日本の傳統(伝統)を守らう!

皇位繼承問題を主に扱ひます。メル突(場合によっては電突)を實踐(実践)・推奬してゐます。

皇室の長老が女性・女系天皇に反対(2)

2006-01-20 14:23:01 | 皇室・皇位繼承

寛仁親王殿下の談話:  本当は、私が発言するより皇族の長老である父に口火を切ってもらいたかったわけです。母の話では、父は宮内庁次長を呼んで、あまりに拙速な動きについてクレームをつけているということでした。これは去年の十月ぐらいの話です。

電突して宮内庁の基本方針を確認しました。

  1. 天皇陛下、皇族方が発言をし、 それが結果的に政治的な意味合いを持つと、 憲法に抵触する恐れがあると考へてゐる。 だからそのような恐れがある発言は控へて頂く
  2. 女性・女系天皇問題に関しては議論を見守る。 宮内庁としては積極的に動かない。 皇室が男系維持を求められてゐてても動かない。

ですから、凸の方針としては、

  1. 皇族方が発言することは憲法違反では無いので、 自由に発言させるべき。
  2. 皇室の意向(男系維持)を実現すべく宮内庁は動くべき。 皇室の男系維持の意向の発言を抑制してゐるにも関はらず、 それを国民にも知らせず、 中立の立場として動かないとは、 言語道断である。

といふのが良いのでは無いかと思ひます。

電突・メル突先:
宮内庁 http://www.kunaicho.go.jp/
 	TEL 03-3213-1111
各省庁一括 (全省庁へ纏めて送れる。宮内庁もあり)
 	http://www.e-gov.go.jp/policy/servlet/Propose

電突の概要:
私: 宮内庁はどういふ方針なのか?
庁: 国民の納得議論の推移を見守る。宮内庁でどうかうはしない。

私: 皇室の意向をなるべく反映するのが宮内庁の役目では無いのか?
庁: 宮内庁としては皇族方に発言を控えて頂いてゐる。
  皇族の発言は政治的な影響力を持つ。
  憲法にも皇族は政治的発言を控えるよう書いてある。

私: 皇族が政治的な発言されることが憲法違反だと考えてゐるのか?
庁: そういふことでは無い。

私: ではどうして発言を控へて頂く必要があるのか?
庁: 結果的に政治的な意味合いを持つと、
  憲法に抵触する恐れがあると考へてゐる。

私: それは宮内庁の見解か。
庁: 私の見解だが、次長もそのやうに発言されてをり、
  宮内庁の見解と思ってもらって差し支へない。

私: その様なことは憲法には書いてゐない。間違った解釈だ。
庁: 陛下にも皇族にもどのやうな自由に発言する権利がある。
  陛下や皇族の発言は普通の人とは重みが違ふので。。。

私: 貴方の憲法解釈が間違ってゐる。
  そのやうな間違った解釈をしてゐる人が宮内庁で働いてゐるのはおかしい。
庁: さうですか。

私: かういふ苦情は多いのでは無いか?
庁: いいえ、私は受け取ってゐない。

私: では国会が皇室の意見を聞いて国会で議論するのは憲法違反か?
庁: 国会や内閣が聞くのは憲法違反では無いと考へる。

私: 最後に名前を聞かせて欲しい。
庁: 個人の名前はお答へできない。

私: 長々と御回答有難うございました。

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女性・女系天皇「三笠宮家も憂慮」 寛仁さま、雑誌でご発言
[2006年01月19日 産経新聞東京朝刊]

 政府が女性・女系天皇を認める皇室典範改正案の通常国会提出を目指していることについて、歴史・伝統に根差さない皇室典範改正を批判している寛仁親王殿 下が二十四日発刊の団体機関誌で、「三笠宮一族は、同じ考え方であるといえる」と、父で昭和天皇の弟宮である三笠宮崇仁親王殿下と母の百合子妃殿下も同じ 意見であることを明らかにされていることが十八日、分かった。

