風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

遅れてきたサンタ

2022年12月29日 | 徒然に日々のことを
今朝の明け方、遅れてきたサンタが我が家の玄関にやってきた。
忙しい娘が、出先の帰りにサンタよろしく私たち夫婦の好きなものと
おすそ分けの良い香りのする果物を置いていきました。

今日のお昼に整体の予約が急きょ取れたので、そんな時間に帰って来ざるを
えないんだとか。

31日には、又来るから、忙しい娘には、顔を合わさないサンタになるのが
一番良いのです。
私としても、荷物を下ろすだけで、運転の緊張を持続したまま帰ってくれる方が
何より心配がない。

朝起きて、箱を開けたら、いい香りが届き、それぞれの好物を思い描いて
品選びをしたのを想像して、ほんとに私たちにとってサンタだねぇと思う。
そのサンタは、どの方面から帰ってきたのかと言うと、二品だけピックアップ
して見ましょうね。  野沢菜 小布施の栗かの子 

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今年最後 夢松風

2022年12月28日 | 詩吟
今年最後の練習は、いつもの顔ぶれで行われました。
新A-2のテキスト終了までは、順に行うと決めて進んできた今日の吟題は
「晩秋晴れを弄す」 宮崎東明 です。

基本吟だからと迂闊に詠うと細かいところで、躓きやすい詩吟でした。

その箇所は、10年選手は、さすがにそつなく吟じられました。

3月に参段、四段の昇段を控えている方は、その吟題で吟じました。
中でも律詩を吟じたTさんは、目覚ましい進歩ぶりで、野田会長の教室で
ブラッシュアップしていただいたのだねと驚き喜びました。
ご自身が大好きな吟題で、お家でも自主練習を毎日欠かさないとのこと。
この処、東大島教室は欠席がちで、今日の吟詠の仕上げは、ご自身の努力に
よるものとお聞きして、さらにびっくり!
このまま三月まで練習をして、どこまで上達していくのかと思うと、楽しみの
半面、25番の譜には自己流がふいと顔を覗かせるのをできる限り無くすには
何をすればよいのかを考えてみようと思いました。

三段のYさんは、ちりめん声と言っていたのが吟声になってきました。
大好きという吟題は、難しいのを選んでしまったと、後悔していましたが、
好きな吟題だから、難しいのにもがまんして前向きに対処できるのだからと、
励ましながらここまできました。
縮緬声を脱して、ある程度声の太さが出てくるとご自身で意識しないで、
ちょっとした揺りモドキが入るようになりました。
聞くと、その部分は、意識したわけではなく自然と出てきましたとのこと。
Yさんにとっては、「揺り」はあこがれではなく、お手本の音源を聞きに
聴いているのだそうです。
     これは、冥利に尽きることです。

この方が、「揺り」に気づき興味を持たれたら、どうなるでしょう?
興味は尽きません。

ゲストさんそれぞれも、声ののびやかさが出てきました。
かたや「憧れの揺り」をどうしても詠いたい方には、意識して出そう
としても出るものではないということを最近やっとわかっていただきました。
そして、大山の「七 六 五」の降りて来る音程を慌てず確実に踏むことが
出来ました。
良くお聞きすると、これも違う意味で自分では意識してなかったとのこと。
「コンダクターや、先輩の声をよくきいてね。」「はい!」のやり取りは、
いく度となく繰り返されました。
「テキストを見るのに一生懸命で、実は耳に入ってなかった」と、やっと
自分で気が付かれました。やっていたつもりだけで実は上の空であったことが発覚。
今日、やっと、一音一音をよく聞いて声を出し、体に刻みました。

声の低いゲストさんも、ご自身の音程で、吟じることをこれからどんどん
増やしていけば、もっと、自分の吟詠ができるようになるはずのことが
さらに見えてきました。
吟詠の速度も、安定して来て、いい味が出てきました。

この努力をしていけば、
     独りよがりではない関吟流が詠えるようになる!

一年の締めくくりとしては、それぞれが、とても魅力的な吟詠です。
来年の始まりが、楽しみになりました。

          一年間ありがとうございました。

練習後は、近くのファミレスで、お茶をしました。
教室の延長で、全員の耳に入れなくてはと、声が大きくなりすぎたと、
毎度同じことをこれを書くいまごろになって反省しています。

小さくて通る声は、鷺照先生の真骨頂だったのになぁ。これもあれも、身に
着かないままだったなぁ。
もう一度「照」であったあの頃に戻って見たいと思う。

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昔語り

2022年12月26日 | 詩吟
昨日の飲み会では、席の関係で、二つのグループに別れでしまいました。
常々気になっていた、10年のブランクについて話し始めたのをきっかけに
昔語りとなり、東京に詩吟の会が生まれた時の、様子なども語られました。
私以外にも、創設時期にいらっしゃったS先生の話も興味深かったなぁ。

