みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

ぷちぷちイチジクの思い出

2010年09月04日 22時35分48秒 | デイリーお気楽グルメ
イチジク。ぷちぷちした小さな粒がいっぱい詰まった、さっぱり甘い実です。

イチジクの皮をむくたびに思い出すのは、おばあちゃん。

「あんた、イチジクが好きか」

おばあちゃんの家に泊まったときに、おじいちゃんが畑で作ったイチジクが出てきました。イチジクのぷちぷちした食感が気に入ったのはこのときです。

「あんた、イチジクの食べ方を知らんなぁ」

不器用に皮をむいていた私を見て、おばあちゃんが皮むきのお手本を見せてくれました。

「こうやって むくんだて」

私が上手な皮のむき方を知らなかったのは当然です。それまで、家でイチジクを食べたことはほとんどありませんでした。理由は母のイチジク嫌い。世の母親というのは勝手なもので、自分が嫌いな食べ物は食卓に載せないのです。

おばあちゃんのおかげで、イチジクの皮を上手にむけるようになりました。

そのおばあちゃんも、今はいません。

イチジクの皮をむくたびに思い出すのは、おばあちゃんのこと。