米英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)はギリアド・サイエンシズの新型コロナウイルス感染症治験薬の初期臨床試験が失敗に終わったと報じた。
FTは、世界保健機関(WHO)が誤って公表した草案文書の情報に基づき、ギリアドが中国で実施していた新型コロナ治験薬「レムデシビル」の無作為抽出による初期臨床試験で、症状の改善も血液中の病原体減少も示されなかったと報じた。今回はWHOテドロス事務局長が新型コロナウイルス発生時での情報開示の報告不備・遅延から米国と衝突し、現在世界保健機関WHO内が混乱し、誤って?事実が報道されてしまったのでしょう。いずれにしても「レムデシビル」が新型コロナウイルスに効かないとなると日本の富士フイルムホールディングスが製造する「アビガン」への期待が世界中で高まります。日本の技術力を世界に示せるビックチャンスですがテドロス事務局長は「ほとんどの国では、いまだに流行の初期段階にある。まだまだ先は長く、私たちはウイルスと長い間つきあうことになる」と述べ、長期的な視野を持って闘っていく必要があるという考えを示しており、日本国内でも5/6非常事態宣言全面解除とはいかないと思います。
以下抜粋コピー
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は23日、米ギリアド・サイエンシズの新型コロナウイルス感染症治験薬の初期臨床試験が失敗に終わったと報じた。
FTは、世界保健機関(WHO)が誤って公表した草案文書の情報に基づき、ギリアドが中国で実施していた新型コロナ治験薬「レムデシビル」の無作為抽出による初期臨床試験で、症状の改善も血液中の病原体減少も示されなかったと報じた。
ギリアドは声明で、中国で実施された試験は被験者が少なく打ち切られたため、結果は確定的ではないと反論した。
WHOは、ギリアドの試験に関する草案文書が誤ってウェブサイト上に掲載され、ミスが発覚した後すぐに削除したと説明している。
ギリアドのレムデシビルは新型コロナの有望な治療薬として注目を集めていた。
FTの報道を受け、ギリアドの株価は約6%下落した。
❷アビガンを製造する富士フイルムホールディングス(HD)は4月15日、アビガンの増産を始めたと発表した。3月上旬時点の月約4万人分から7月には約10万人分、9月に約30万人分に生産を増やす。政府の要請で3月上旬に生産を再開した。
子会社の富士フイルム和光純薬は1億円を投じ生産設備を改造。医薬品中間体の生産能力を引き上げる。これで1カ月に約30万人分のアビガンを生産できるようになった。今後は和光純薬の子会社、富士フイルムワコーケミカルが10億円を投じ、原薬の生産能力をアップさせる。10月以降の稼働を目指している。
カネカは4月16日、アビガンの原料を供給すると発表。株価は一時、501円のストップ高の3140円まで買い進まれた。「アビガン」が株価の特効薬であることは証明されている。
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