昭和が終わりを告げるころ亀戸青年館で、練習がはじまった時のこと。
二人の娘を連れて練習に参加したことは私の思い出話。
そしてその青年館祭りで初めての書道吟を披露なさったこと。
その時は、現在では、昇格なさって哲皚会松戸支部のトップのS先生の吟詠で、「富士山」の書であったことを
初めて知りました。
この書道吟は、私の記憶にはなく、今日初めて聞き知りました。
せっかくの機会に私はなぜいなかったのかと、思い返してみると、その頃から
舞台にあがることにはあまり興味がなく、練習にさえも参加しなかったのです。
そしてそのためS先生の記憶がなかったのだね。
その練習に参加していれば、別のかかわりも出来ていたのだねぇ。。。

私は、S先生は中央会が発足してから、初めて練習を共するようになったと、
記憶していたので、その前からそんな大役を勤めていたとは、露も知らず
大変失礼いたしました。
たまには、こうして、昔語りもして、思い違い勘違いを修正しなければ。
知らないことがいっぱいありそうです。
その青年館祭は、1987年野田会長のご自宅に東京連絡事務所を設立した翌年
関吟東京中央会発足と同じ年です。

奇しくも野田会長をのぞいて四人の内二人が当事者であったという偶然に
出くわしたおかげで、昔語りに花が咲きました。
それは、昭和の最後の年のことでした。
(正確を期するため、公認東京芦孝会会創立二十周年記念大会記念誌を参照)

なかなか、こんな話をすることがありませんから、貴重な時間でした。
S先生、又お話をする機会があるでしょうか。
意識高い系のS先生と会員であっただけの風来坊の私とでは、
話がかみ合わないかもしれませんね。是非、お聞かせ願います。
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空白の10年

2022年12月26日 | 詩吟
  東京芦孝会歴史                  履歴                     
'87年(S62年2月1日)  東京連絡事務所設置  ’87年?練習開始
                           ’91年(H3/9/20)再入会
                      ’97年 本格介護生活
’99年(H11年4月24日) 東京支部設立     '04年 モンゴル   ↓
      ↓ 10年              ’07年 帰国  10年休止
’09年(H21年11月22日) 東京支部創立10周年大会 
’12年(H24年4月22日)   東京芦孝会へ
’15年(H27年6月6日)  公認会となる

1998年~2007年の10年間は、私にとって、詩吟の空白の時代です。
’97年に私の開腹手術のため、母を施設に預かってもらったら、転倒により、
車いす生活となってしまう不幸に見舞われました。
それとともに、認知機能がさらに落ちたため、介護生活を余儀なくされる。
生来、一つのことしかできない気質のため、詩吟の活動は、休止とする。

お預かりしていた瑞江教室ともお別れをして、それ以来の瑞江教室の指導者の
変遷は知らないまま。

東京連絡事務所が東京支部に昇格して、更に会を盛り上げていく大事な時期に、
私はまるっきり関わりを持たずにいました。
情報は、毎月送られる’KANGIN TOKYO NEWS’から得られました。

そして、母を見送った翌年、ウランバートル生活が始まり、更に縁が
遠くなりました。

その間、野田会長の計らいで、会員登録だけは継続していたわけです。

帰国の挨拶と年会費払い込みのお手数を願ったことについて、お礼を
申し上げに、中央会へ行きました。
ちょうど、10周年大会の委員会が発足して、いろんな動きが始まっていました。
それで、つい、舞台について、その立場でもないのに意見を言ったのが、
きっかけで、復帰する覚悟もないままに幹事の末席に居ることとなりました。
作業を通じていつの間にか、前からいたかのように、誘いこまれていました。
実に包容力のある芦孝先生はじめ芦孝会幹事さんたちのおかげです。


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満足感あった?

2022年12月26日 | 詩吟
半年間和歌の練習が続き、苦しい毎日でした。
今日の中央会の練習は、漢詩に戻りました。
今日は、いつもより声を出す機会がありました。
男性と女性それぞれの高さの合吟を設けてくださいました。
一節ずつつぶやくように吟じて、そのあともう皆さんの前で発表という
流れは、辛いものがありました。

律詩は、2行ずつの連吟で、4人で発表をするのは、いつものことです。
二巡目が回ってくると、4行分の吟詠ができるわけです。

今日は、なんだかいつもより張り合いがない。
和歌を逃れて漢詩になってうれしかったのに。

あれこれとあがき格闘した半年間は、かなりの満足感があったのだねぇ。

果たして、私って漢詩が得意なのだろうか。

とっても不満足で、期待した喜びがなかったなぁ。

やれどもやれども、望みの位置に立てないねぇ。

向上心があるということにしておこうか。
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今年最後の中央会

