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Fly to the BLUE

2006.7.13 更新終了

屋久島ユースホステル

2006-03-12 | 
屋久島環境文化センターでうまく時間を潰せたし、そろそろ屋久島ユースホステルに向かおう。
先ほど雨ガッパを買った近くのスーパーで買い物をしてから、島の南側へ行くバスに乗った。
バスの乗客は空港まで僕1人だけ。
空港で2人乗ってきた。
そのうち1人が僕と同じ屋久島ユースホステルへ行く人であった。

僕がバスに乗ってから1時間と少しで屋久島ユースホステルに到着。
素泊まり3泊で7875円と格安である。
時刻は6時過ぎで、宿ではもう夕食の準備が始まっていた。
だから、僕も部屋に荷物を置くやいなや、自炊に取り掛かった。
今日のメニューは「緑の梅じそさっぱりパスタみっしー風」です!

レシピ

スパゲッティ:100g
オリーブオイル:適量
ニンニク:適量
鶏のササミ:好きなだけ
万能ねぎ:いっぱい
しそ:いっぱい
鷹の爪:1房(今回は忘れました)
梅じそのチューブ:結構いっぱい
あとは、塩とかコショウとかしょうゆとか、適当に。

1.鍋いっぱいに水を入れて、湯を沸かす。塩はいっぱい入れよう。
2.材料を切る。ササミとしそは細く切り、ねぎは小口切りに。
3.鍋が沸騰したら、鍋にスパゲッティを入れる。
4.フライパンにオリーブオイル、ニンニクのみじん切り、鷹の爪(あれば)を入れて、弱火で温める。
5.ニンニクの色が変わる前に、ササミを入れて炒める。スパゲッティのゆで汁も入れる。
6.軽く塩コショウ、しょうゆ、そして梅じそのチューブを入れる。そして適当に味見する。
7.スパゲッティが茹で上がったら、フライパンに移してさっと混ぜ合わせる。
8.器に盛り付けて、上からねぎとしそを豪快にかける。
9.さっさと食べましょう。

今回は成功です。
京都でのリベンジを果たせました。

食堂で他の宿泊者と食べていると、みなさんいろいろ食べ物を分けてくれてありがたい。
一人の宿泊者のおやっさんは屋久島産の焼酎「三岳」を分けてくれた。
屋久島ユースは酒の持ち込みができないので、焼酎は宿の中で販売している「三岳」を飲むしかないのだ。
この「三岳」なかなかおいしいのだ。
香り豊かで、すっきりとしていて飲み易い。
屋久島の名水が作り上げた焼酎なのだろう。

屋久島ユースはいろいろとツアーを企画しているらしく、明日は縄文杉を見に行くツアーがあるようだ。
有料で結構値が張るので、僕は参加しないのだが。
(それでも他のツアーに比べればはるかに安いだろう)
そのガイダンスだけ聞かせてもらった。
せっかくだから、僕も明日1人で行ってみようと思ったのだ。

談話室にメンバーを集めてガイダンスのスタッフは話し始めた。
縄文杉へ行くには、まず宿から車で1時間半かけてコース入り口まで行く。
その入り口から、トロッコの線路伝いに2時間歩く。
すると縄文杉への登山口にたどり着くのだそうだ。
登山口からは山登りになって、道が険しくなる。
その登山口から2時間かけて登ると、縄文杉のところまで行けるらしい。
つまり、入り口から往復で約8時間、宿から行って帰ってくるには10時間以上かかるようだ。
朝の4時半出発というほどなので、気軽に行けるところではないみたい。

しかも、縄文杉は1000メートルを超えるところにあるので、海岸部と気温は7度くらい違うらしい。
さらに、運の悪いことに今日明日と寒波が押し寄せており、明日の最高気温は9度。
縄文杉での最高気温は2度前後か。
風が吹けば体感温度はさらに下がる。
もしかしたら、雪が降るかもしれないそうだ。
だから、登山用の防寒対策をしっかりして、靴やレインコート、軍手も忘れないようにと強調された。
天候が悪化すれば引き返すことも十分ありえるようだ。

という風に、スタッフさんは強く注意を喚起した上で、見所などをいろいろ教えてくれた。
もちろん杉もすごいんだけど、そのほかにも屋久島でしか見られない植物があるという。
世界自然遺産ということで、自然をよく観察して、どんどんガイドさんに質問して欲しいとのこと。
う~ん、やっぱりツアーに参加して、ガイドさんの話が聞きたいかも…。

だが、結局1人で行くことにした。
受付で登山届けを提出して、バスの時刻を教えてもらう。
行きのバスは05:10のみ、帰りのバスは17:00のみ。
乗り遅れたら即アウトである。
しっかり朝食を食べなければいけないので、4時起きだ。
今日は10時には寝たいところである。

ガイダンス後は一人晩酌を楽しむ。
お昼に寄ったスーパーで、首折サバの刺身を買っておいたのだ。
普通サバというのはすぐに鮮度が落ちてしまい、生ではなかなか食べられない。
ところが首折サバは、釣ってすぐに首を折って血抜きをするため、鮮度が落ちにくく、刺身で食べられるのだ。
普通のスーパーで買ったのだが、実にみずみずしいおいしさであった。
そこに「三岳」が来るもんだから、こいつは至福の時間である。

