日本の傳統(伝統)を守らう!

皇位繼承問題を主に扱ひます。メル突(場合によっては電突)を實踐(実践)・推奬してゐます。

女性天皇「だけ」を認めることは不可能

2006-01-17 23:53:24 | 皇室・皇位繼承

女性天皇「だけ」を認めやうといふ動きもありますが、よく考へれば それは不可能です。女性天皇を認めるとその時点で女系容認への 流れが確定します。

と言ふのは女性皇族は皇族以外との婚姻による臣籍降下の既定が ありますから、女性天皇を認めかつ皇室典範に矛盾を無くすためには、

1. 女性天皇の皇族以外の婚姻を禁止する
2. 女性天皇が皇族以外と婚姻すると退位
3. 女性宮家を認める

のどれかが必要となります。1. で議論が纏まることは無いでせう。 2. に関しても、天皇が結婚により退位するなどといふ寿退職のやう なことを天皇といふ日本の最高権威の地位で認められるのでせうか?

結局、女性天皇容認は 3. の女性宮家が漏れなく付いてきます。 将来に渡って皇位継承者の生まれる可能性の無い宮家を皇室で 維持してゐくなんていふことが果たしてできるのでせうか?

何れは女系天皇容認へと向かはざるを得ないでせう。

何故旧皇室典範、現皇室典範で先例のあった女性天皇が排除されて ゐるのかもっと良く考へるべきです。 歴代の女性天皇は婚姻してゐる状態で即位したこともありませんし、 即位後に婚姻したこともありません。即位後に子を儲けたこともありません。 そのやうな苛酷な女性天皇の運命を排除するための物だったのでは 無いでせうか?

寛仁親王殿下は旧皇族の復帰を望んでをられます。先づは皇族方の 意見に真摯に耳を傾けるべきでは無いでせうか。

、、、と民主党と自民党でメールアドレスが分かる人全員と、 日本会議にメールを出しました。 民主党は女帝は容認してゐるが、女系容認は議論中だといふ記事がありましたので。 また自民党内でも、女帝だけは妥協して認めても良いのではと思ってゐる方も 居られるやうですので。

自民党が提出を見直すとの記事もありますが、これに安心すること無く凸するのが良いかと思ひます。

問題を共有してくれる方は、メル突・電突するなど御協力をお願ひします。

電突・メル突先:
日本会議 http://www.nipponkaigi.org/
 	TEL 03-3476-5611 FAX03-3476-5612 
 	E-mail ibuki@nipponkaigi.org
現職国会議員名簿 http://www.jca.apc.org/silvernet/giin_all.html

このブログを応援してくれる方は左のバーナーのクリックをお願いします。

2006年1月16日23時43分 読売新聞

前原代表の「女系天皇容認」発言、民主党内に波紋

 民主党の前原代表の「女系天皇容認」発言が党内で波紋を呼んでいる。

 同党は昨年の衆院選の政権公約(マニフェスト)で女性天皇を容認したが、母方が天皇につながる女系天皇については賛否が分かれている。

 民主党は16日、幹部が協議し、党内に検討チームを作り、慎重に意見集約する方針を決めた。

 前原氏は15日のテレビ番組で、政府が通常国会に提出予定の女性・女系天皇を容認する皇室典範改正案について「側室制度がだめなら、女系もやむなしだ」と賛成する考えを表明した。

 この発言直後、党役員室長の細野豪志衆院議員ら前原氏に近い議員が連絡を取り合い、対応に追われた。鳩山幹事長ら党内の一部に「(女系天皇は)日本の歴 史の中で経験がない話なので、慎重に是非を検討する必要がある」との慎重論があり、「代表の発言が党内の火種になりかねない」(側近)と心配したためだ。

 前原氏は16日、党幹部に電話し、「思いつきで発言してしまった。党内にそれなりに重みのある人をトップにすえて党内で議論したい」と釈明した。近く発 足する検討チームは、女系天皇への賛否や、皇室典範改正案の国会での採決の際、党議拘束をかけるかどうかなどを協議する。

産経新聞 1月17日

皇室典範改正案、高まる見送り論

安倍氏「党議拘束」真意は、徹底論議のメッセージ?