2022年12月26日 | 詩吟
第4日曜日関吟東京芦孝会中央会の日。
金曜日に印刷したKANGIN TOKYO NEWSをリュックにしょって、いそいそと出かける。
珍しく体調異変により、途中下車をして、時間ギリギリに到着。
一緒に、ニュースの仕分けをしているTさんは、アクシデントメールを見ていて
くれたようで、落ち着いて待っていてくれました。
今日は、幹事会では問題がないようで、仕訳が終わるまで、会議開始を待って
いてくださいました。

今日の、トピックスは
1.残り3か月を前にして、増強予定会員数を超えました。
2.芦孝会の教室に、テレビ取材が入りました。
   私の幸福時間」 1月4日午後9時48分から テレビ朝日 放映
                            (注 定例の放映時間とは違っています。)
3.新幹事参加。1月よりオブザーバーとして参加、総会にて承認を待つ。

1年の終わりに、目出度いニュースで締めくくることが出来ました。
コロナ禍に、強い意志を持って留まることをせず、継続してきたことが
いろんなことを証明してくれました。
関西吟詩文化協会東京芦孝会は、思いをかけた分がそっくり返ってくる組織
であると思いました。
 
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夢松風土曜日教室

2022年12月17日 | 詩吟
4月に始まって、年の瀬となりました。
愉快に練習が続いて、いつものように終わりました。
特に願いもなければ、反省もない年度最後のお稽古でした。

姿勢を正して、喉を開けて、しっかりと声を出しています。
体調もほぼ正常に戻り、2人の足並みは、揃っています。

いつもと同じように始まり、いつもと同じように終わりました。

賑やかに、自由に思いをぶつけてくるメンバーに、育てる喜びがある。
おかげ様、ありがとう。

来年は、8月に昇段試験です。
がんばろうね!

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たが 箍 II

2022年12月13日 | 徒然に日々のことを
箍は、そうやって修理に回る職人さんによって、補修をして、又息を
吹き返して、新しい次の仕事をするようになります。

箍だけでなく、本体の木材もすきまが出来たりゆがんだりして、本来の
仕事をこなせなくなります。

基本の基を大切にしあがっていたのに、時間の経過とともに、変化します。

人間のすることも、同じで、あれほどきっちりと体に刻み付けたはずなのに、
それを維持していないことや油断して変質しているのを見つけたりする。
                      フリー素材

その初期のころでは、その通りで良かったことも、習練により技が磨かれると、見劣りしてきたりする。

職人さんがそばに居て、間違いや経年劣化を正してくれるなら、安心なのだが。
自分で気が付いて修正せねばならなくなってくると、見過ごして
しまいます。

私にも、箍を外して締め直してくれる職人さんが欲しいなぁ。
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たが 箍 

2022年12月12日 | 徒然に日々のことを
珍しく、夫が饒舌に語り始めて止まらない。
「箍を締めるったって、今の若い人は、意味がわからないだろうよ」と、
言って、始まりました。

綺麗な空気と水しかない田舎育ちの夫には、外からの来訪者は、誰であれ
お祭り騒ぎなのです。
まして、何かの作業をする職人さんの手の動きをみつめているのは、
ワクワクして、その一部始終を食い入るように見守っていたらしい。

そのなかでも、木桶の箍を締め直してくれる人の手元をながめるのは、
特別に、うれしくむねがはずんだとか。

       
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目の前に箍をはずした木片と割いた竹の皮が今にも目の前に浮かんで
来そうな勢いで、目を輝かせながら、その作業の一部始終を語り続けました。

あれ、全部外すんだよ。締め付けるだけじゃなくてね。
竹は長いまま持って来て、その場で割いて作るんだ。
編んだ竹を巻くのじゃなくて、編みながら巻くんだ。

辛うじて、その様子を思い浮かべることが出来るが、木桶薄く裂いた
竹をみたことのない人には、到底無理だろうなぁ。

デパートの屋上の飛行機や、お子様ランチの経験はなくても、夫は、
こんなにワクワクする経験があるんだねぇ。

半世紀前のことを、こんなに嬉しそうに幸せそうにそして、
手に取るように語れる体験をした人なんだ。

そして、その体験は、また見たいと思っても思い通りにならず、
大事に丁寧に使って、やっと、次に箍が緩むまで、待っているしか
ないのです。
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兎年のカレンダー 田村仁美

2022年12月11日 | 徒然に日々のことを
ー四季のよろこびー  田村仁美 2023年カレンダー

 

来年の、田村仁美カレンダーが届きました。
愛らしい兎の表紙絵です。
来年も、お楽しみいただけます。


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