カタリナ彗星(C/2013 US10)とほぼ同時期に旬を迎えた彗星がありました。
2014年9月22日に発見されたパンスターズ彗星(C/2014 S2)です。
こちらもまずは先月撮った画像からご紹介↓
【1月9日のパンスターズ彗星】
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO1600,F2.8,
総露出時間24分(3分×8コマ),中型赤道儀使用,トリミングあり
太陽最接近は昨年12月上旬でしたが、その後に地球に接近してくる軌道を辿っていて、
先月から今月にかけてほぼ最大光度をキープしてました。
と言っても9等台で、1月はカタリナ彗星より暗かったです。写真では短い尾が確認できます。
で、今月撮った画像がこちら↓
【2月11日のパンスターズ彗星】
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO800,F2.8,
総露出時間36分(3分×12コマ),中型赤道儀使用,トリミングあり
尾が2方向に伸びたようなイメージが得られました。光度はあまり落ちてない感じです。
この彗星も日本からは一晩中観測可能な位置まで北上していますが、
残念ながらこれ以上明るくなる見込みはありません。
ちなみに、この彗星は計算上、周期約2220年の細長ーい楕円軌道を持っており、
いずれまた太陽系中心部に戻ってくる可能性があります。
パンスターズ彗星・・・周期2220年となるととてつもない超の周期ですね。
宇宙のなかではほんのヒトコマなのでしょうけど。
今年に入り、1月2月と満月を見ることができました。
さてさて、今年はあと何回満月を肉眼で見れることかしらと思っておりますぞ。(*^▽^*)
この彗星、周期が2220年ということは前回の太陽接近は紀元前ってことになりますが、
その際も肉眼では見えなかった可能性が高いので、人類が観測するのは今回が初めてでしょう。
次に戻ってきた時の地球はどうなってますかねぇ。人類による再観測はあるのかどうか・・・
さて、23日が満月でしたが、これから少しずつ欠けていって新月になった時、日食が起こります。
どこかにしまってある日食グラスをそろそろ探さないと・・・