FU0M1の修行記録「打つべし!」

好きな事の上達のために…個人的な覚え書きです。
なおリンクフリーではありませんので、一声おかけ下さい。
暫く工事中。

第68回 富士登山競走

2015年07月24日 | 山登り
第68回富士登山競走5合目コース、走ってきました。

去年、第67回の結果
馬返し 01:20:45
Finish 02:34:35 (ラップ)1:13:50
制限時間内の完走ですが、山頂コースの権利を得るためには2時間25分以内にゴールしなければなりません。9分35秒オーバー…しかし、当時の私にとっては精一杯の結果でした。

でも、一度経験したから見えてくるものもあり、去年とは練習をかなり変えて、今年はリベンジ。
去年、毎週していたアップダウンのロード30km走は、惰性で走るだけなら無駄、一切やらず。故障も嫌だし。
スピード練習やらなきゃと思いながらも、嫌いでやらず(笑)
ロードはワラーチのみ。
筋トレと体幹トレは必須。

後は、登る力が欲しくて、とにかく山へ行って楽しくハアハアしていただけ(*ノ∀`*)タハッ
だから、結果がでるのかどうか全く予想できず、不安でした。
日本一の富士に勝てる気はしないけど立ち向かう!後悔だけはしないようにスタートから最後まで目一杯踏ん張ることだけ決めていました。


補給は今回、考え抜いた最小限。フレスクに入れて、タイムロスをなくす。
15kmのスピードレースだから朝食も少なく、消化するエネルギーロスも要らない。全てを走ることに向ける。


タグ。


六花さん\(^O^)/


「ランスマ!」の撮影風景。
鏑木さん格好いい!
私のトレラン入門は、鏑木さんのかっこよさに憧れて
ハブ君には、3合目のエイドで抜かれました。来年は一緒に山頂コース??


山頂コースに参加のまつむ。
他の選手と違って、服装も態度もいつも通り。逆にすごい人だなあと再認識した。
しかも結果は4時間。今度一緒にトレイルする約束、光栄だわ~♪


スペシャルゼッケンは、優勝候補に与えられる栄誉。格好良いお尻にメロメロです




6時の5合目は20℃、山頂10℃、快晴との声を聞きながら、7時の山頂コースのスタートを見守る。
トップランナーはランシューズが多い。
緊張感、盛り上がり最高潮、毎年恒例「皆で絶対山頂に行くぞ!」のエールに鳥肌、泣けてくる。

8時の富士吉田市の気温は30℃、5合目は27℃、晴れ。
楽しくなってきてニヤニヤし始める(爆)
さあ、行こう!ゾーンに入ろうか!
やりきる!どうせ辛いだけ。追い込んだところで死にはしないから、がっついてこ!!

8時30分、5合目コーススタート。
最初のコーナーを曲がると、正面に富士山が待ち構えています。でかい。遠い。でも、行く!

スタート前から、暑さ心拍上がりハアハア。
徐々に傾斜がキツくなっていくことにハアハア。
エイドで水を全身かぶり、ずぶ濡れでハアハア。
去年より動けてるかどうかなんて全く解らない。とにかく前へ、上へ。

追い抜いたり抜かれたりしているうちに、何人もの男性ランナーに声を掛けられる。
女子が少なく、ずっとハアハア言ってたからか?(笑)
余裕ないからウザい(爆)と思うけど、テンションあげてくためにも声を出す。
特に好みの男性には積極的に返事する(笑)

「頑張ろう!」
「ぅいっす!」
「あ、また抜かれた。」
「一緒にゴールしましょう!」
「まだまだ!」
「はい!」
「行こう!」
「行きます!」
何?この連帯感(笑)


「ロードは我慢」と唱えながら、歩きそうになるのを堪える。
『ここで歩いて、タイムオーバーしたら絶対後悔する!辛いだけでしょ?痛いだけでしょ?まだ限界じゃない!』
馬返し(11km地点)に目標タイムより2分速い1時間13分で到着。心拍を下げるためにも、エイドでアクエリ、梅干し、塩をつけたバナナ、レモンを摂取し、呼吸を整えてリスタート!


ここからは不整地…山道は文殊山、石畳は白山、階段は健森(笑)、他にも浄法寺山、別山、伊吹山とかを思い出すと楽しくて笑える。
殆ど走れず速歩き。でも絶対止まらないんだから!


時計見る余裕もなく、ただ登る。
少しでも邪魔な目の前のランナーをガツガツ抜く。
脹ら脛もつりかけるが、体幹使って登れば大丈夫、まだ行ける!

5合目、山道から最後のロードに両手を使ってよじ登ると、ガスって100m先のゴールが全く見えない。
1秒でも良い、2時間25分を切りたくて、よたよた走る。
ゴールと電光掲示板が見えた瞬間、「よっしゃーっ!」って叫んでガッツポーズ。


泣き笑いでゴール。
スキップも忘れ、1秒でも速くゴールしたかったのは初めて(笑)

第68回(速報)
馬返し 01:15:28
Finish 02:18:45 (ラップ)1:03:17

ロードは去年より5分速く、山道は去年より10分速い結果。
ロードはワラーチ効果。
トレイルは山行の成果。
スピード練習しなかったことも含め、トレーニングの通りの結果で、なんて解りやすい(笑)

ゴールはやっぱり今年も泣けました(ΩДΩ)
浮かぶのは、仲間の顔。
一緒に山行してくれた仲間。
ランナーズアップデートでオンタイムにドキドキハラハラ、結果を待っていてくれた仲間。
皆、本当にありがとうございました。

たぶん、これはサブ3.5位の力がある人なら、余裕で出せるタイムです(笑)
でも、私自身は、去年のベストで「自分はこんなものだ」と諦めてしまわなくて良かったです。

山頂コースは、今のままでは完走は無理。
でも、去年も「全力なのに、山頂への関門は無理だった」って思ったのに、イケたでしょう?
今の自分を超えることができるか?もう一度挑戦するチャンスを貰いました。ラッキー!
やってみようか。うん。

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2 コメント

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Unknown (hiro)
2015-08-21 00:14:59
こんなの初めて。
Fuomiさんをここまでした、富士登山競走が凄いです。
しっかりと、読ませていただきましたよ。
なるほど、山業はコレのためにもあったんですね。
僕も、凄く感動しました。
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hiroさん (Fuomi)
2015-08-21 12:55:39
ありがとうございます!
本当に、久し振りに本気で結果を出すことにこだわって、自分と向かい合いました。
それを、山と仲間が助けてくれました(*TーT)人(TーT*)
このレースだけは、最初から最後まで辛くて、誰にも勧められません(笑)
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