ダ・ヴィンチ展と国立ロシア美術館展

ブヒーズの散歩を早朝にさっさと済ませて、先日行って参りました。楽しみにしていたレオナルド・ダ・ヴィンチ展と国立ロシア美術館展。２つとも上野で開催なので頑張ってまとめて鑑賞。

ロシア美術館展はかなりの見ごたえ。風景画家シーシキンの絵を楽しみにしていたのだけれど、私が一番気に入ったのはシーシキンの絵ではなくこの絵でした。地味な絵ですが見ていると気持ちが暖かくなります。
ちなみに夫が一番気に入ったのはこの絵。実物はものすごく大きいキャンパス。画家はわずか9時間でこの絵を描きあげたとか。中ほどの白い光を良く観ると、それはまさに火・地・風・水を創り出している神の姿なのです。
他にも思わず立ち止まってしまう絵が満載！絵画好きの方にはお勧めです。

そしてダ・ヴィンチ展。ロシア展で既にかなり力尽きていたので、しっかり観れるかな～と心配したのですが杞憂でした。というのもダ・ヴィンチの実際の作品は目玉となっている受胎告知のみで、後は模型とか複製とか映像とか…。ということで適当に流して観れたのがかえって幸いといいますか。（笑）　しかしながら「受胎告知」は500年前に描かれたとは思えない保存状態の素晴らしい絵。（当然何度も修復が施されてはいるのでしょうが。）只、最前列で見るには並ばなくてはならず…。並ぶのが嫌いな私達はこれすらも後列から眺めるのみ。更に夫が力説する『これこそがこの絵に隠された真のメッセージだ』という不謹慎極まりない解釈で私の頭は一杯になり、厳かに鑑賞するどころではなかったのであります。