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Fly to the BLUE

2006.7.13 更新終了

再会・その2

2006-03-10 | 
松山ユースで同室だった自転車の人は、別れてから臼杵のどこかの宿で1泊。
そして阿蘇ユースで2泊と聞いていた。
実は今日同じ宿なのである。

宿近くのコンビニで夕食の材料を買ってから宿へ帰って来ると、早速再会できた。
自転車部の合宿が小倉であるらしく、彼は既に何人かと合流しているようだ。
明日は湯布院を目指すようなので、僕が湯布院で見て来たものやオススメスポットなんかを話したり。
旅の話ができるというのは、実に楽しい。

さて、今日から自炊モードに入る。
というのも、阿蘇ユースは食事が一切出ない。
ということで、年末年始のときの京都よろしく、スパゲッティを1キロほど買ってきた。
宿に自炊室はあるのだが、ガスコンロが8分10円にびっくり。
高くはないが、8分ごとにコインを入れるのがめんどくいね。

同室はオランダ人と二人っきりだったが、話せば話すほど自分の英語のできなさにヘコむ。
rの発音が聞き取れてない。
ちょっと真剣に悩んでます。
どうすりゃいいのだろう…。

阿蘇山

2006-03-10 | 
バスは阿蘇山を登っていく。
展望が開けていてなかなか眺めがよい。
ただ、まだ春なので、草が生えておらず、大地は土と枯れ草で茶色だったのが残念。
これが夏になると、緑一色で爽快らしい。

草千里のところでバスは一時停車した。
降りて写真を撮ってもいいよとのこと。
草千里とは途中にある広くて平らな牧草地で、やはり夏には緑一色になり、馬が放牧される場所なのだ。
二つ池が見えるのだが、片方は水がわき出ている池で、もう一方は雨の水がたまってできた池らしい。
また、阿蘇山の資料館や休憩所もあり、よいレジャースポットとなっているようだ。



再びバスは動き出し、ロープウェイ乗り場までやってきた。
これに乗って一気に火口付近まで行くのだ。
ところが、火口から吹き出るガスの影響で、ロープウェイは運転見合わせしている。
しばらく歩き回っているうちに、運転再開となった。

ロープウェイに乗ると、中国人観光者の団体に囲まれてしまった。
そしてロープウェイの車内は意味が分からない中国語で満たされた。
これはなかなかきついものがあるね。
頭痛がしてくる…。
何かと原色系の派手な服着たおばちゃんが目に付くし。

火口側に到着。
中国人集団をやり過ごすため、最後にロープウェイを出る。
僕はゆっくり火口に近付いて行った。
すると、先に行った中国人が走って引き返して来る。
あるものはせき込み、またあるものはハンカチで鼻と口を押さえている。
そんなにやばいのか?

火口に近付くにつれ、火山ガスのにおいがしてきた。
これは…温泉のにおい…腐った卵のにおい…髪の毛を燃やしたときのにおい。
明らかに硫黄系のにおい。
二酸化硫黄(SO2、亜硫酸ガス)である。
もちろん有毒ガス。
ロープウェイが止まっていたのは、これが大量に火口展望所へ流れてきたからだ。



僕は柵で仕切られた火口が見える場所まで近付いて、写真をパチリ。
火口には大量の煙が充満しており、底は緑色の液体であった。
真っ赤なマグマを想像してたが、違うんだ。
温泉みたい。
いったい何が溶けているとあんな色になるんだろ?

次の瞬間、肺にガスを吸い込み、せき込んだ。
鼻もツンとしたあと、ヒリヒリが続く。
粘膜を攻めてくるようで、喉や目も刺激された。
即刻待避することに。

今度はガスの来ない土千里を歩いてみる。
ここは先ほどの草千里とは違って、植物がほとんど生息していない。
一面真っ黒の土と石ころ。
だが、歩くと靴が黄色くなる。
不思議に思い、土を掘ってみるとすぐに黄色い土が見えた。
硫黄の成分が多そうだ。



ロープウェイで降りて、バスに乗り、資料館へ。
阿蘇山のでき方を学んだ。
再びバスに乗り、宿に帰る。

阿蘇山を目指せ!

2006-03-10 | 
翌朝も朝の体操に参加し、しっかり朝食を食べ、荷造りをして、再び一人旅に出発した。

07:55 熊崎発 日豊本線
08:35 大分着

マンガ喫茶で情報収集。

09:11 大分発 豊肥本線
10:30 豊後竹田着

豊後竹田で30分待ち合わせなので、電車を降りて散策してみることにした。
竹田は瀧廉太郎「荒城の月」のモデルの地。
あと、かぼすが有名。
駅前にきれいな滝があり、落門の滝という。
快晴で、心地よいひと時であった。



11:00 豊後竹田発 豊肥本線
11:52 宮地着
12:14 宮地発 豊肥本線
12:20 阿蘇着

阿蘇で何するか、全く決めてなかった。
阿蘇山火口に行ってみたいんだがどうやって行くんだろう?
今夜泊まる阿蘇ユースが歩いて15分と近いので、電話して荷物だけ置かしてもらえるようお願いした。
阿蘇ユースのペアレントのおばあちゃんはちょうど車で出かけるところで、荷物を置かせてもらった後、玄関の鍵を閉めた。
どうもおばあちゃん一人で管理している感じ。

火口に行くには、バスに乗ればよいのだが、そのバスはさっき行ってしまったらしい。
次まで約一時間あるので、メシでもどっかで食ってますと言うと、ついでということで駅近くのオススメの食堂まで乗せてってくれた。

その食堂で、阿蘇名物高菜めしとだご汁のセットを注文。
おばあちゃんは覚悟しておけと言っていたが、さてはてどんなもんかなと。
したら、そのボリュームに度肝を抜かされた。
丼いっぱいの高菜めし、そして丼いっぱいのだご汁。
煮物や冷や奴、漬物の小皿もついてくる。
一見して、全部食べ切れない可能性が高いことを悟った。


味はどうだろう。
高菜めしはご飯に細かく切った高菜をまぶして炒めたもの。
特別うまいものではないが、結構食は進む。
だご汁の方はなかなかおいしい。
だご汁とは、具だくさんの味噌汁みたいな感じ。
うどんの生地を団子状にしたものが入っていて、他に豚肉、ごぼう、人参、豆腐、たまご、キノコなどなど、山の幸がふんだんに盛り込まれている。
少し辛味も入っていて、こちらも食が進む。

それでも全部ペロリとはいかず、時間もなかったので、申し訳ないが残してしまった。
満腹状態で5分走り、駅前バス停へ到着。