みどりの船

絵本と絵本まわりのこと、日々の雑感を少し。

おとなたちの絵本部屋

2007-11-21 | 講座・おはなし会・企画展 他
ペンギンハウス、今月のおとなたちの絵本部屋講座のテーマは、
”高畠那生さんの絵本”

この方について知っていたのは、多作な高畠純さんの息子さん
ということだけでしたが、まだお若いのですね。
1978年生まれって・・・まだ29歳!
しかも同郷(岐阜)出身というところが、親近感です。
絵本を出し始めたのも、2003年というから、まだ最近なんですね。

  

  

  

イーダちゃんに読んでもらう本あり、みんなでじっくり見る本あり。
ご自身で文・絵をかかれている絵本のほか、
斉藤洋さんと組まれているものが多いのも、はじめて知ったことです。

わたしはなんといっても、「チーター大セール」のシュールな
おかしさが一番のお気に入り。
高畠那生さんの絵本は、いろいろ考えないで見たほうが
より楽しめそうな絵本たちです。
いや・・・考えていたら、楽しめないというべきか。

どの本にも、必ず青や緑の顔色の悪ーい人たちが登場するし、
(いったい何者だろう?)
おはなしの展開は突然思いがけない方向に発展します。
しかも、イーダちゃんの指摘で気付いたことですが、
同じおはなし内でも、家具の配置やら、肝心の家具やらが
統一感なくちょっとずつ変わっていたりもします。
メインの絵の脇に、ちょこちょこ描きこまれる(つながりが
ないように思われる)モノたちの存在もとても気になるし、
なんだかよくわからないけど、目が離せないという状態。
独特の世界です。
もしかしたら、ものすごく好みが分かれる作家さんかも
しれません。

最後に、『サキサキ』をみんなで読みあいました。
短歌を2回 → 開いた部分の解説 → 
最後にもう一度短歌を1回 一人ずつ順番に読んでいきます。
わたしが最初に読んだのは、なんと!! 大好きなあの短歌。

 痩せようと ふるいたたせるわけでもなく 
       微妙だから言うなポッチャリって
                       脇川 飛鳥

まぁ、ほんとうに絶妙な順番だこと・・・

久しぶりに全編読んで、このシリーズいいなぁとあらためて
思ったのでした。(→過去ログ 
『ぺったんぺったん白鳥がくる』をじっくり読んでみたいな。
与謝野晶子さんの秋の短歌がとてもよかったのです。

今回のおもちゃであそびタイ!ムは、ドイツHABA社の
『海賊ブラック』 去年ドイツのゲーム・オブ・ザ・イヤーの
キッズ部門で、大賞をとっているゲームだそうです。
画像は・・・白熱していてとれず。(検索でたくさん出ます)
要はお宝とりゲームですが、思いのほか難しいのが
”ふいご”の存在。
学校の振り替え休みでママについて来ていた小学生たちは、
迷いなく、とてもじょうずにふいごを扱っていて、
子どもはさすが!と感心したのでした。
わたしは、ふいごが何度もかすって、白熱したものの・・・・撃沈。
サイコロとコマとふいご、ゲームの部品は簡単ながら、
こんなに盛り上がれるのが、ボードゲームのいいところですね。

             

そしてお楽しみ、今月のおやつは・・・『にんじんケーキ』
にんじんケーキといえば、大好きなホグロギアンの
『にんじんケーキ』ですよ。(→過去ログ 

キレイ!

おいし~。こうばしいのはシナモンでしょうか。
バターでなくサラダ油なのがちょっとヘルシー。
素朴でなつかしいような、優しいおいしさ♪
今回お子たちが多かったのに、たっぷりいただきました。
今月も、満足、満足。
わたしもこの型持っていることだし、挑戦してみましょう。
絵本部屋で出してもらうおやつ、リピート率高しです
コメント (10)
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