行きのバスで一緒だった人が通りかかったので、「これマジでうまいよ!」と、ひとつ分けてあげた。
これが、やはり好評であった。
「ホントはサバアレルギーなんだけど、これなら大丈夫みたい」

その後、僕はヒノキ風呂に入り、気持ちよくなっている間にさっさと寝てしまいました。

屋久島の概要

2006-03-12 | 
屋久島環境文化センターは宮之浦港から目と鼻の先にある。
ここで屋久島に関する基礎知識を頭の中に叩き込んでおこう。

屋久島について・・・
・屋久島は地図上では円形の島だが、立体的にはおわん型である。
海岸から中心部へすぐに1000メートル級の山々が急勾配でそびえる。
だから、ちょうど島の真ん中にある宮之浦岳は九州で1番の標高1936メートルといえども、どの海岸からも頂上を見ることが出来ないのだ。
屋久島を縦に切ると、断面がちょうど「山」の字になっているから、ふもとからは真ん中の頂上が見えないということだ。
昔の人は、その見ることができない宮之浦岳には神様が住んでいるとして、信仰の対象として崇められてきた。
ちなみに屋久島で1000メートルを超える山は約40座あるそうだ。

・屋久島は鹿児島本土よりもさらに南に位置するため、暖かい場所なのだが、やはり山に入れば気温は下がる。
当然頂上の宮之浦岳は、まだまだ雪をかぶっている。
屋久島は鹿児島から北海道までの気候を備えた島なのだ。
そんな多様性をもつ島だから、標高によって実に様々な植物を見ることができる。

・屋久島に生息する有名な動物は屋久シカと屋久サル。
どちらも、普通のシカやサルと比べて大きさが小さいそうだ。
他の動物がいない、要するに天敵がいないから大きくなる必要がないとな。

・島というだけあって、海に囲まれているので漁業が盛んである。
有名なのが、トビウオ、首折サバ、他にも水イカ、アジなどなど新鮮な海のものを食べることができる。
また、豚や牛などの牧畜もやっているようだ。

・屋久島の電力は屋久島の中の発電所で全てまかなっているらしい。
水が豊富なので水力発電がメインとのこと。
ちなみに屋久島の滝は140以上あるそうだ。

・屋久島西部の海岸から島の中央部にかけて、人間の手がほとんど入ってない部分が世界自然遺産に登録されている。
その範囲は島全体の5分の1に及ぶ。
樹齢7200年とも2700年とも言われる屋久杉も世界自然遺産の範囲内に入っているのだ。
その範囲には人が入ってはいけない区域も多く、入っていいのはシカとサルだけなのだ。

・屋久島の住人はあまり働くのが好きではないらしい。
台風がやってきて通過すると、すぐに川の河口に行く人がいるのだという。
倒れた杉などが川を下ってくるのを待って、それを回収する。
その杉を加工して屋久島土産として売るなんて商売をやってたりするという噂。

概要としてはこんなところか。
何はともあれ自然の宝庫なのだ、屋久島は。
そんなことをセンターで学びました。

屋久島ラーメン

2006-03-12 | 
宮ノ浦港近くの食堂「かぼちゃ」にて昼飯。
この店の名物は屋久島ラーメン。
味噌ベースのスープに魚介類の風味がきいている
サバのダシをとっているようだ。
そこにたっぷりの野菜と屋久島名物トビウオのすりみの揚げが入っている。
ボリュームたっぷりで、これ一杯でおなかいっぱいになる。
特別おいしいものではないが、なんとなく屋久島が集約されている感じがいいかな。
ここでライダーさんたちとはお別れ。
良い旅を!


外は相変わらず激しい雨。
そして宿は島の南側にあり、ちょうど現在地の反対側。
時間はまだ昼過ぎだが、何もすることがない。
とりあえず、歩いていける屋久島環境文化村センターで暇を潰そう。

屋久島へ

2006-03-12 | 
僕は今日、屋久島へ行く。
屋久島は鹿児島の南に位置する円形の島で、一周105キロ、面積は東京23区とほぼ同じ大きさらしい。
原始の自然が残る島で、島の五分の一が世界自然遺産に認定されている。
縄文杉などで有名な島だ。

屋久島へ行く一番安いフェリーの便は1日1本。
8時半出航である。
同室の大阪から来たライダーさんも同じフェリーに乗るようだ。
奇遇なようだが、ざらにあることらしい。

おやっさんの朝食サービスのパンとコーヒーを頂き、早めに宿を出た。
今日はあいにくの天気で、一日中雨が続くようだ。

08:30 鹿児島港発 フェリー
12:10 宮ノ浦港着

案の定フェリーの中に、同室だったライダーさんがいた。
もう一人、別のライダーさんも一緒にいた。
どうやら先ほど知り合ったらしい。
島に着いたら彼らと昼飯を食うことにした。

屋久島に着くと、とたんに雨は激しさを増した。
ひと月に35日、雨が降ると言われるだけあって、とても弱まりそうにない。
手持ちの折りたたみ傘は、単なる布となってしまった。
仕方がないので、近くのスーパーで雨がっぱを買って、装着した。