3月26日(月)、三月大歌舞伎「通し狂言 義経千本桜」の千穐楽の夜の部を観に行きました(大変遅まきのアップで申し訳ありません……)。
前日昼夜通しで観たばかりなのですが、熱が下がったら下がったで「健康体でもう一度音羽屋さん(尾上菊五郎丈)の『四の切』を観たい……」と欲が出てきまして(笑)、2日連続での観劇です。
とはいえ、平日でしたので、開演早々から観ることはできません。
会社が終わってから駆けつけ、「川連法眼館(四の切)」とそれに続く「奥庭」の場だけを観たのです。
こういう時、ひと昔前だったら一幕見席で観ていたのですが、ここ数年、一幕見席がやたらと混み合っているんですよね……。
人気狂言でなくても、一幕見券の発売時間のだいぶ前から列ができています。
今回のような人気狂言であれば、長蛇の列ができて立ち見になることは必至です。
会社が終わってから駆け付けたのでは、一幕見席で座って観ることは到底不可能……。
そこで、昼休みにケータイで、3階席のチケットをネット購入しました。
ネット購入するとクレジットカードで代金が決済され、そのカードを劇場前の「チケット引き取り機」に入れるとチケットを受け取れるしくみになっているのです。
電話予約だとチケットの受け取り期限が決まっていて、それを過ぎると自動的にキャンセルされてしまうのですが、ネット購入の場合はその場で決済されるので、開演時間を過ぎてもチケットを受け取れるのです。
開演前にチケットを受け取りに行ったり、一幕見席の発売(一幕見のチケットは、当日現地での発売のみです)のずっと前から並んだりする時間のない身には、ありがたいシステムです。
3階席のチケットは、もちろん開演から終演まですべて観ることができるので、それを一幕見券がわりに取るのは少々もったいないのですが……いいんです!
音羽屋さんの「四の切」を観られるなら損はないと思いました。
残りわずかになっていた3階席のチケットが無事に取れたので、何としても定時であがるのだ!と思い、とっとと仕事を進めて定時ダッシュで歌舞伎座へ向かいました。
無事、「四の切」に間に合いました。
劇場に着いた時、食事時間の幕間だったので、買ってきたおにぎりを食べようと席に向かいました。すると……私が座るはずの席に、荷物が置かれています。
隣の席のかたが荷物置き場になさっているのかな……と思いましたが、勝手にどかすわけにもいきません。
仕方なく、ロビーのソファでおにぎりをパクついていると、開演5分前のブザーが。
再び自分の席へ行ってみると、荷物の主はまだいらっしゃいません。
「どうしよう……係の人に言ってみるか……」と辺りを見回しましたが、3階席には係員が少なく、見当たりません。
そうこうしているうちに、荷物の主が戻ってこられました。
「あ、そちらのお席ですか?」
「あ、はい」
「あら、今お見えになったの……?」
「はい、そうなんです……(というか、この幕のために席をとったので……←心の声)」
「あら、ごめんなさい! てっきりもうお見えにならないものだと思って、こちらに移動してきてしまって……ごめんなさいね……」
「あ、いえいえ、すみません……(こちらが謝る筋合いでもないような気がしますが、とりあえず謝ってしまうチキンな私……)」
「こんな時間からわざわざ観に来る人がいるとは…」という感じで驚かれてしまったのですが、いるんですよ、そういうキトクな人が(笑)。
でもこの日はさらに上を行く人がいて(いや、上とか下とかいう問題じゃないんですが……笑)、「四の切」が終わった後、おしまいの「奥庭」の場だけを観に3階席にやって来たオジイサマがいらっしゃいました。あのオジイサマは、高麗屋さんのファンだったのかな……。
3階席での観劇は久々だったのですが、結構よく見えたので楽しめました。
千穐楽だったので大向こうさんもたくさんいらっしゃって、掛け声もたくさんかかって盛り上がっていました。
一幕だけの観劇でしたが、音羽屋さんの狐忠信を堪能できて、充実した気分で劇場を後にしました。
そしてこの日はもう一つ嬉しいことが。
ブログご縁のagmaさまと、劇場でお会いすることができたのです。
agmaさまが千穐楽の夜の部をご観劇されることは知っていたのですが、いかんせん、こちらが当日になって急きょチケットを取ったので、前もって打ち合わせておくことができず……。
「劇場でお目にかかれるといいなあ……」と思っていたのですが、広い劇場の中で見つけられるかどうか……。
しかし、やっぱりうまくいく時はうまくいくものなのですねー! 同じ日に1階席で観劇していた友人が、同じく1階で観劇されていたagmaさまとお会いできて、終演後に劇場入口で「agmaさまがいらしてたよー」と教えてくれたのです。
その少し後に劇場内から出ていらしたagmaさまに、めでたくお目にかかることができたのでした。
前日昼夜通しで観たばかりなのですが、熱が下がったら下がったで「健康体でもう一度音羽屋さん(尾上菊五郎丈)の『四の切』を観たい……」と欲が出てきまして(笑)、2日連続での観劇です。
とはいえ、平日でしたので、開演早々から観ることはできません。
会社が終わってから駆けつけ、「川連法眼館(四の切)」とそれに続く「奥庭」の場だけを観たのです。
こういう時、ひと昔前だったら一幕見席で観ていたのですが、ここ数年、一幕見席がやたらと混み合っているんですよね……。
人気狂言でなくても、一幕見券の発売時間のだいぶ前から列ができています。
今回のような人気狂言であれば、長蛇の列ができて立ち見になることは必至です。
会社が終わってから駆け付けたのでは、一幕見席で座って観ることは到底不可能……。
そこで、昼休みにケータイで、3階席のチケットをネット購入しました。
ネット購入するとクレジットカードで代金が決済され、そのカードを劇場前の「チケット引き取り機」に入れるとチケットを受け取れるしくみになっているのです。
電話予約だとチケットの受け取り期限が決まっていて、それを過ぎると自動的にキャンセルされてしまうのですが、ネット購入の場合はその場で決済されるので、開演時間を過ぎてもチケットを受け取れるのです。
開演前にチケットを受け取りに行ったり、一幕見席の発売(一幕見のチケットは、当日現地での発売のみです)のずっと前から並んだりする時間のない身には、ありがたいシステムです。
3階席のチケットは、もちろん開演から終演まですべて観ることができるので、それを一幕見券がわりに取るのは少々もったいないのですが……いいんです!