 保守系の民間団体「日本会議」(会長・三好達元最高裁長官)の機関誌「日本の息吹」二月号で、小堀桂一郎東大名誉教授のインタビューに答えられた。題は「皇室典範問題は歴史の一大事である-女系天皇導入を憂慮する私の真意」。

 この中で寛仁さまは、三笠宮さまが昨年十月、宮内庁の風岡典之次長を呼んで、皇室典範改正に向けた拙速な動きに抗議されたことを紹介。

 寛仁さまはまた、皇室典範改正について「郵政民営化や財政改革などといった政治問題をはるかに超えた重要な問題だ」と指摘。自身のご発言 に対し、宮内庁の羽毛田信吾長官らが憂慮を表明していることに関しては「私がこういうインタビューに応じたり、かなり積極的に発言しているのは国家の未曾 有の大事件と思うので、あえて火中のクリを拾いに行っているようなきらいがあります」と述べ、相当の覚悟を持って臨んでいることを強調されている。

 寛仁さまは昨年、自身が会長を務める福祉団体の会報に、私見として女系天皇に異論を唱えるエッセーを寄稿。月刊文芸春秋二月号でも政府の「皇室典範に関する有識者会議」の拙速な議論を批判されている。

皇室典範改正 寛仁さまご発言要旨
[2006年01月19日 産経新聞東京朝刊]

 もしも、この平成の御代で歴史を変える覚悟を日本国民が持つならば、慎重の上にも慎重なる審議の上行っていただきたい。失礼な言い方ですが、郵政民営化や財政改革などといった政治問題をはるかに超えた重要な問題だと思っています。

 典範問題は単純な政治問題ではなく、日本国の歴史が変わるか否かという大事と理解しています。遠慮なく皆さんの前でも発言するべしと現在 は思っていますが、ひとたび法案が国会にかかってしまえば、皇族は政治的発言を封じられてしまっているわけですから、私は何も話せません。

 これは絶対にあり得ないと私は思いますが、色々な人に聞くと、「これは陛下のご意思である」と言っている人がいるそうですね。陛下のお 立場でああせよ、こうせよとおっしゃるわけがない。(女系だとか長子優先だとか)具体的におっしゃるわけがないということは声を大にして言っておきたい。

 本当は、私が発言するより皇族の長老である父に口火を切ってもらいたかったわけです。母の話では、父は宮内庁次長を呼んで、あまりに拙速な動きについて クレームをつけているということでした。これは去年の十月ぐらいの話です。それから「お袋は女帝・女系になったら大変なことになること、わかっているの」 と聞いたら、「もちろん大変なこと」だと言っていました。その後、父が年末に来たときに、「いいことを言ってくれたね」と、一言いって、さらに『八人の女 帝』(高木きよ子著)という単行本を「読んでおいてほしい」と持ってきて、それから月刊「文芸春秋」一月号に工藤美代子さんがお書きになった論文を、「私 の意見はこれと同じである」と、娘の分までコピーして持ってきてくれました。三笠宮一族は、同じ考え方であるといえると思います。

 本来、われわれ皇族は黙っていないといけないということだと思いますが、にもかかわらず私がこういうインタビューに応じたり、かなり積極的に発言しているのは国家の未曾有の大事件と思うので、あえて火中のクリを拾いに行っているようなきらいがあります。

 やはり民主主義なるものは「民」が「主」と書くわけだから国民一人一人がしっかりした、確固たる意見をもって、それが大多数を形成して議 会政治として実を結ぶということが原点だろうと思います。ところが、あまりにも今、皇室、あるいは皇室典範に関する情報というものが、皆さんお分かりに なっていなくて、女帝と女系の違いも分かっていないような方々が多い。

 皆さんが考えに考え抜かれたうえで結論がAになろうがBになろうが、われわれにはそれに反対する理由はありませんが、もし情報がゼロの 中で〇か×かとやられたらたまりません。この記事はできるだけ広く読まれて欲しいし、真剣に(日本会議の)メンバーの皆さん方が考えてくださって、また周 りの方々に広めて運動体にしていただいて、本当の世論を形成していただきたい。