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Fly to the BLUE

2006.7.13 更新終了

松陰先生に出会う

2006-03-16 | 
松蔭神社は、幕末に松下村塾という私塾を開き多くの偉人を輩出した吉田松陰を祭った神社である。
その松下村塾の塾生は、木戸孝允、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、山県有朋、吉田稔麿、前原一誠など、後の明治維新の指導者が名を連ねる。
彼らを育てた吉田松陰とは一体どんな人だったのか。
非常に興味を惹かれ、境内にある「吉田松陰歴史館」に入ってみた。

吉田松陰は若い頃から日本を巡りながら勉学に勤しんでいたようだ。
そのうちに海外に目を向け始め、ペリーの黒船に乗り込もうという大胆な行動に出るが、失敗。
その後、松下村塾を開き、優れた人材を育てる。
そして、老中間部詮勝の暗殺計画が藩政府に洩れたことから、30歳の若さにて処刑された。

松蔭先生の教えは、自分の考えを磨いて疑問を持ち、それを解決してゆくという事が重要であるということなのだそうだ。
知識を蓄えて鵜呑みにするだけでは意味がない。
書物をただ読むだけではなくて、要点を書き取るという勉強法を指導していたようだ。

こんな感じで吉田松陰の一生をざっと学んだのだが、ちょっと衝撃を受けてしまった。
松蔭神社境内には松下村塾の小屋などが残っており、見てまわっていると感慨深いものがありました。

松蔭神社を後にして、風情あふれる城下町の邸宅を見たり、萩博物館を見学したりしていると、暗くなってきた。
今夜の宿の萩ユースホステルに戻る。
宿から萩城が近いので、自転車を置いてから萩城の周りを歩く。

萩城近くに公園があり、石製の謎のモニュメントが配置されている。
さらに奥に進むと砂浜があったのだが、あまりの強風で前に歩けなくなってしまった。
前に進む力と風に押される力がちょうどつりあってる感じ。
なんとなく危険なものを感じたので風に押されるままに引き返した。

萩ユースホステルは今日のような雨で寒い日にはちょっときつい。
宿泊部屋を出ると廊下ではなく中庭なので、寒いからあんまり部屋から出たくない。
部屋にテレビがあるが、いまだにお金入れないと動かないシステムっぽいし。
テレビ使ってないから定かじゃないけど。
相部屋に自転車グループ3人がいたが、話すのがおっくうだったので飯食ってさっさと寝た。
明日も早いのだ。

どしゃぶりサイクリング

2006-03-16 | 
萩は町の大きさが割と小さめなので、サイクリングでの観光にはうってつけである。
街中や宿などどこででもレンタサイクル屋を見ることができるのだ。

だが、天気は雨。
傘が役に立たなければ、頼れるのは雨ガッパのみ。
雨ガッパならば、歩きもチャリも変わらない。
ということで、迷わず宿でチャリを借りた。

武家屋敷が残る町並みを抜けて、とりあえず昼飯が食べられる飯屋を探した。
町じゅうに「萩名物ウニ飯」ののぼりが立っているので、少し興味を惹かれるのだが、なんとなく対観光者用として無理やり担ぎ出されたようなアヤシさを感じたので止めといた。
萩とウニって僕の中でリンクしてないんだよな。
実際食べてないから、どんなものなのかは知りませんよ。
適当にそのへんでカツ丼食べました。

さ、僕が萩で一番気になっていたのは、どうしてこの町から初代総理大臣伊藤博文をはじめとする数多くの偉人達が排出されたのかだ。
というわけで、まずは伊藤博文の旧邸宅を訪れることにした。
当時の面影をしのびつつ、見学していて、どうやら当時博文が通っていた松下村塾という私塾にその秘密があるような感じがした。
どしゃぶりの中、僕は松蔭神社へ自転車を走らせた。

最終章・山陰の旅

2006-03-16 | 
九州を抜けて、今日から山陰方面へ。
旅もいよいよ大詰めで、最終目的地は京都。
本日は萩で宿泊するつもりだ。
移動量が多いから、始発に乗らないといけない。
なんだか慌ただしくて祖父母には申し訳ないなぁ。

06:19 熊崎発 日豊本線
07:24 亀川着
07:28 亀川発 日豊本線 特急ソニック
07:54 宇佐着
08:00 宇佐発 日豊本線
08:06 柳ヶ浦着
08:14 柳ヶ浦発 日豊本線
09:43 小倉着

お土産屋で時間を潰し、巨大ドラ焼きを買い食い。

10:01 小倉発 鹿児島本線
10:17 下関着

下関は去年も来ました。
プロ野球オープン戦が中止になったやつね。
そうそう、歴史的に価値のある駅舎が放火で燃えちゃったんだよね。
工事中の幕がなんだか痛々しかった。


10:24 下関発 山陰本線
11:05 小串着
11:09 小串発 山陰本線
12:19 長門市着

少し時間があったので、近くのベスト電器で携帯ラジオを買う。
WBCの試合中継を狙ったのだが、放送してないのか、受信できなかった。
ただただ韓国語が流れてくるばかり。

12:41 長門市発 山陰本線
13:10 玉江着

萩一駅手前の玉江に到着。
一体何回乗り換えたんだ?
長かった~。
まずは宿に荷物を置きに行こう。
さっそく雨が降ってきたので、折りたたみ傘を差した。
ところが、日本海から吹き付ける強風に傘はなすすべもなく裏返り、なすがままにされる。
宿に着くまでの15分間が非常に長く感じられた。