音羽屋さんの「四の切」を観られるなら損はないと思いました。
残りわずかになっていた3階席のチケットが無事に取れたので、何としても定時であがるのだ!と思い、とっとと仕事を進めて定時ダッシュで歌舞伎座へ向かいました。
無事、「四の切」に間に合いました。
劇場に着いた時、食事時間の幕間だったので、買ってきたおにぎりを食べようと席に向かいました。すると……私が座るはずの席に、荷物が置かれています。
隣の席のかたが荷物置き場になさっているのかな……と思いましたが、勝手にどかすわけにもいきません。
仕方なく、ロビーのソファでおにぎりをパクついていると、開演5分前のブザーが。
再び自分の席へ行ってみると、荷物の主はまだいらっしゃいません。
「どうしよう……係の人に言ってみるか……」と辺りを見回しましたが、3階席には係員が少なく、見当たりません。
そうこうしているうちに、荷物の主が戻ってこられました。
「あ、そちらのお席ですか?」
「あ、はい」
「あら、今お見えになったの……?」
「はい、そうなんです……(というか、この幕のために席をとったので……←心の声)」
「あら、ごめんなさい! てっきりもうお見えにならないものだと思って、こちらに移動してきてしまって……ごめんなさいね……」
「あ、いえいえ、すみません……(こちらが謝る筋合いでもないような気がしますが、とりあえず謝ってしまうチキンな私……)」
「こんな時間からわざわざ観に来る人がいるとは…」という感じで驚かれてしまったのですが、いるんですよ、そういうキトクな人が(笑)。
でもこの日はさらに上を行く人がいて(いや、上とか下とかいう問題じゃないんですが……笑)、「四の切」が終わった後、おしまいの「奥庭」の場だけを観に3階席にやって来たオジイサマがいらっしゃいました。あのオジイサマは、高麗屋さんのファンだったのかな……。
3階席での観劇は久々だったのですが、結構よく見えたので楽しめました。
千穐楽だったので大向こうさんもたくさんいらっしゃって、掛け声もたくさんかかって盛り上がっていました。
一幕だけの観劇でしたが、音羽屋さんの狐忠信を堪能できて、充実した気分で劇場を後にしました。
そしてこの日はもう一つ嬉しいことが。
ブログご縁のagmaさまと、劇場でお会いすることができたのです。
agmaさまが千穐楽の夜の部をご観劇されることは知っていたのですが、いかんせん、こちらが当日になって急きょチケットを取ったので、前もって打ち合わせておくことができず……。
「劇場でお目にかかれるといいなあ……」と思っていたのですが、広い劇場の中で見つけられるかどうか……。
しかし、やっぱりうまくいく時はうまくいくものなのですねー! 同じ日に1階席で観劇していた友人が、同じく1階で観劇されていたagmaさまとお会いできて、終演後に劇場入口で「agmaさまがいらしてたよー」と教えてくれたのです。
その少し後に劇場内から出ていらしたagmaさまに、めでたくお目にかかることができたのでした。
気弱に藤娘さんが謝るところで笑い、「上には上の」で笑いました。
3階席の歌舞伎好きの[物語]を感じますねー(笑)
偶然っていうのもいいものですね。また会いましょう。
お目にかかれて本当に嬉しゅうございました
またぜひお目にかかりとうございますー!
三階席での観劇って、舞台の奥行き感を楽しめるのが何とも言えずいいですよね
大向こうさんの声もすぐ近くに聞こえてきて、迫力がありました
聞き覚えのある声を聞いて「あ、あの大向こうさんだ!」と思いながら楽しんでおりました(笑)