今朝も見えましたので、これで3日連続の富士見です↓
この後すぐ雲隠れ状態になりました。
月曜日の未明にポラリエを初めて使ってみました。
勤務先が夏休みに入ったので、日曜日の夜21時過ぎに天城高原へ向けて出撃。
月没が1時半頃、薄明開始が3時過ぎということで、撮影可能時間は1.5時間ほど。
で、往復の移動時間はその4倍以上と、我ながらアホなことしてるなぁと感じます。
目的地に到着は深夜0時半頃。さすがに誰もいませんでした。
上空は雲が多めでしたが、晴天域が広がりつつある状況の中、
さっそく機材のセットアップに取り掛かります。三脚は5月に新調したものを使用。
ポラリエには、以前から持っていた自由雲台を介してデジイチを搭載。
その状態でモーター回転軸を北に向ける「極軸合せ」という作業を行います。
ここで先日のプチカスタマイズのネタで紹介した北極星の覗き穴への工夫が
生きるはずでしたが、予想通り夜の暗がりの中では照準パターンが見えませんでした。
そこで、覗き穴の前から赤色LEDでほのかに照らしながら覗いてみたものの、
◎のパターンと北極星を同時に見るのは困難でした。
そもそも照準パターンと北極星では、目のピントが違い過ぎます。浅はかでした。
仕方なく、そのまま覗いて視野の真ん中に北極星を導入しようとしましたが、
覗き穴は結構大きくて、北の空のかなり広い範囲が見えてしまうため、
セッティングの精度はあまり期待できそうにありません。
そこで、穴の裏側からストローを差し込んで若干離れた位置から覗くようにしたところ、
これが意外とイイ感じで、視界が適度に狭まって北極星を真ん中近くに導入できました。
ただ、そのままだと目を突付いてしまいそうなので、帰ってきてからその対策として
100円ショップに売ってるウオノメパッドを付けてみました↓
覗き口の方だけ油性マジックで黒く塗っています。
一方、電源の方はプチカスタマイズネタの210円小道具を使ってカーバッテリーから給電。
こちらは特に問題なし。しかしまぁ、カーバッテリーではあまりにも大袈裟なので、
いずれUSBケーブル出力付きの小型バッテリーパックを揃えないといけないかなぁ。
ちなみに、全てのセットアップ作業に要したのは15分ぐらいでした。
で、まずは南東の空高く昇ってきているペガスス座付近を狙って試写。
焦点距離50mmで5分露出して得られた画像の中央部を等倍トリミングした画像がこちら↓
F5まで絞ったため比較的シャープに撮れている中、星像はご覧のとおり概ねまん丸で、
追尾精度は申し分ない印象です。絞り開放(F2.8)なら天の川もバッチリ撮れそう。
覗き穴による簡易的な極軸合せでも、実用レベルの据付けが可能という感じでした。
ということで、以下は実際の作例です。
【カシオペヤ座付近】
キヤノンEOS Kiss Digital X + 28-75mmズームレンズ(@28mm)
絞りF4 ISO800 露出3分×2コマ加算
※画像にマウスカーソルを合わせると星座線が表示されます。
【アンドロメダ大銀河M31~さんかく座の銀河M33】
キヤノンEOS Kiss Digital X +? 28-75mmズームレンズ(@50mm)
絞りF4 ISO800 露出3分×8コマ加算
薄雲が流れてきたりしていたので、駄作しか撮れませんでしたが、
試運転としては有意義な結果でした。
(多分つづく)