バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

不満と感謝…2013

2013-03-16 05:01:48 | やっぱりミニバス!
平成25年3月16日 土曜日
 
「不満と感謝…2013」


“不満”は、自分の想いが通じない時に怒りを伴って溢れる思いかもしれない。

誰もが、自分が正当だと思うから、それを否定されれば、否定した相手に対する信頼感は一気に崩れるのだろう。

“感謝”の気持ちも雲散霧消してしまうのかもしれない。

色々あって…やっと笑って終わろうと、想いを表現して伝えようとしたことが、

全て否定されたなら、自分達の想いだけに留めておこう…と悲しい怒りに溢れるのかもしれない。

“自分達”が成したこと…ではなく、“自分の子供達”が成したことは誇れるものなのに、


もし子供達が、その不満の怒りを同じように感じるとしたら、コーチとして、これほど悲しいことはない。

私は、子供達には感謝の気持ちでいっぱいなのだから…

子供達には、バスケを通じて育まれた心を持って、次に向かって欲しいと願います。


小説『氷点』で有名な作家の故.三浦綾子さんの著書「明日のあなたへ」に書かれている言葉です。


『九つまで満ち足りていて、

十のうち一つだけしか不満がないときでさえ、

人間は まずその不満を真っ先に口からだし、文句をいいつづけるものなのだ。

自分を顧みてつくづくそう思う。

なぜ わたしたちは不満を後まわしにし、

感謝すべきことを先に言わないのだろう。』


人間の性(サガ)を思い知る言葉だと思います。

感謝をする心とは…、

自分の視点でものを見る限り、芽吹くものではないでしょう。

自分が、多くの命と、多くの支えによって生かされていることを知ることで、育まれるものだと思います。

命を頂いて生きていることは、人間の業(ゴウ)とも言われます。

だから、頂いた命の分まで…、生きなければならないし、

誰かに支えられ、また誰かを支えて生きていることを知らなければならないのです。

感謝の心を持って…