『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

秘密保護法案

2013-12-01 08:15:59 | 日記

朝まで生テレビCMカットし録画で見ました。30分近くCMをカットしました。これが録画の楽しみです。ところで、与党側の答弁者、磯崎陽輔議員、中谷元議員の反論がぶれていて、標的にされていましたが、孫崎氏や小池晃議員やごく少数以外は基本的に作ることには賛成だが、内容も不十分で性急すぎるというものでした。与党側がぶれていたので援護射撃するはずの手嶋龍一氏や森本敏氏も呆れてしまいました。法案は①防衛②外交③スパイ行為など特定有害活動防止④テロ活動防止に関する事項です。ウィキリークスからも分かるように、日本政府から給料をもらいながら、平気で情報を米国など他国に売り渡すスパイがいるのです。このようなことにはメディアは一切目をつぶりひたすらこの法案成立で報道の自由が制限されると騒ぎまくりますし、スパイそのものではと疑いたくなります。今回の議論の中で戦後日本の構図も少しずつ見えてきました。政治家よりも外交官僚が仕切り、自分たち組織に都合の悪い機密書類は“シュレッター”にかける。各省庁に都合の悪い案件は役人が特定秘密に指定し隠す。こんな状態だったのです。このままでいいわけはありません。日本版NSCに間に合わせるためや緊迫する東アジア情勢に対応するために急いでいるようですが現状が民主主義とはかけ離れた無法地帯であれば致し方ありません。しかし、どのような機密事項でも30年後、60年後の情報公開は必要です。尖閣問題も棚上げ容認で合意していたと中国から一方的に情報発信されていますが、日本は当時の園田元外務大臣や田中角栄元総理が密約を交わしたのか公表すべきです。

航空識別圏問題で米国がアメリカ民間航空会社に事実上、中国側が求める飛行計画提出に応じるように要請です。日本外交はハシゴを外された格好ですし、此の儘ではこの区間の利用は、安全を求めて日本の航空会社を避けてアメリカの航空会社に行ってしまうかもしれませんし、台湾に行く観光客が激減するかもしれません。米オバマ大統領の腰砕け外交にも呆れますが、もともと武力衝突の際には介入したくない意思の表れです。アメリカは本気で日米安保条約を守る気はない安倍首相の親米姿勢にも不安を感じます。早急に秘密保護法案を成立させた上で日本版NSCを開き、ホットラインで大統領と繋がるキャロライン・ケネディ駐日大使や来日するバイデン副大統領と緊密に対応を協議すべきです。


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