5月18日フェイスブック上場時 システム障害発生
なおこの時、スイスの金融大手UBSのコンピュターの自動取引システムはナスダック市場のトラブル(異常)を認識
できず、大量の売買注文を繰り返し、大きな損失を招いた。UBSの損失は3億5000万ドル(約280億円)に達した。
この損失は6月8日に判明。5月18日 NASDAQで買い注文が約定したかどうかの通知が大幅に遅れるシステム障害が発生。
これに対してUBSは何度も買いを入れて予定以上のフェイスブック株を保有。その後の株安で損失抱えたもの。
NASDAQのシステム障害については、HFT(高速度取引)に対応する為システムが複雑になりすぎていることが
一つの背景とされる。
米証券仲介大手ナイトキャピタルG(トーマス・ジョイスCEO)の誤発注問題(2012年8月1日)
2012年8月1日午前9時半から45分間 NYSEの150銘柄が乱高下
NYSEは特に値動きの激しかった6銘柄について一部取引をキャンセルした
ナイトの高速取引システムのシステム障害が原因だった
大量のご発注により45分間で4億4000万ドル(340億円)の損失が発生
ナイトの株式は2日間で約75%急落した
ナイトは1995年設立 米証券仲介の大手
取引きソフトウエアに問題
(2012年8月6日朝)
米証券ジェフリーズGなどに優先株約4億ドル発行(普通株に変わればナイトの7割強に相当)を発表
証券仲介大手の同業者とされたものゲッコー、シタデル。
HFT(高速度取引)そのものへの批判も高まる
高速取引に市場に厚みを与えているとの擁護論もあるが
株価の値動きが荒れることで投資家の株離れを招いているとの指摘がある。
HFT批判
取引速度に上限をもうける
1回の数量を抑える
不必要な技術革新ではないか
大手投資信託 バンガードの創設者 ジョン・ボーグル
「超高速取引など短期に収益を上げる売買は課税されるべき」
短期的投機的売買で一般の投資家が被害を受けている
想起される2010年5月6日のフラッシュクラッシュ
この問題の発端は2010年5月6日午後2時40分から3時までの20分間のフラッシュクラッシュ問題。
間の20分間 この間に600ドル近く下落(14時47分一時前日比998㌦安まで下げる 過去最大の下げ その後463ドル安まで戻す)
背景:ギリシャの財政問題
ダウ工業株30種平均が一時1000ドル近く下げる。
ある機関投資家のコンピュターによる売り注文が急落の引き金引いた
2010年6月
米証券取引委員会は株価の値幅制限(サーキットブレーカー)導入
JPモルガンチェースが巨額損失公表(2012年5月10日)
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