脚下照顧

いつかあの空の彼方へ

隠蔽の証拠

2011年09月14日 | Weblog

http://www.dailymotion.com/video/xl2gpx_20110911-yyyy180yyyy-2_news

棄てられ、弄ばれ、人体実験させられ続けている福島県民。
原子力ムラの強欲、狂信、だけが原因ではない。
被害者被曝者が、
311以前に戻りたい、
盲目盲信無関心のまま、
無意識に強欲狂信であった310までを繰り返したい、
と思い込んだままでいるから、でもある。

「原発さえなければ」ではなく、
原発乱立を看過して来たこと、
地震大国に林立させて来た狂いを改めなければ、
何処へ逃げても安住の地、故郷を築くことなどできるはずがない。

原子力ムラの専横横行、推進派の暴挙は酷さを増している。

2011年09月14日 | Weblog
 新経産相に就任した枝野幸男前官房長官が12日夜、記者会見を持った。脱原発の姿勢を示したために、記者クラブの言葉狩りに遭い、辞任に追い込まれた鉢呂吉雄氏の後任とあって、さすがに枝野新大臣は慎重だった。


「原発をゼロにするのか?」という質問に、枝野氏は「これから環境エネルギー会議など国民的な議論をしてから」とかわした。
再稼働に向けたストレステストについては「現状で決まっていることを(地元に)詳細に説明していく」。

筆者は「鉢呂前大臣は記者クラブの言葉狩りで辞職した。歴代、幾人もの政治家が言葉狩りで失脚している。言葉狩りが続くと政治家が国民にメッセージを発することさえできなくなるのではないか?」と質問した。

枝野氏は「前大臣のことを私が言及できる立場にない」と再びかわした。法廷で鍛えているだけあってスキがない。だが唯それだけだ。何も心に響かないのである。

原子力行政は官僚、マスコミ、財界、労働組合と刺し違えるくらいの気構えがなければ、従来の推進行政から転換できない。率直に言って枝野大臣には期待できない。

脱原発の大臣ではない枝野氏を迎えた記者クラブは、柔らかい質問に終始した。鉢呂前大臣の辞任会見で鬼の首でも取ったようにヤクザ言葉で答を迫っていた記者も、この日は無言だった。

筆者は件の記者に名刺交換を求めたが応じてもらえなかった。社名と氏名を聞いたが答えてくれない。彼はそそくさと逃げた。それも大臣官房の広報室に逃げ込んだのである。官僚ならば“身内”だから助けてくれるとでも思ったのだろうか。

「選挙で国民から選ばれた鉢呂大臣をあなたはヤクザ言葉で罵倒したんですよ。どうして自分の名前を名乗らないのです?コソコソ逃げるのですか?」。筆者はその記者に尋ねた。

彼は終始無言だ。大臣官房広報室で保護してもらえないと分かると彼はエレベータに向かった。記者室に戻ると配席表で名前が割れるからだ。

筆者がエレベータに一緒に乗り込むと、エレベータから降りて違うエレベータに乗り換えた。筆者も乗り換えた。同じ質問を続けた。自分の名前も名乗れない人間が政治家の進退を左右するようなことになったら、政治はガタガタになるからだ。

卑劣な記者は最後まで無言のまま闇の中に消えた。

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永田議員のガセメール自沈より、鉢呂前大臣の「嵌められ辞任」の方がはるかに深刻だ。両者とも野田さんが絡んでいる。前回は国対委員長(幹事長だったか)として、今回は総理として。仲間を簡単に売るような男が一国の宰相とは。トホホである。


田中龍作ジャーナルhttp://tanakaryusaku.jp/2011/09/0002912