 政府が通常国会への提出を目指す女性・女系天皇を認める皇室典範改正案について、政府・与党内で「見送り論」が高まっている。女性天皇と 女系天皇の違いを理解していない国会議員もまだおり、「これから(認識を)深めていく必要がある」(久間章生自民党総務会長)ためだ。十日には、女系天皇 容認に慎重とされる安倍晋三官房長官が基本的には党議拘束が望ましいとの見解を表明したが、これも「実は法案提出のハードルを上げるための深謀遠慮」(政 府関係者)との見方が出ている。

 ▼女性と女系

 皇位継承は有史以来、父方に天皇を持つ男系で維持され、一度の例外もない。しかし、改正案を審議することになる国会議員でも、過去に十代八人いた女性天皇と、一人も存在しなかった女系天皇との区別がついていない者が少なくない。

 さらに、現在、皇位継承順位一位の皇太子さまが四十五歳、二位の秋篠宮さまが四十歳とまだ若く、実際に皇位継承の危機が訪れるのは「三十 -四十年後」(研究者)とされる。このため、「通常国会でやらなければならない緊急性はない」(久間氏)との国会提出見送り論が出ている。

 また、政府の「皇室典範に関する有識者会議」が、わずか十カ月、延べ約三十時間の議論で女系天皇容認を打ち出したことに、「知らない間に、一年くらい話をして決めるのがいいのかどうか」(自民党参院幹部)という反発もある。

 ▼男系派の攻勢

 自民党内でも、当初から女系天皇への反対・慎重論が強かったわけではない。

 最初は男系継承維持を主張する皇室研究者や文化人らが徐々に声を上げ始め、後には皇族(皇位継承順位五位)である寛仁親王殿下や、旧皇族 方が拙速な女系天皇容認に警鐘を鳴らした。こうした中で「勉強すればするほど、安易な女系天皇容認に危機感が募った」(若手議員)という議員が増えたよう だ。

 昨年秋ごろから、皇室典範改正に反対する国民集会もたびたび開かれており、十九日には、全国の神社の宮司約五百人が憲政記念館で「拙速な皇室典範改正を阻止する決起集会」を開く。

 超党派の保守系議員二百四十二人でつくる日本会議国会議員懇談会は今月中にも、政府の皇室典範改正案の対案を公表する予定。懇談会会長の平沼赳夫元経済産業相は、このほかにも女系反対派による議連結成を目指しており、男系維持派が攻勢を強めている。

 ▼あえて求める

 こうした中、自民党内には「この問題は、議員個々人の思想信条にかかわり、党議拘束はなじまない」と自主投票を模索する意見もある。ただ、安倍氏は記者会見で「内閣提出法案は今まですべて党議拘束がかかっている」と述べ、あえて党議拘束を求めた。

 この発言に対し、女系推進派には、安倍氏が女系天皇容認に転じたと解釈する向きがある。しかし、安倍氏と個人的に親しい日本政策研究セン ターの伊藤哲夫所長は十四日の皇室典範改正に反対する国民集会で、「党議拘束をかけずに自主投票とすると、野党の賛成票もあり、かえって成立してしまう。 安倍氏の発言は、自主投票という形で法案を葬り去るのは難しいので、党内で法案提出は認めないとなるよう徹底的に議論してほしいとのメッセージだと思う」 と解説した。

 小泉純一郎首相は記者団に対し、通常国会で改正案を提出する考えを示しているが、首相周辺は十六日、「党内の客観情勢をみると、今国会中に成立できるとは思っていないだろう」と明かした。

                   ◇

【用語解説】女性天皇と女系天皇

 女性天皇は文字通り女性の天皇で、これまで109代明正天皇、117代後桜町天皇など10代8人がいたが、いずれも父方に天皇の系統を持 つ男系女子。皇后だった未亡人か独身の皇女で、即位後に結婚したり、出産したりした前例はない。一方、女系天皇は、母方に天皇を持つ天皇という意味で、歴 史上、存在しない。皇室典範が改正されて皇太子ご夫妻の長女、愛子さまが皇位を継承し、その子供が即位すれば、男女を問わず史上初の女系天皇となる。