日本の傳統(伝統)を守らう!

皇位繼承問題を主に扱ひます。メル突(場合によっては電突)を實踐(実践)・推奬してゐます。

保守、傳統(伝統)、國體(国体)、憲法

2006-02-19 23:59:59 | 本ブログに關して

昨年「保守」に目覺めた許(ばか)りで偉さうな事を言ふのは 氣が引けるのですが、筆者の考へる保守とは何か書いて置かうと思ひます。 保守とは、

祖先の築き上げて來た傳統(伝統)を尊守し子孫に傳(伝)へること

だと考へてゐます。

「皇統断絶」も書かれた、 中川八洋先生著「正統の憲法 バーグの哲学」は次の言葉で始まります。

歴史の神秘に育まれた国家とは祖先の叡知が幾世紀も幾十世紀も堆積したそのうえに築きられた荘重な建造物であり、祖先より相続した「世襲の生命体」である。この故にまた、悠久に国家が永続していくための命と活力のエネルギー源は、祖先を尊崇し祖先が残した伝統や慣習を畏れをもって保守していく子孫たちの、いわゆる「保守主義の精神」にしかない。

此の本は憲法の本ですので、次のやうに續(続)きます。

(中略)

この日本の迷走と衰落の原因の一つは、やはり日本国憲法にあるのは間違いない。

(中略)

憲法は浅薄な人間の知力で国家を「設計する」がごとくにつくるものではなく、いかなる天才の何十倍・何百倍も懸命な祖先の叡知の中に「発見する」ものであると考える英国や米国の憲法思想をもって、「正しい憲法」、すなわち「正統の憲法」というのである。

「憲法」と云ふ言葉は英語では「constitution」と譯(訳)されますが、 「constitution」には「國體(国体)」の意味も有ります。 (參考: 國體の表現としての憲法 東京大学名誉教授 小堀桂一郎) 上記段落の出出(でだ)しを國體(国体)と置き換へると更に意味が良く分かるでせう。

国体(を表す法)は浅薄な人間の知力で国家を「設計する」がごとくにつくるものではなく、いかなる天才の何十倍・何百倍も懸命な祖先の叡知の中に「発見する」ものである

日本は今、祖先の叡知とは何の關係(関係)も無い 日本國憲法をGHQと云ふか米國に押し附けられた儘(まま)の状態です。 今囘(今回)の皇位繼承(継承)問題も、 押し附けられた日本國憲法と現皇室典範が問題の主要な原因で有ることは明らかでせう。 元々大日本帝國憲法と舊(旧)皇室典範の二つにより国体(國體)を表してゐたのに、 皇室典範は國會(国会)で改變(改変)可能な一法律に格下げられ、 皇族男子が全員參加(参加)可能な皇族會議(会議)は廃止され、 皇族二人しか参加出來無い皇室會議(会議)が新たに設けられました。

日本國憲法と現皇室典範の破毀は、 日本の再生の爲(ため)には必要不可欠だと考へてゐます。 (參考: 押し付け憲法論)

さう云へば、2chで議論してゐても、女性・女系天皇を熱心に推進する人は、 必ずと言って良いほど現憲法を絶對(絶対)の物で有るかの如く語ってました。 憲法で變(変)へて良いと書いて有るのだから、 國會(国会)決議で皇室の傳統(伝統)で有る皇位繼承(継承)方法を變(変)へて良いと。

60年前に小數(小数)の人間で適当に考へた物の方が、 祖先の叡知の集大成である慣習・傳統(伝統)の上位に位置すると云ふのを 本氣で信じてゐるやうで、非常に恐しく感じました。 まあ其れが共産主義思想と云ふ事なのでせうがね。 偶々(たまたま)現代に生きる自分達だけの頭の中で考へた理想郷が現實(現実)世界でも 實現(実現)出來ると盲信し、 先人達の叡知の結晶である慣習・傳統(伝統)を破壞して推進して行く、 全く狂氣の思想です。

話を戻して、 「祖先の築き上げて來た傳統(伝統)を尊守し子孫に傳(伝)へること」 ですが、戰前、戰後直後の日本人は、 小学生ですら当然の如く知ってゐた筈です。 教育敕語に明確に書いて有り、当時の日本人なら暗唱出來た筈ですから。 http://kan-chan.stbbs.net/docs/chokugo.htmlより

教育勅語

朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニヲ樹ツルコト深厚ナリ
我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ此
レ我カ國體ノ精華ニシテ教育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス爾臣民父母ニ孝ニ
兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ
修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開
キ常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無
窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ是ノ如キハ獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス
又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン
斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所
之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト倶ニ拳々
服膺シテ咸其ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ

明治二十三年十月三十日
  御名御璽

参考:現代口語訳

 私の思い起こすことには、我が皇室の祖先たちが国を御始めになったのは遙
か遠き昔のことで、そこに御築きになった徳は深く厚きものでした。我が臣民
は忠と孝の道をもって万民が心を一つにし、世々にわたってその美をなしてい
きましたが、これこそ我が国体の誉れであり、教育の根本もまたその中にあり
ます。

