前記事の続編です。
さそり座の尻尾辺りを撮った後、次に狙ったのはコレでした。
【M21,M20,M8付近】
キヤノンEOS Ra+EF200mmF2.8LⅡUSM,F4.0,ISO3200,LPS-D3フィルター,
総露出時間30分(3分×10コマ加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,静岡県東伊豆町にて
フレーミングしたのはこんなエリア。
AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション
星座絵によると、いて座がさそり座を狙って引いている弓の北側付近に相当します。
銀河系の中心部の近くになりますが、暗黒帯が斜めに走っており、その向こう側の星の光が遮られて
暗く写ってます。その低輝度エリアを背景に大きな干潟星雲M8の赤い広がりが目に付きます。
その右上には青と赤の星雲から成る三裂星雲M20、そのすぐ左上には散開星団M21が写ってます。
周囲には淡いながら赤い星雲が散見され、シャープレスカタログの登録天体が10個近くあります。
そのような目立たない各星雲もいずれクローズアップで撮って紹介できればと思います。