時々無性にハウルが観たくなる そしてヤマトは二度と観たくない

時々無性にハウルが観たくなります。
動く城。
広島ではいごく城。

で先日DVDを引っ張り出してご飯時に観賞会をしました。

美輪明宏以外考えられない荒れ地の魔女、
神木君は声変り直前の奇跡的な記録となり、
寅さん夭逝後「すずらん」くらいしかメインどころの役を演っていなかった倍賞千恵子の素晴らし過ぎる帰還、
大泉洋の金田伊功ばりの決死のジャンプ、
ロリコンじゃない宮崎駿と、
出演者全員素晴らしい演技です。

そして何よりハウルのかっこよさ。
キムタクの他の作品は後述するもの以外全く知りませんが、キムタクのベストワークと言ってよい演技です。
「守るべきものができた。君だ。」にはキムタク嫌いの妻もキュンと来たそうで嫉妬と殺意を憶えました。




その後日、ハードディスクレコーダーが「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を自動録画しているのに気付きました。
キーワードに「宇宙戦艦ヤマト」を入れていたためです。「2199」にすべきでした。

一瞬、シド・ミードのデザインしたヤマトのやつかなと思いましたが、
出演陣を見て実写版と理解しました。

観たのは黒木メイサが戦闘機の中で酸欠になりかけているシーンでした。
相変わらずのなんで女優をやっているのか分からないオーラの全く無い演技でした。
「昴」の主演も金輪際理解できなかったけど、
山本玲のポジションを演らすならこいつはないよなと思っていたら森雪でした。唖然。

その他のキャラは性転換した佐渡先生を含め違和感はそれほど無くまあまあ納得できるものでした。
ミーくんが出ているのも好ポイントでした。
俺達の薮は誰が演っていたのでしょうか。

森雪より唖然としたのは古代でした。
古代でなくキムタクにしか見えません。
もうちょっと演技指導できなかったのでしょうか。
それともキムタクはキムタクしか演れないのでしょうか。じゃあハウルは何？
セットがチャチなのと相まって、ずっと観ているとキムタクが演るヤマトの学芸会にしか見えなくなってきます。
キムタクのワーストワークと言ってよい演技です。

あとあのコスチュームは実写でやると安くてダサ過ぎです。
昔、冬季五輪のフィギュアスケートのアイスダンスかペアの演技で日本のカップルがあのコスチュームでヤマトの音楽で滑って酷く恥ずかしかったことを思い出しました。

キムタクがヤマトで特攻して見てた黒木が叫んで小爆発で終わりかと思ったら黒木が腹を撫でててキムタク何やってんだよと思いました。
誰得ですか。