 あなた方臣民よ、父母に孝行し、兄弟仲良くし、夫婦は調和よく協力しあい、
友人は互いに信じ合い、慎み深く行動し、皆に博愛の手を広げ、学問を学び手
に職を付け、知能を啓発し徳と才能を磨き上げ、世のため人のため進んで尽く
し、いつも憲法を重んじ法律に従い、もし非常事態となったなら、公のため勇
敢に仕え、このようにして天下に比類なき皇国の繁栄に尽くしていくべきです。
これらは、ただあなた方が我が忠実で良き臣民であるというだけのことではな
く、あなた方の祖先の遺(のこ)した良き伝統を反映していくものでもあります。

 このような道は実に、我が皇室の祖先の御遺(のこ)しになった教訓であり、
子孫臣民の共に守らねばならないもので、昔も今も変わらず、国内だけでなく
外国においても間違いなき道です。私はあなた方臣民と共にこれらを心に銘記
し守っていきますし、皆一致してその徳の道を歩んでいくことを希(こいねが)っ
ています。

今を生きる自分自身の(世界的に見れば)豐かな生活は祖先の努力の賜物で有り、 其れを子孫に殘す事こそが人生の目標で有る、 とかう考へない人が増えてゐるのが社會(社会)の荒廃の原因で有る氣がしてなりません。 かく言ふ筆者も 35歳にして漸(やうや)くかう云ふ意識を持つ事が 出來るやうになったばかりで、全く恥づかしい限りですが。 かう考へられないから刹那的に自分自身の利益だけ求めて行く人が多いのでは無いでせうか?

餘談(余談)ですが、 明治神宮も公表してゐる教育敕語の現代語譯(訳)は 皇室や臣民と言ふ概念を暈(ぼか)して書いて有るので嫌ひです。 一度電突して變(変)へろと言はうかと思ふ位です。(笑) 其のやうに暈(ぼか)すから却って左翼勢力に攻撃材料を與(与)へる事に成るのだと思ひます。

ところで、 安部官房長官が「國を愛する心」を明記した教育基本法改正案を通すと明言 したさうです。 筆者の安部官房長官の評價(評価)は最近下がりっぱなしでしたので、少しだけ見直しました。

然(しか)し教育基本法改正だけで無く、教育敕語復活を國會(国会)で堂々と議論出來るやうに成って欲しい物です。

一番問題とされてゐる箇所は、

、、、一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ (、、、もし(戰爭も含めた)非常事態となったなら、公のため勇敢に仕え、 このようにして天下に比類なき(皇室・)皇国の繁栄に尽くしていくべきです。)

と云ふ所ですが、此れの何處(何処)が問題なのでせうか? 此の國が皇國なのは事實(事実)だし、戰爭時に國の爲に戰ふのは當然(当然)だ、 さう堂々と言へる時代が來ることを願ひ草の根活動を續(続)けて行きます。

文法が間違ってゐるのは慥(たし)かに問題なのですがね。(「アレバ」では無く「アラバ」が正解)

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「日本の伝統を守ろう!」ブログの目的

2005-12-19 17:15:10 | 本ブログに關して

日本の歴史を見つめ直し、 日本の伝統文化を守る運動を草の根レベルで行うことを目標として、 このブログを立ち上げました。 遅ればせながら、筆者は今年35歳にして、歪められていた教えられていた日本の歴史や、 着々と進行していく日本の伝統破壊への活動に気付いた次第です。

阻止すべきことはたくさんあります。 女系天皇容認、人権擁護法案、靖国代替追悼施設建設、外国人参政権、 行き過ぎた男女共同参画、ジェンダーフリーなどなど。

基本はニュースで報道されるなど事あるごとにメル突(メールで突撃)することとします。 場合によっては電突(電話突撃)もします。

このページを見られた方は、周りの人に問題点を話す、HPやブログを立ち上げる、 自分でもメル突・電突するなど、個々人でできる範囲での活動をお願いします。 国民の一人一人が日本の伝統を守るという意識を持たなければ、伝統は守れません。 そのことを自覚して行動することが大事だと思います。

筆者は 9月に女系天皇という日本という国の根幹を揺がす重大な決定が なされようとしていることに気付き、 「 天皇家の万世一系(男系)による皇位継承という伝統を守ろう!」 というページを立ち上げました。 少しは女系天皇阻止の活動の役に立ったのではないかと思っております。

とは言え、これからも活動を続けなければ、 皇室典範が改悪され女系天皇が認められてしまうかもしれません。 女系天皇容認を阻止することを第一の目標とし、 その他の日本の伝統を破壊する活動を阻止の活動をこのブログで 情報発信しつつ継続していきます。

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