原作名:魔法少女リリカルなのは
作者:熊雑草
最終更新日:完結済
評価:B
サイト:Arcadia
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[あらすじ]
子猫を巨大化させたジュエルシードの暴走。
そのジュエルシードを巡り、白と黒の二人の魔法少女が争う。
勝ったのは白い魔法少女。使い魔を守るため、自分を盾にした黒い魔法少女を吹き飛ばしての勝利。
木の幹に頭を打ち付け、動かなくなる黒い少女。幹にはそれと分かる血の痕。
「絶対に許さない!」
動かない主人を抱え、白い少女を憎悪の目で睨み、撤退する使い魔。
それからほぼ1時間後。黒い少女は無事に目を覚ます。
……しかし、中身はまったくの別人だった。
[文章]
改行と空改行の多さが気になる三人称。気にする人は、空改行の多さで読むのを止めてしまうかも。
風景描写が乏しく、会話でのやり取りも多すぎる印象も受けた。人によってはこれも気にするだろう。
ただし全体的にはまとまっており、極端なストーリーの破綻は起きていない。
誤字脱字がないのも、読み易さの一つになっている。
[総評]
ギャグ。あちこちにジャンプやチャンピオン系のサブカルが登場する。元ネタが分からないと笑えないかもしれない。
憑依物……とは違うな。フェイトが脳に損傷を受けた際、その修復期間だけ肉体を守護する疑似人格、通称「やさぐれちゃん(なのは命名)」。バキシリーズを人生のバイブルとし、日本のサブカルにやけに詳しいのは、疑似人格を作った人物の趣味らしい。
実にマイペースなやさぐれは、あちこちで問題を引き起こし、なのは含む周囲を振り回していく。使い魔のアルフの境遇には涙が零れる(笑い的な意味で)。次点がなのはとプレシアか。
それでもなぜか問題は自然に解決しているご都合系。不幸になった人が出ないのは良い事だ……出てない、よね?
……管理局? ああ、そんなのもいましたね、確か。
原作名:魔法少女リリカルなのは
作者:dragonfly
最終更新日:完結済
評価:B
サイト:Arcadia
http://www.mai-net.net/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=toraha&all=14611&n
[あらすじ]
ある寒い冬の夜、八神はやては庭に迷い込んだ一人の女の子を拾う。見た目は5、6歳、痣と擦り傷で気絶していた女の子である。
女の子の名前は『54』。ある暗殺者組織に育成と教育を受けていた暗殺者候補。組織が他組織との抗争に敗れ、我が身の危険を察した彼女は逃走、かろうじてここまで逃げてきたという次第。
54に同情したはやては、彼女に『あゆ』という新しい名前を付け、姉妹として一緒に生活するようになる。
あゆの偶然の仲立ちにより、原作よりも早く目覚める守護騎士。そして魔力蒐集の手段として、あゆと守護騎士たちはジュエルシードの回収競争へ介入していく。
[文章]
主にあゆを中心にした三人称で、人によってはとっつきにくい感のある文章かな。キャラ全体を冷静に俯瞰しているのが、とっつきにくさの主原因かもしれない。だがそれが気にならなくなれば、誤字脱字も少ないので読み易い。
[総評]
転生でなければチートでもない。ちょっと変わったレアスキルはあるものの、それを使って無双できる程ではないし、魔導師ランクも低い。しかもあゆの背景が背景なので、1話の半ばで切っても仕方ないと思う。ジュエルシードや闇の書に関しても、独自解釈と設定が加わっており、その手の書き物が嫌いな人も、敬遠する要素としてはあり得る。
何やら地雷臭漂う評価になっているが、それぞれの人物の内面はしっかり描かれているのはポイントが高い。
時々他の二次小説で見かける人格破綻したオリキャラの管理局局員も登場しない。と言うか、オリキャラはあゆだけで、他は原作キャラで話を進めている。これも安定した安心感を与えてくれる。
シリアスの中に笑いあり、微鬱あり、ほのぼのあり、涙あり。
StS編まで終わり本編は完結しているが、IFのネタ話がたまに投稿され続けているシリーズ。
転生チートオリ主の無双ハーレム物(かつエター)に飽きた時の、お口直しの清涼剤に。