歩かない旅人

牛乳を毎日飲む人よりも、牛乳を毎日配達している人の方が健康である。

 オスプレイで大騒ぎと報道するメディア。

2012-07-24 13:19:00 | あっちこっちからの記事ナナメ読み。
 新聞をまず読むのが日課みたい人っています。まず朝眼を覚ますと、新聞に眼を通すのが癖みたいになっているのは、何故でしょう。単なる好奇心だけではないようです好奇心は好奇心ですが、他のニュースと比較する癖がついて、まず自分の読む産経新聞と他の報道機関のニュースを比較すると、かなりの部分で肝心のところが、食い違います。
 一寸前までは、産経新聞は三流新聞として、記者クラブからも締め出されていたようです。それは雑誌を買う時に気に気になる新書があるとついでに買ってくるのですが、この前買ってきた本を今ごろ読み始めたのですが、ほんの題名は、その物ずばり、『新聞・テレビは なぜ平気で「ウソ」をつくのか』で著者は、上杉隆 (PHP新書) 720円です。
 まず予想どうりの内容でしたが、報道がいい加減な操作で世論を作り上げている様が、分かりやすく書いてあります。上杉氏は、「記者クラブが日本最大の問題だ!」との主旨を一貫して書かれていますが、今回のオスプレイ報道を見ると、まさにその通りの報道操作が、テレビ、新聞を通して実施されているのが、手に取るようにあからさまです。唯一産経新聞が私から言わせると、かなりまともに取り組んでいるように見えますが、何時まで続くか心配です。
 今日の産経新聞は冷静な態度を示していました。一面トップでオスプレイの問題を取り上げていますが、オスプレイ12機、岩国に搬入が完了したという、見出しとともに少し大きめの見出しで、【 低い事故率 感情的な反対 】と核心を突いた記事を載せています。他の新聞は多分多くの反対デモを中心に編集しているのではないでしょうか。ネットでこれから比較しようと思いますが、産経はかなりまともな意見だと思わざるを得ない記事が今までも多いことは事実です。
 まず事故率の記事が出ていますが、・・・・・オスプレイの事故率は、1・93。海兵隊の垂直離着陸戦闘機AV8Vハリアーの事故率は、6・76で、海兵隊全体の平均事故率は、2・45だ。普天間飛行場の現行機、CH46ヘリコプターは、1・11だが、むしろ「老朽し使い続けるほうが危ない」 (森本敏防衛相)じょうたいだ。・・・・・・・
 本当は日本を守る武器は日本で作るのが一番だし、造れる国だということは、日本国民は皆認識していると思いますが、今は、まだ作れない事情がアメリカとの取り決めであるのでしょう。しかし駐留アメリカ軍が必要として、表向きは日本を守る為となっていますが、無駄に飾っておいても何にもなりません。飛行訓練が必要です。
 アメリカ軍は試験飛行を行い安全性を確認した上で、普天間飛行場に配置するといわれています。オスプレイの特性はよくテレビで見るとおり、ヘリコプターと飛行機の2種類を兼ねています。しかも低空飛行が出来るということです。敵のレーダー網をくぐりぬけ、敵地深く侵入することができるそうです。そのため訓練計画では普天間飛行場のオスプレイを月に、2~3回程度、2~6機ずつ岩国基地とキャンプ富士(静岡県)に移動、高度150メートル付近での飛行訓練を実施するそうです。
 産経新聞の記事によると次のように書かれています。
 ・・・・・・だが、全国知事会は、19日、オスプレイが危険であるとして「自治体や住民が懸念する安全性の確認が出来ていない現状では受け入れることは出来ない」、と反対の緊急決議を採択するなど、飛行ルート下の自治体で反発が強まっている。オスプレイの開発段階や、今年2回の墜落事故によって、その危険性ばかりが強調されているが、10万飛行時間あたりの重大事故の件数を示す、「事故率」は海兵隊が所有する固定翼や回転翼の航空機の平均事故率より低いのが実態だ。・・・・・・・
 先ほどの事故率に示すように、これも阿多真っ赤ら信用するわけでは有りませんが、まー普通の戦闘用飛行機だと思っていますが、これが配置されると不都合な国やその国に信頼感を抱く連中が騒ぎ、先頭をきってメディアがその事故の状態を写した映像を何回も繰り返し長し、必要以上に危険だと煽り立てています。
 これこそまさに、上杉 隆氏の著書、『新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」を付くのか』を地で行っています。今日の産経抄にこれとやや関連したコラムが載っています。短い文ですから全文載せます。
