風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

伴吟

2017年10月01日 | 詩吟
朝、伴吟をする舞手とのご挨拶ができなかったので、チャンスを狙っていたら、午前の部の詩舞にも、出場されていたので、その、出番が終わるのを待ち、楽屋で、ご挨拶をして、一度だけ、あわせることができました。

関吟流は、譜の長いところがあって、日ごろお稽古をしている詩吟の流派での舞には、合わせにくいところがあるのでしょうが、完全に合わせて舞っていました。

若いゆえに、つたなくても、体を矯めることができるようです。

よく吟をを聞いてくださっていると、感じました。


小西如泉先生の発表会での伴吟は何度かお手合わせをして、ほとんどは、吟詠に合わせるのですが、時には、舞に合わせて、譜を変えてみたりしたことがありました。
今日の伴吟の菊穂流の舞に合わせられるのか心配していましたが、杞憂でした。

伴吟と決まったら、さっそく吟詠のテープを送ったら、送りっぱなしです。
舞手さんは、ひたすら、その吟詠に合わせて練習をして、当日の本番で初めて合わせるということが通例のようでした。

若い舞いてさんは、本当にすがすがしく、出待ちの舞台の上手と下手で、お互いにガッツメ[ズをしあって、意思の疎通をいたしました。
これで、すっと、気持ちが落ち着き、詩にほとんど目をやることなく、吟じることができました。すがすがしく邪念の無い、彼女のおかげです。

気持ちの良い伴吟でした。

そして、私の吟詠ですが、午前中の一般吟詠では、緊張が残っていたそうですが、こちらの伴吟では、よく声が出て、マイクにも遠ざからず良かったとの、評をいただきました。

私自身も、近来にない気持ちの良い吟詠でした。
この吟詠が、独吟の舞台で、できたら、良いのですねぇ。

聞いていてくださった方のコメントは、舞台も一日に、二度目になると慣れたねぇ、「だから、なんでも慣れなんだよ」と。

だから、ジャンジャン舞台に上がりなさいってことなんですね。


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江東区大会

2017年10月01日 | 詩吟
江東区の秋の文化祭の一環で行われる、「江東区吟剣詩舞道大会」は、一般吟詠、コンクール(独吟 合吟)、剣詩舞の部があります。

数年ぶりに、モチベーションが上がってきたので、一般吟詠の部に出場することに決めました。そして、伴吟にも名乗りを上げたので、衣装をどうするかなど、あれこれと、知恵を絞る毎日でした。

結局、小西如泉先生の教室の伴吟を何回かやらせていただいて、サポートで、舞台に出ることが、私のモチベーションのもとだと、わかったので、伴吟には自分から名乗り出ました。


この、誰かと一緒に、誰かをサポートして、あわよくば支えたいとの思いが、吟詠練習にも熱が入りました。

舞台に上がるのは、自分のためだよと、言われ続けているけれど、やっぱりなぁ。。。

さて、当日、一般吟のトップバッターは、昨年優勝者の吟詠です。
わが、芦孝会の女性のホープの吟詠を、発声練習の部屋へと向かう廊下で、聞きました。
臆すること無く立派に吟詠されるのを聞いて、驚きました。
この強さは、どこから来るのか。

その驚きのときめきが、緊張を呼び覚まして、発声練習は、緊張をさらに増してしまいました。
一緒に練習に行ったOさんも、心配するくらいでした。

「若い人が立派にやっているのだから、私だって!」との気概はなく、舞台の高さのみがのしかかってきて、どうやって、上がってきた「気」を納めるのか、大変でした。

昨日の失敗を続けないために、準備してきた詩を見て吟じることにしました。
友人からいただいた台紙は、とても、気を静めるのには最適でした。

無事、吟じ終えました。

たった4行の詩を覚えずして舞台に上がるなんて、おぼえられないわけがないでしょう?との思いは、完全に私の頭から払しょくされて、今日の、この、緊張を抑えるには、誰にも頼れない独吟の舞台では、台紙をもち、漢字を見るという作業で、観客と相互の視線を絶つというところにありました。

おかげで、マックスに達しようとした緊張をなだめることができました。




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準優勝おめでとう

2017年10月01日 | 詩吟
              おめでとう!


”こうとう文化件p祭 江東区吟剣詩舞道大会” 独吟コンクール一部・二部の部に於いて、大塚愛さんが、準優勝を獲得しました。

夢組からの初の快挙です。

今回は、声の調子が良いので、却ってどういう方針で、臨むかちょっと迷ったのだそうですが、押さえて、美しく吟じる方針で、行ったそうです。


いろいろと知識があり、日頃も、ご自身のコントロールについて深く考えているらしいので、かえって迷うようです。

私の若いころは、あらんかぎり精一杯しかないので、迷うことなどありませんでした。
吟じた後は、とりあえず「やった!」感だけです。
彼女は、うまくいったら行ったで、思い通りでなかったら無かったで、反省をしてしまうようです。
明るい彼女のことだから、いつまでも、うじうじはしていませんが、私より、デリケートなところがありそうです。

娘と同い年なものだから、まだまだ、自由にのびのびとね、と言い続けて居ます。
しかし、吟歴が長いのだから、今の私が悩んでいるのと同じ壁にぶち当たっているのかなとも、思えます。

芦孝会の中で、彼女のことを心配してくださっている方がたくさんいると思います。
その中で、わたしに、その思いを届けてくださる方は、揃って、「もっと思いっきりの声を出したら」と、言ってくださいました。

いつも気にかけていてくださって、本当にありがたいと思います。
なかなか、コンクールに関する良きアドバイスを受けるための時間が彼女には無く、もったいないことをしているのだろうと思います。



この結果をもって、次回の夢青葉のおけいこでは、彼女の思いを再確認したいと思います。

「コンクールの成績は、自分のためのもので、決して、先生に捧げるものではない。自分のために、頑張ってくださいね。」と、いつも言っているのです。

でも、彼女の気持ちはよくわかるのです。
自分のためにだけは、頑張れないけれど、誰かのためになら頑張れるのです。
それなら、それでいいのですが、うーーーーん。
その誰かって、誰が良いのだろうねぇ。


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