Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 7/16未明~明け方 天王星と火星が大接近

Sh2-105

2021-08-14 16:50:01 | シャープレス天体アルバム

【Sh2-105】
 赤経:20h12m03s 赤緯:+38゚20' 59"
 星座:はくちょう座
 視直径:18'
 他カタログNo.:NGC6888
 ニックネーム:三日月星雲(Crescent nebula)
 南中日時(@東京):6月5日03時,7月21日00時,9月4日21時 ※あくまで目安です。

 撮影日時:2015/08/16 00:32
 撮影地:静岡県東伊豆町
 撮影機材:キヤノンEOS60Da+タカハシε-180EDC(F2.8),
             タカハシEM-200Temma2M赤道儀,ペンシルボーグ+QHY5L-Ⅱ+PHD Guidingにより恒星ガイド
 撮影条件:ISO1600,露出4分×10コマ
 画像処理:Digital Photo Professionalにて現像,ステライメージ7,PhotoshopCS3にて処理
             トリミングあり
 メモ:はくちょう座の胸にあるγ(ガンマ)星サドルの南西3゚弱に位置する小型の散光星雲で、その形
    から「三日月星雲」と呼ばれています。かなり淡いので観望向きの天体とは言い難いですが、
    空の十分に暗い場所では口径20cm以上の望遠鏡を使って何とか眼視確認できます。ウォルフ・
    ライエ星という種類の星から外層のガスが放出されることで形成された輝線星雲で、いわゆる
    HⅡ領域の星雲とは異なり、写真では赤色一辺倒ではなく少し青味掛かった色調で写ります。
    形は三日月と言うよりもクラゲやキノコを裏側から見たようなイメージに近い印象です。

 星図:


 AstroArts社ステラナビゲータにて作成