪清陵高校生徒(男子)

      諏訪実業高校生徒(男子、女子)

      諏訪二葉高校生徒(女子)

      上諏訪中学校生徒(男子、女子)

 調査項目 1 読書について(816名)

      2 映画について(825名)

      3 友人について(464名)

      4 悩みについて(847名)

 こんな項目があります。今の高校生は、間違いなく、こんな百分率の高さで新聞を読んでいません。もちろん時代背景もあります。この時代、まだ、テレビがありません。ラジオの時代です。ネットもスマホもありませんから、ゲームをやることもありません。

 だいたい高校進学率は、全国的に、この昭和25年当時、43%でした。中学生の半分以下しか高校に進学していないという時代です。

 新聞を毎日読む者の割合 

 調査人数 二葉259名 清陵232名 実業207名 中学215名

       1年 2年 3年 

 二  葉  54 77 75    

 清  陵  94 95 92

 実業男子  86 93 ○

 実業女子  82 89 90

 中学男子  58 73 89

 中学女子  33 66 73

 こんな記述になっています。

 新聞を読む事は社会情勢を知る最も一般的な而も手近な方法である。自分達は社会の一員として生活しているのだと云う事を意識しておるならば、社会の動きに無関心でおられるはずがあり得ない。社会に関心を持始めるのは一体何時頃であろうか?これを知る為に「新聞を何歳位から読みはじめたか?」の調査を行った。その結果、8歳から19歳までのひらきがあったが18、9歳になって読始めた人はごくまれであることを付加えておく。調査人員816名中12歳から読みはじめたのが129人で全体の16%、13歳からが19%14歳18%15歳15%で12歳から15歳までの間が特に多い。

 読む場所は、男女別を問わず各学年を通じて「世界情勢」を半分以上の人が読んでいる。それに次ぐものが社説、政治、経済面、小説、三面記事等々。女子学生に比して男子は映画、マンガ、演劇、スポーツ等の広範囲に目を通している。これは家庭に於ける男子と女子の境遇の相違なども影響しないとは云えない。女子は学校から帰れば夕飯の手伝い、それに夕飯後のかたづけにと色々細かな用事に追われてせわしいが、しかし夕食後の一時にゆっくり新聞に目を通す位の時間は生み出せない事もなかろう。中学生をみると社説などほとんど読まれていない。三面記事、マンガ等があげられる外、男子生徒のスポーツ熱は激しく各学年を通して80%以上がスポーツ面を読んでいる。