Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 7/16未明~明け方 天王星と火星が大接近

Sh2-37,35

2021-04-04 15:21:20 | シャープレス天体アルバム

【Sh2-37,35】
 赤経:18h17m42s(Sh2-37),18h15m51s(Sh2-35)
 赤緯:-19゚40' 00"(Sh2-37),-20゚15' 07"(Sh2-35)
 星座:いて座
 視直径:20'(Sh2-37),20'(Sh2-35)
 他カタログNo.:IC1283&1284(Sh2-37)
 ニックネーム:バンビの首飾り
 南中日時(@東京):5月7日03時,6月22日00時,8月6日21時 ※あくまで目安です。

 撮影日時:2013/06/29 21:55
 撮影地:静岡県東伊豆町
 撮影機材:キヤノンEOS60Da+タカハシε-180EDC(F2.8),
             タカハシEM-200B赤道儀,AD-VIX MCW90+WAT902H2+オートガイダーVSTにより恒星ガイド
 撮影条件:ISO800,露出5分×5コマ
 画像処理:Digital Photo Professionalにて現像,ステライメージ7,PhotoshopCS3にて処理
 メモ:いて座を流れる天の川で一際濃い箇所となっている「スタークラウド」の少し南に位置する
    散光星雲です。日本では、そのスタークラウドを含む星の密集エリアが子鹿の頭部に見立て
    られ、「バンビの横顔」と呼ばれていますが、上の画像で中央に写っている赤色のSh2-37と
    すぐ南西(右下)にある青い反射星雲NGC6589&6590,NGC6595が、バンビの首元に位置して
    いることから「バンビの首飾り」の愛称が付いています。それらの星雲群から暗黒帯を挟み
    南南西側に見られる赤っぽい星雲がSh2-35で、こちらは天の川の星たちと重なっているため
    その広がりが把握し難いですが、データ上はSh2-37と同じ視直径となっています。

 星図:


 AstroArts社ステラナビゲータにて作成