Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 9/5夕 西の低空で月と金星が大接近

7月の3連休は☆撮り日和(3)

2018-07-21 17:30:00 | 遠征日誌

実は日曜日の夜も☆撮りに出掛けたのでした。遠征先は2月以来となる伊豆稲取です。
21時頃に現地到着。天気は若干薄雲が広がっていたものの、天の川がしっかり見えていました。
珍しくクルマが数台ほど駐車しており、どうやらすぐ近くのキャンプ場のお客様が来ていた模様。
家族連れの方々もいらっしゃって、ちょっと賑やかな状況を横目に撮影準備を進めます。
この夜も明け方の彗星狙いをメインに考えてましたが、まだ日付が変わる前で早過ぎるため、
とりあえず綺麗に見えている天の川をカメラレンズで撮ってみることに。
で、手始めに撮った夏の天の川がこちら↓
夏の大三角~いて座北部.jpg
【夏の大三角~いて座付近の銀河】
 総露出時間50分(5分×10コマ加算合成)

20コマ以上撮ったのですが、途中で薄雲・飛行機・クルマのライトの邪魔が入ってしまって、
使えたコマは半分以下でした。銀塩フィルム撮影時代に入手したフルサイズ用の対角線魚眼レンズを
使ってみましたが、オールドレンズの割になかなかの写りでした。ただAPS-Cサイズセンサー搭載の
デジイチでは画角が狭まって、超広角レンズ並みの写野に成り下がってます。
次に天の川を北に遡って秋の星座であるカシオペヤ座まで収めたのがこちら↓
カシオペヤ座~夏の大三角.jpg
【秋の銀河~夏の大三角】
 総露出時間30分(5分×6コマ加算合成)

最初に撮った写真の左上方から先に続く天の川が写ってます。左下方にはアンドロメダ銀河が細長く
写ってるのも確認できます。この掲載画像では上が北極星の方向になってますので、実際の空とは
180度反転しており、カシオペヤ座は左上の方に写ってるのですが、暗い星まで写り過ぎてしまって
特徴的なW形の星の並びが確認し難いかもしれません。
この撮影の後、架台に望遠鏡を載せ換えて彗星を狙う予定でしたが、薄雲が広がってきてしまい、
残念ながらカメラレンズでのお気楽撮影だけで終了となりました。

共通撮影データは次のとおり。
 キヤノンEOS60Da+対角線魚眼レンズ(焦点距離15mm),F4,ISO800,中型赤道儀使用