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平原とどんぐりとワタシ

2022-07-22 06:00:00 | 今日の一枚
 ウクライナ情勢については語るほどの知見がないのですが
ツイッターで

 
米国は、ウクライナに地上攻撃機A-10を供与することを検討する余地が
あることを、@usairforceの米長官が示唆した。
フランク・ケンドール氏は、空軍が近代的なプログラムに集中するため、
老朽化した機体を放棄する予定であると述べた。
米国がウクライナにA-10を提供する可能性があるかどうか尋ねられ、
@usairforceが答えた。フランク・ケンドール長官は #AspenSecurity で、
キエフとそのニーズ次第だと語っている。「我々は、彼らの要求が何である
か、どのように彼らを満足させることができるかについて、彼らとの議論を
受け入れるだろう」。
どうなんですかね
A-10を供与するとなると
もう作っていない飛行機だから
パイロット整備兵ごとってことになるんじゃ・・・





でこんなこと言う人も


米空軍がウクライナにA-10を供与する可能性があると発表。
それはあまり意味がありません。
せめてウクライナにF-16かMiG-29を与えればいい。

まあ、ウクライナパイロットの機種転換の手間を省くために
旧東側諸国に残っていたMiG29を供与しているらしいから
これもまた道理です
ただみんな言ってますけど
A-10 がロシア戦車に対峙するというのは
なんですな、またアンサイクロペディアの編集が大変なことになりますな

で、A10-Aなんですが

こっちは1970年代の初飛行ですが
2015年に全機退役の決定をしたにもかかわらず
2016年1月に対イスラム国空爆等の戦果を受けて退役を無期限延長した
なんというかすげえ飛行機ですな
面白いのは、機体の寿命延長に関することで
フェアチャイルドが生産したスペアを使い切ったので
保守パーツは入札制になったと
いまのA-10Aの羽 ボーイングが作っているらしいです
フェアチャイルドが破綻してA-10Aの知的財産権は
ロッキードが保有したらしいんですが
保守パーツが入札制となったんで
ボーイングが作ったらしいです
という話を昨年の8月にしておりまして
ワタクシはどうも1年に一回A-10の話をせにゃいかん様です(笑)


その時の入札案件
A-10の主翼が納入されたようです
テセウスの船じゃないけど、主翼まで交換した飛行機って
それって元のA-10 ですか(笑)
主翼外側のアセンブリー(組立パーツ)、中央翼アセンブリー、コントロールサーフェス、および胴体接合キット
フェアチャイルド成分が少なくなっていきますな
飛行機におけるScala師匠のTAMEO旧キットモデリング
と呼ぶことにしましょう

これで飛行時間は1万時間延長
1万時間て単位は産業界なら10年を指します
軍事ではどうなのか知りませんけど
ツイッター見ると
A-10 は今年退役予定とか退役寸前とか
の発言をまま目にしますけど
上の空軍長官の発言ですが
これは2つの発言をくっつけていて
老朽化した機体を放棄する予定
とは言っていますけれど
放棄される機体がA-10 であるとは言っておりません
この成り行きでは退役は今年とか近々ということはなさそうですね

おまけ
上の記事中の
老兵は死なず
は用法として間違い


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