
Web日経9月12日情報では、9月8日に私のブログで取り上げました、「フラット35」とゆうちょ銀行の住宅ローンでゆうちょ銀が全国の地銀と組んで、少し高めの?住宅ローン(6~7%)を予定していると書きましたが、真相は複雑のようです。
全国地方銀行協会の小川是会長(横浜銀行頭取)は12日の記者会見で、民営化で10月に発足するゆうちょ銀行が地銀に住宅ローン事業で提携を打診していることについて、「(地銀協内には)やるべきではないという強い声があり、(応じる地銀は)おそらく無いと思う」と述べたそうです。ゆうちょ銀の新業務進出に反対してきた従来の立場は変わらないことを強調したと報じています。
住宅ローン以外での地銀とゆうちょ銀との提携の可能性に関しては「個別の問題」とした上で、「これまで地銀全体として(ゆうちょ銀の発足に)色々ともの申してきたのに、個別になったら突然手のひらを返すようなことはない」と強調して、政府による出資が残っている間は、基本的にゆうちょ銀と連携する可能性は低いとの認識を示したそうです。
この記事を読んで、冷静に金利の違いで毎月の返済額と総返済額を算出してみました。前提条件はローン金額が3千万円、返済方法は元利均等方式、返済期間は最長の35年で試算してみました。
結果は、金利を現在のフラット35の一番高い金利の3.5%の場合は、月々返済は123,987円で返済総額は52,074,620円。では、ゆうちょ銀行が行おうとしていた金利6%では、月々返済が171,057円で返済総額は71,843,903円で返済総額は借入元金の2倍以上に膨れあがっています。更に、7%で試算すると月々が191,657円となり返済総額は80,495,901円となり借入元金の2.68倍にもなります。返済期間が長いですから総返済額も驚くような金額になりますね。ちょっと高級車(500万円)を購入するのとは、訳が違ってきますネ!
この様な金額なら、所有よりリースが良いのかも知れませんね、月々家賃が19万円台です。その様にブログを書くと、きっと35年後は家賃ゼロと主張される方が出るでしょうが、35年先には戸建てであればリフォーム、マンションで有れば立て替え等が発生するかも知れません。実に、人間が住む事に掛かるコストは高いですね。つまり、住宅をローンで購入する場合は、住宅と住宅ローンの二つを購入することになります。余り考慮しない住宅ローンの選択を見誤ると大変にライフプランに狂いが生じるかも知れませんので、住宅ローン商品の選択の時は住宅物件を選ぶ以上に慎重に考慮しなければならないと思います。
情報元:PowerFP
![]() | 住宅ローンで死ぬな!―返済苦100%解決法田崎 達磨WAVE出版このアイテムの詳細を見る |



(経済・生活・家計管理・貯蓄・節約・旅行・ライフスタイル等に参加中)


