脚下照顧

いつかあの空の彼方へ

狡猾に身を翻した人間性なき科学者からの言葉

2011年09月20日 | Weblog
環境研究家に怒られるかも知れませんが、
彼らは「日本の環境」が心配だったのではなく、
「環境の仕事」を失いたくなかっただけではないかとも思います。
それは原子力科学者もそうで、
彼らも「原子力」に興味があったのではなく、
「原子力の仕事」を失いたくないので毎日、頑張っていたのではないか?と疑いたくなります。


事故が起こったことは大変、不幸なことでしたが、
悲惨な墜落事故を乗り越えて現代の安全な航空機があるように、
科学的に見れば原子力利用のための大きな進歩をもたらす原因にもなるわけで、
多くの課題が提供されてもいるのです。


自分が言っていること、自分が書きたいことは、自分の魂の叫びなのか、
それとも単にお金が欲しいからいっているのか?・・・
これについて20世紀の初頭、マックス・ウェーバーという社会学者は冷たく言い放っています。


「学問が生活の糧を得るためだけの職業としての学問になって久しい」


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未来のこと、ほんとうにおきること、など誰にもわからない。
人智が及ぶ森羅万象などほんの表層に過ぎぬ。

すべては「実験」。
「迷わず行けよ。行けばわかるさ」。

それにしても。

使わなければ死滅する必要不可欠な技術でもないのに、
幼きもの弱きもの貧しきもの知らぬものたちほど被害が大きくなる不条理。
あまりに大き過ぎる犠牲。

この期に及んで原子力利用…
愚か過ぎる。

原発利権と同じ絡繰り

2011年09月20日 | Weblog

素は全て「税金だから文句言っても仕方がない」と諦めて何に使われるのか全く考えずに国民が支払うカネ。
そこからピンハネ。
断ち切られそうになると必死になって形振り構わず狂乱する態は、
薬が切れ禁断症状に陥る麻薬中毒患者、
暴れ自傷行為に到る悲惨な醜態と同じ。

基地にダム。
取り返しがつく(本当はつかない)ものが損なわれている時に、
狂気を見過ごし暴挙に抗わず権利を放棄し、廃人どもに委ねた結果の、原発。

その果て。
未来永劫立ち入れなくなるばかりか、
幼ければ幼いほど被害が大きくなる毒が漏れ続ける死の町に変えてしまった、
故郷を。



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アーサー「水道料金に僕らの一都五県の水道代には、八ッ場ダムの建設費が、あの、上乗せされてんです」

アーサー「僕はまだ実際行ってないんですけど。この番組の元スタッフも結構行ってました。
で、そこの沈むっていうふうに一応なってるんだけど。
あのー、皆さんもうこれ以上翻弄してほしくないんだよね。川原湯温泉の人たち。
だから、そうするとマスコミあるいは推進派はなんて言うかというと、早くダムを作らないと皆さんかわいそうでしょって言うんだよね」

アーサー「でも、それも福島や基地問題、沖縄も含めて基地問題と同じなんだよね。
地元の人達がほんとに求めてんのは、ダムじゃないんですよ。
原発じゃないんですよ。
基地じゃないんです。



生活なんだよ。
生活、将来がこう見える生活の設計ができるような生活が欲しいんだよね。



それは国がちゃんと謝って。
このダムは実はあべこべだったんだ。無駄だったんだ。ごめんなさい。ダムじゃなくて無駄だった。
この無駄ダムはやめます、ごめんなさいって国が言って。それで生活保障をちゃんとやりますって言えばそれでいいんだよ。八ッ場の人たちはそれでいいんです。

だから原発もそうなんです。
間違ってました、ごめんなさいって。
で、原発のコストあるいはダムのコストと、
みんなの生活の保証のコスト比べると全然桁が違うんです。

だから沖縄のことで、あの、鳩山さんが総理になってそれで基地問題をほじくり返して。
でほじくり返したのがいけなかったってなったでしょ? 
でも、沖縄の人は全然そう思ってないんです。
ほじくり返したからいけないんじゃなくて。この基地をどうにかしてくれってみんな思って。
で今もみんな思ってるわけ。

原発事故でこの原発の、原発の、事故の場合は風評被害で問題をすり替えたり、誰かの失言ですり替えたりするんだけど。基本は同じなんだよね。

だから原発事故でこのカラクリがあぶり出されてみんな気づくようになったんだけど。
実はこう、官僚、政治家、マスコミ、学者がみんな一緒になってやってんのは、原発だけじゃなくて、ダムもそっくりなんです」
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65764658.html



