LLEVO UN DIARIO

日々の記録

『花形歌舞伎(夜の部)』(新橋演舞場)

2006-11-23 21:30:33 | Evento -イベント-
昨日は新橋演舞場の『花形歌舞伎(夜の部)』に行ってきました。
演目は
  『時今桔梗旗揚』
  『船弁慶』
  『義経千本桜』
です。
『義経千本桜』では、市川猿之助さんが指導のもと、市川海老蔵さんが狐忠信を
初役で勤めてました。

今回は2,200円の席だけあって、3階席の角の席で花道は全く見えませんでした。
(花道は設置されているテレビで観るシステムになってました)
でも、16:30-21:00という長時間、豪華な演者、そして興味深い演目が観られてこの値段。
十分満足でした。

一番面白かったのはやはり『義経千本桜』。
ストーリーとしても面白かったですが、何より一番わかりやすかったです。
そして、海老蔵さんが演じる”狐”がスゴイ。
消えたと思ったら、全然別の所から衣装も変えて突然現れたり、
あれだけの衣装を着て身軽に高いところから飛び降りたり、
反対に高いところに”ふわっ”と飛び乗ったり。
まさに”舞う”という言葉がぴったりでした。
この演目の一番の見所は”宙乗り”です。
(”宙吊り”というのはつるされているだけの状態をいい、
演技をするのは”宙乗り”というのだそうです)
席が3階だったので、水平につるされた海老蔵さんはかわいい狐に扮して笑顔で
目の前(距離にして3mくらい?)を通っていきました。
あれだけの演技をした後、息が切れる様子もなく、つるされた状態で
目の前を通る笑顔の狐(海老蔵さん)をみて
「プロだなぁ。」とつくづく感じました。


 『時今桔梗旗揚』
 織田信長は天下統一に向けて毛利攻めのため、中国地方に赴く途中、
 本能寺に立ち寄ります。
 以前から明智光秀を疎ましく思っていた信長は家臣のとりなしもあり、
 光秀の目通しを許します。
 参上した光秀に、馬を洗う桶で酒を飲めと強要し、
 挙句の果てには秀吉の配下になれと言います。
 光秀は屈辱に耐えながら酒を飲み干し、宿所に戻ります。

 『船弁慶』
 兄の頼朝に疎まれ、都を終われた義経は、
 九州へ落ち行く途中、摂津国大物浦にたどり着きます。
 ここまで帯同してきた愛妾の静御前と別れ、
 弁慶ら家臣とともに船出をしますが、
 そこへ平家の武将・平知盛の霊があらわれれ、義経一行に襲い掛かります。。。
 能の『船弁慶』を題材にした「松羽目物」で格調高く荘重な舞踊劇として有名な作品。

 『義経千本桜』
 静御前を守護して義経のいる吉野にたどりついた佐藤忠信ですが、もう一人、
 自分をを名乗る武士が先に訪ねていました。
 不審がる静御前が問い詰めると忠信は自分が狐であることを明かします。
 義経が静と伏見で別れたときに与えていた初音の鼓の皮が
 この狐の両親のものだったのです。
 親を慕う狐に義経は鼓を狐にあげることに。。。




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2 コメント

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いいなぁ! (KAMI)
2006-11-24 22:25:54
私も歌舞伎大好きなんですよ!よく夜中にテレビでやってるの見ちゃいます!7月に宇都宮にきた勘三郎さんの襲名公演が初のナマ歌舞伎です。花形、観に行きたかったんですが…いいなぁ。海老蔵さんとかの歌舞伎、見たいなぁ。基本は中村屋ファンなんですけど。成田屋もいいですよね。
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> KAMIさん (foliada)
2006-11-24 23:05:25
スゴイ!

私は今回でまだ3回目(テレビでは観たことがありません)、
歌舞伎の知識は全くありません(苦笑)
なので、一つ目の演目はなかなか難しくて、正直
「・・・ふーん。なるほど。」
という感じで(←なぜ威張る?)

でも、自分が今まであまり体験したことがないものを
観るって興味深いですねー。
また近々行こうと思ってます
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