Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 9/5夕 西の低空で月と金星が大接近

夜空に潜む真っ赤な毛玉

2019-11-09 12:20:00 | 遠征日誌

1日の晩、11月初の☆撮り遠征をしてきました。出撃先は山梨県北西部某所。
メインターゲットはこの天体でした↓


【おうし座の超新星レムナント Sh2-240(南部)】
 キヤノンEOS60Da+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO3200,NB1フィルター使用,
 総露出時間80分(10分×8コマ加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,若干トリミング,山梨県北杜市にて

おうし座とぎょしゃ座の境界付近にある非常に淡い超新星残骸です。赤い毛糸が絡まったような興味深い
フィラメント構造が見事で、海外では"Spaghetti Nebula"(スパゲッティ星雲)と呼ばれてたりします。
ほぼ円形に広がった星雲全体の視直径は約3度に達するそうなので、見掛けの差し渡しはなんと満月の6倍!
今回はその南側の一角を切り取るように撮影しています。赤い星雲を写りやすくした天体撮影用カメラでも
ハッキリ捉えるのが厳しい難物の一つで、自分もこれまで幾度となく挑戦したものの、ことごとく撃沈。
今回は輝線星雲用のフィルターを使って何とかマシな画像が得られました。
いずれ星雲全体を捉えたいところですが、この撮影機材では2×2モザイクとか考えないとダメそうです。
となると撮影所要時間は単純計算で80分×4=320分かぁ・・・。一晩で何とか撮り切れるかどうかって感じ。
その前に画角が広めの望遠レンズで再チャレンジしてみようかなぁ。



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