風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

そのまま待つ

2017年10月12日 | 体を整える
練成会の吟詠発表では、息が下に下りなかったという話から、今日の施術が始まりました。

あれこれ話をしながら、なかなか難しいですからねぇと、話が終わりかけた時、誰かのために何かをするときのの話が出て、「それっ、それですよ」と言ったら、ほらその『それっ』と言ったときに、しっかりと丹田に気が込められてましたよ。と、先生がおっしゃいました。

今度、舞台に出る前に「それっ」と言ってみたらどうですか?なんて笑い合いました。

先生もそうですが、誰かのことに集中している時は、不要なところに力が入らないから、いいんですよねぇと。

自分の時になると、どうしても、せっかく下りた息もふっと緩んで、上に上がってしまったり、不要なところの力は入って、なかなか、コントロールができないのです。


そして、膝伸ばしのコツを教えていただいている時、「そこでそのまま待つ」そうすると、「緩んでくるんです。」「動いてくるんです。」とおっしゃった言葉に、揺さぶられる思いがしました。


「無理にグイッと持っていくのではなく」という表現よりも、「待つ」という表現が、一番ふさわしいと、思えてきました。


子育てと一緒ですよねぇ。

その子に、わかる言葉、を吟味して、投げかけて、待つ・・・・・

成人した大人には、特に伝わる言葉選びというのが、大事なのだと。

そして、同じ言葉でも、それぞれの意味するところが、違っているということに気づくことも大事だと。

先生も、同じようなことを考え、井本整体を伝えていくのに、いろいろと試行錯誤をなさっているらしいことがうかがえて、「子育て」という言葉になって出てきたのだなぁと思う。


今日の体操の胸椎8番への働きかけの体操は、簡単なのですが、奥が深く、だれか専門家でなくても良いけれど、8番を指し示してくれる人が居たら、出来そうです。

この体操のせいなのか、今日の施術のせいなのか、今までで、初めて、帰宅してから重い疲労感に襲われました。

施術をすると体は疲れるはずなのに、今までは、元気になったと感じてしまうので、寄り道をしないでと言われてもつい、寄り道をしていました。

今日は、寄り道もせず、まっすぐ帰っても、さらに、起きていられないくらいの疲労感に襲われました。
わぁ、これが本当に施術を受けて、それを体で感じたということなのだなぁと。

鈍い体は、疲れさえも感じないから、余計につかれることを体に強いていたと、感じたことでした。

そして、施術してもらって初めて、胸が狭まって、苦しがっていたことを知り、体って、本当につらいところをわかってないなぁ。

そして、心を病んだ人も、本当のところをわからない、あるいはわかろうとしていないんだと、思う。



体の不思議は、まだ続く・・・・・
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