音源:http://www.youtube.com/watch?v=IBK7bcB_424&feature=player_embedded



















使用済み核燃料は核兵器を作る原料。死の灰を作る資材。

2011年09月20日 | Weblog
吉田照美「アーサー・ビナードさんにニュースを取り上げていただきます。えー国会代表質問に関するニュースですね。」

アーサー・ビナード「はい。えーと。不適切な言動で鉢呂大臣が辞任した。まあずっと連日この話で」

吉田照美「そういう風に報じられていますね」

アーサー「僕は土曜に青森放送で喋ってたんですね、朝から。それでそのニュースが入ってきて。えー、死の街ってこと、その表現だけで辞めなくちゃいけないのって。

僕は、あのー第五福竜丸事件について本書いてんだけど。死の灰って言葉が、あの、よく使われるわけなんですね。あの乗組員が死の灰を浴びた。死の灰が降った。原爆でも水爆でもその核分裂で、爆発起こして大量虐殺やって。それでそれが、高く飛んで降ってくるんですね。

でもその作られる核分裂生成物っていうものが、死の灰っていうものが、原子炉の中でも同じものが作られるんですね。そっくり同じです。

で、死の灰が原発の業界では、その、原発を作って儲けてる企業の中では、使用済燃料、と呼ばれてるんだよね。使用済みじゃないんだよ。これから核兵器を作るための原料なんだよね。」

吉田「そうですね」

アーサー「で、燃料じゃないんです。核分裂性物質なんです。燃えるわけじゃない、分裂するんです。だから『使用済・燃料』は、前半も後半も間違ってるんですね。『これからだぞ死の灰』なんです。

その死の灰が、あの原子炉の中に入ってたんだけど、それが爆発して、使用済燃料プールからも飛んで。それで福島のみならず広く世界を汚したわけ。死の灰で。

その死の灰がたくさん降ったところが、死の街っていうふうに表現されてもおかしくない。そりゃ気持ちのいい表現じゃないしそれによってショックを受けることもあるんだけど。でも日本語として決して理不尽な間違った勘違いしてる言葉じゃないんですね」

吉田「それで辞めさせられることではない」

アーサー「それで、そう。別に鉢呂さんが、あの福島を何か陥れようと思って使ってる言葉じゃなくて、自分が見た実態をそういう風に表現した。それだけで辞任することはありえない」

吉田「本当ですよ。」

アーサー「じゃあ何があったかというと、『放射能うつしてやる~』なんかこう、ふざけた言動があったらしいんだよね。だけど誰が見たんだ?」

吉田「そうそう」

アーサー「見てない奴が書いてる。で、その孫引きの曾孫引きの玄孫(やしゃご)引きが、いろいろまわって。それで谷垣さんが、あの、怒鳴ってんだよ。国会で。だけどどこにその、写真があるのか録音があるのか。見たのは誰なのかって。それが出てこないし。普通その非公式の場で記者クラブにちゃんと入ってる記者と大臣がなにかそういう会話があったとしても出ないよ。」

吉田「そうだよね」

アーサー「だから完全に、なんか、何かが働いてるんだよ。意図。多分過去にも色んなこういうことがあったと思うんですね。僕は裏の情報があるわけじゃなくて、そこは上杉さんとちょっと違うけど。」

吉田「いえいえ」

アーサー「でも、どう見たっておかしいんだよね。それであの、買い物に行って商店街で立ち話したり、ちょっとあの、行きつけの店で他の客とちょっと話したりすると、みんなオカシイって言ってんですよ。ちまたの、一般の善良市民が普通の人がおかしいよ、これなにか操作されてるってことが、もう一般に一般人の感覚として広く流布してるっていうか、広まってるわけ。」

吉田「いやほんとですよ」

アーサー「そこが違うんです。去年とも違うし10年前とも違うんですよ。誰も信じちゃいないんです。この大手マスコミと政府の、この茶番を。だから本当にレベルが低すぎるんです。ウソとして。もうちょっといいウソを。もうちょっと質の高いウソをやらなきゃ駄目だって」

吉田「これじゃだまされない」

アーサー「ダマされないっすよ。おかしいっすよ、これ。なんで辞めなきゃいけないのかってみんな思ってて。」

吉田「後んなったらこれまた、とんでもないことが行われたんだなってことをね」

アーサー「っていうことが。それがもうそろそろ見えてくると思うんだけど。一般のみんなが、もっとうたぐらないと駄目ですね」

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65764567.html