バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

ルーズボール…2014

2014-03-29 07:45:52 | やっぱりミニバス!
平成26年3月29日 土曜日
 
「ルーズボール…2014」


ルーズボール…両方のチームがボールを保持していない状態。

このボールを自分のチームのものにするという意欲。

それを『ボールへの執着心』と言いますが、

技術ではなく、ルーズボールを追う気持ちが勝敗を分けるのです。

ただDFを強化しても、ただリバウンドにいっても、 そのボールを自分のものにする!

…という気持ちの入ったプレーが、ルーズボールをマイボールにするのです。

ルーズボールをどのようにマイボールにするのか?

よく見るのは、手だけで取りに行こうとしていることです。

私はミニバスでも、「ルーズ(ボール)は見るな!体で(取りに)行け!」と言い続けています。

絶対にマイボールにするという意欲あふれたプレーであるためには、

相手が取ろうとするスペースを体で抑え、自分の体を入れて自分の懐にボールを抱え込むことです。

大事なのは、相手より低い姿勢で飛び込むのです。

またボールはコートのラインの外の障害物に触れるまではアライブです。

最後まで怖れずにチーム全員でボールに飛び込む意欲と姿勢が、チームのモチベーションを上げるのです。

ボールに対する執着心は、相手がボールを保持しているときにも発揮できるのです。

サイズが小さいプレーヤーでも、目の前にボールを下げたビッグマンがいたら、これを狙うのです。

私は、これをゴール下のDFでも 相手のビッグマンのポストプレーにパスフィードされたときは、

必ずカバーダウンさせ、 ビッグマンがゴールに向かってターンする瞬間のボールを下げる一瞬を狙わせています。

『カバーダウン! 挟め!』…がベンチからの私の指示です。

これらのボールに対するプレーは能力は必要ありません。

例えば、その他のバスケのスキルには筋力やセンスによって、プレーヤーによって差が出ますが、

『ボールに対する執着心』は気持ちひとつでできるのです。

コーチは、ルーズ(ボール)への飛び込みを示範しましょう。

子供達は恥ずかしながらやりますから、 恥ずかしがらない気持ちを心に植え込むことです。

真剣にボールを自分のものにするという気構えと気概です。

勝つことをあきらめないならば、ルーズ(ボール)を追うこと… あきらめることなく追うこと。

この気持ちを忘れないプレーができるチームは、プレー全体を全力で行うことができると思うのです。