霜月もあと。。。

村百戸　菊なき門も　見えぬ哉　　　蕪村
こころなき　花屋が桶に　帰花　　　　蕪村
秋去りて　いく日になりぬ　枯尾花
我も死して　碑に辺ほとりせむ　枯尾花　　蕪村
雪待月　ひそかに梢　もえゐたり　　　加藤楸邨しゅうそん
願わくば　落ち葉に埋もれ我死なむ　霜月半なかば凩こがらしの頃 　曾宮一念
　　願はくは　花の下にて春死なん　そのきさらぎの望月の頃　
　　 この西行の歌をもじった曾宮一念
(失明の風景画家、随筆家。失明後は書に没頭して101歳まで生きた）の
歌が妙に気になる今日この頃

Designed by Kinako