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  《 産経抄 》  2011・7・24
 数年前の小紙大阪版に、「制服しました」と題する記事が連載されていた。文化部の女性記者がさまざまな職種の制服を着て、制服文化を追求するのが狙いだ。そのなかに、陸上自衛隊の迷彩服も含まれている。
 ▼迷彩の色やパターンは、日本の植物の分布や種類を考えた上で作られているそうだ。素材や袖の形などについても、千葉県松戸市にある陸上自衛隊需品学校で研究が続いている。着用した女性記者は、実際にほふく前進してみて、危険な任務に耐えられるように施された工夫に感心していた。
 ▼迷彩服をなぜか受け入れられない人の存在は、承知している。まさかそんな一部の声に配慮するあまり、首都直下地震に向けた自衛隊の訓練をないがしろにする防災担当職員が、東京都内の区役所にいるとは。
 ▼16日夜から、17日にかけて、練馬区の陸自第一師団から連絡要員の隊員が、23の各区に徒歩で向かった被害状況の確認などを想定した演習だが、11区が区役所庁舎内への立ち入りを拒否していた。「区民に迷彩服を見せたくなかった」と明かす担当者もいたという。
 ▼阪神大震災では、兵庫県知事から自衛隊に派遣要請が届くまでに、4時間もかかった。震災が起こるまで、県や神戸市の防災訓練に自衛隊が招待されず、救援活動の大きな妨げになったことも分かっている。自衛隊との連携がいかに大切か東日本大震災で思い知らされたはずだ。
 ▼昨年4月の小紙記事は、津波で家族4人を失った44歳の自衛官が、「これ着てますから」と迷彩服に触れながら、任務に没頭する姿を伝えていた。職員の心無い仕打ちにも顔色ひとつ変えなかったであろう、自衛隊員の心情を思うと、やりきれない。
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 このような仕打ちに対して、テレビはちゃんと報道したでしょうか。怒りの世論を伝えたでしょうか。「区民に迷彩服を見せたくないですから」と言う職員の心の中、頭の中は如何なっているのでしょう。組合の意向のほうが区民よりも大事なのでしょうか。いい訳じみた何の意味もない、戦後史観がこんなところにも顔を出してきます。
 昨日の産経新聞第二面にその経緯がかなり詳しく載っています。・・・・・・・・16日夜から17日午前にかけて行なわれた陸上自衛隊第一師団(東京都練馬区)の連絡要員の自衛隊員が東京23区に、徒歩で出向き被害状況や出動要請などを確認する、統合防災演習で自衛隊側が23区に対し「隊員を区役所庁舎内に立ち入らせて欲しい」と要請していたにもかかわらず、11区が拒否していたことが、22日までの産経新聞の調べで分かった。
 立会いも要請していたが、7区の防災担当職員は立ち会わず、「区民に迷彩服を見せたくなかった」と明かした区担当者もいた。隊員の立ち入りを拒否したのは、●千代田、●中央、●港、●新宿、●目黒、●世田谷、●渋谷、●中野、●杉並、●豊島、●北の11区。防災担当職員が立ち会わなかったのは、★千代田、★中央、★港、★墨田、★世田谷、★渋谷、★中野の7区。大半の区は、「自衛隊から要請がなかった」と口をそろえた。千代田区の担当者は、「いつ来て、いつ帰ったか分からない」という。
 しかし自衛隊は口頭で、23区に①、庁舎内に立ち入らせ、待機させて欲しい、②、駐車場を使わせて欲しい、③、防災担当職員に立ち入ってほしい。の三項目を要請していた。自衛隊担当者は、「区によって要請の中身は変えていない。お願いする立場なので、文書は出さなかった」としている。
 庁舎使用を認めた区担当者は、「区民の為になる」、「有意義だ」などと話していたが、三項目すべての要請を拒否した区担当者は自衛隊側に、「区民との接触を避けてほしい」、「迷彩服を見せないでほしい」と申し入れたという。
 自衛隊拒否の背景には、『外圧』に有る。23区のうち12区が市民グループから、「自衛隊に区の施設を使わせるな」との申し入れを文書で受け練馬区は今月12日住民監査請求を受けた。申立人は、「自衛隊員に区役所の水、電気を使わせるのは違法だ」と主張している。・・・・・・・・
 やはり左翼系市民グループによる、反日運動の一環と考えて間違いありません、日本に対する憎悪、自衛隊に対する同じく憎悪と拒否感、これは特亜の工作の目的と同じです、区役所までこれらの工作に乗ってしまったのでしょうか。恐ろしくなりますが。産経以外のメディアはこの問題を闇に葬ろうとするのでしょうか。