高松まで来てしまうとはね

21:06 栗林着

高松きさかはユースホステルじゃなくて、ユースゲストハウスだった。
本館と別館があるらしく、別館の方に案内される。
ユースゲストハウスはユースホステルよりちょい高め。
部屋は個室でトイレ、バス付。
久しぶりにゆったりできると思うと、どっと疲れが出てしまい、非常に眠い。

さて、予定より早く高松に着いたことで時間の余裕ができた。
当初は、徳島―高松―松山と四国の中で西に移動する予定だったが、予定を変更しよう。
明日の夜に広島まで行って、翌朝に宮島を見る。
そしてフェリーで四国に渡って松山だ。
完璧だ！

宿がないよぅ

今日は徳島ユースホステルに泊まるつもりなのだが、実はまだ予約できていない。
今日の昼に電話をしたのだが、満室と言われたのだ。
でも、もしかしたらキャンセルがでるかもと思って、徳島に着いてからまた電話してみた。
したら、団体だから貸し切りなんだってさ。
それを早く言ってくれよ～。
どーすんの、今日の宿。
とりあえず宿泊案内所に行って、安い宿があるか聞いたが、紹介できるのは、最安で5000円だと。
それじゃだめだ。

じゃあ、徳島県の他のユースをあたってみよう。
阿波池田ユースなら２時間くらいで行ける。
電話してみた。
…駄目だった。
そのユースは山の中にあって迷うので、駅から歩いては行けないらしい。
本当は迎えに行きたいところなのだそうだが、もう酒を飲んでしまっていると。
タクシーでは高くついて意味がない。
仕方がないので断念。

徳島県にはもう一つユースがあるが、かなり南よりの僻地にあり、しかも、かなり評判が悪いと聞く。
仕方がない。
一日早く香川県入りだ。
香川県で一番近いのは…と。
明日泊まる予定だったユースじゃないか。
高松さきかユースホステルの予約をとり、急きょ高松に向かうことになった。
あぁ、徳島ラーメンよ…さらば。

18:37 徳島発 高徳線

第二章・四国の旅

12:10 鳴門公園前着

鳴門といえば、言わずと知れたうずしおだ。
今日のうずしおは15:50頃が見頃らしい。

とりあえず、昼飯に「うづ乃屋」で鳴門鯛の鯛丼を味わった。


その後、大塚国際美術館に行く。
なんと入場料が大学生で2100円。
非常にキビシイ…。
ただこの美術館、高いたけあって、ハンパなく広い！

外から見て明らかに広いのに、さらに地下３階まであるという広さ。
その中に千点ほどの作品がところせましと展示されているのだ。
原寸大の大きさらしく、大きいものは迫力はあるのだ。
もちろん本物現物が展示してあるわけではないのだが、どうにもいまいち安っぽさは否めない。

中庭は芝生になっていて、だだっ広いにもかかわらず、誰もいない。
重い荷物を放り出して、芝生の上にねっころがるのが気持ちいい。
天気が良すぎなんだよ。


荷物から紀伊半島で手に入れた梅酒とぽんかんを取り出して飲み食い。
癒しですなぁ…。


さ、うずしおを見に行こう。
うずしおは淡路島と鳴門をつなぐ橋の下にできるのだが、橋の下に「潮の道」という歩ける部分が付属していて、そこからうずしおを見ることができる。
もちろん遊覧船で間近に見てもよいのだが、時間の関係で、手っ取り早い「潮の道」の方にした。

実際にうずしおを見て、面白いとは思ったんだが、想像していたよりも小さいのが残念だった。


だが、潮の満ち引きによる水量の違いで海面に段差が出来ていて、それが印象深かった。

さて、今日の目的地徳島に行くため、バスで鳴門駅へ。

17:02 鳴門発 鳴門線
17:45 徳島着

旅の交差点

大阪という場所は旅人にとって、交差点のようなものだ。
東日本と西日本を行き来するときは必ずと言っていいほど大阪を通る。
旅人の拠点になりやすい場所だ。
それだけに宿泊者の旅路は千差万別。

翌朝、起床して同室の人と初めて顔を合わせた。
靴の底が板のように平らだったので、もしやと思っていたが、やはり自転車で旅をしているのだそうだ。
今日は岡山まで行くという。
200キロくらい離れているんだが、よく走るなぁ。
あさってに松山に宿泊するかもと言っていたので、もしかしたら、また会えるかもね。
会えたら面白いな。

昨日のオーストラリア人と朝食をとっていた。
日本でおいしかった食べ物を聞くと、ラーメンだって。
オーストラリアに持って帰りたいくらいと言っていた。
ん、これはもしやビジネスチャンス！？
外国に日本のラーメン屋って進出してないのかな。

さて、今日は四国に行く。
大阪駅から高速バスに乗って徳島へ出発！
学割きいて2500円！

10:00 大阪発