三大流星群の1つである「しぶんぎ座流星群」が4~5日にかけて活動ピークを迎えました。
今年の予想極大は日本時間4日18時頃で、残念なことに輻射点が地平線下に沈んでしまう時間帯に当たっており
再び輻射点の高度が上がってくる23時以降には活動レベルが低下してしまうとみられてました。
また、夜半頃には下弦の月が昇ってきて、月明かりの影響を受けるという悪条件も重なり、
観測条件が良くない巡り合わせなのでした。
ということで今年は期待薄だったんですが、当日の夜の天気は悪くない感じでしたので、山梨県西部某所へ出撃。
2台の撮影機材で迎撃しました。その一つであるミラーレス一眼では超広角レンズで夜景もフレーミングし、
23時半頃から夜明け前まで数秒露出で撮り続け、流星を48個ほど捉えました。
そのうちしぶんぎ座群に帰属される流星で特に明るかったもの6個がコレです。
EOS Ra+シグマ20mm F1.4 DG HSM Art,絞り開放,ISO1600,露出4~6秒,三脚使用
火球クラスのものは撮れませんでしたが、街灯りに負けないレベルの流星が捉えられ、概ね満足のいく結果でした。
事前の予想に反し、流星数は意外と多かった印象で、先月のふたご座流星群の活動には及ばないものの、
30個/時くらいの出現があったような気がします。ちなみに電波観測では5日2~3時台に100個/時程度の活動が
捉えられてました。世界集計だと200個超/時の活動が観測されたようで、この群としては顕著な活動レベルでした。
なお、もう1台セットアップした機材のCMOSカメラでは動画撮影で3桁の数の流星を捉え、ダイジェスト版の編集に
手間取ってますが、出来上がり次第公開したいと思います。
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