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Fly to the BLUE

2006.7.13 更新終了

みんなで作ろう!

2006-03-14 | 
夕食までの間に風呂に入り、宿の周りを散歩。
ツアーの人たちとガイドのおじちゃんが帰ってきた。

宿の裏の高台に登ると海が見える。


さて、屋久島ユースでちょいとした自炊ブームが来たようだ。
夕食時、一昨日からいた大学生5人組はご飯を炊いて、近くの魚屋で買ってきた大量の刺身をつついていた。
今日偶然いなか浜で会ったツアーの人たちは、採ってきた山菜を茹でていた。
なかなかワイルドですな。

僕達3人も夕食の料理に取り掛かった。
Aコープで買ってきたのは、ナス、トマト缶、コンソメ。
今日のメニューは「ナスのトマトソーススパゲッティ」です。

フライパンに油を引いて、適当に切ったナスを炒め、トマト缶を放り込む。
コンソメと塩で味付けして完成!
僕は麺を茹でてたので、あまり詳しい手順は見てないけど、そんな感じだった。
味見はバッチリ!みんなで作ると楽しいね!

スパゲッティの後は、これまたAコープで買ってきたカツオのたたき。
そして、芋焼酎「三岳」。
3人とも理系の4年ということで、研究と就職の話をしていたのだが…。
話し聞いてると、やっぱり僕も大学院に進学したくなるなあ。
研究職に就くならば、院卒じゃないとなかなかなれないようだね。
というか就活サボって、こんなところで遊んでていいのだろうか?

さて、屋久島の夜は今日で最後である。
明日は早朝のバスに乗って安房港まで行き、船に乗って鹿児島へ戻る。
また4時起きなのだ。
早く寝なければいけないので、皿を片付けた後、すぐに寝ることにした。
ケータイの目覚ましは深夜12時にセットして…。

屋久島一周ドライブ

2006-03-14 | 
翌朝の出発は午前10時と、かなりゆっくりめ。
女の子2人は、屋久島に来るまでマンガ喫茶に泊まってたらしく、疲れがたまっていたので、遅い時間にしていた。
宿で6時間レンタカーを借ることにした。
受付でペアレントさんに、西部林道には要注意だと念をおされた。
道が細いから車のすれ違いに神経を使うし、急カーブが多くスピードは絶対に出すなと。
特に外側は断崖絶壁ですぐに海だから、回るんだったら内側車線の反時計回りにしたほうがいいって。
ペアレントさんが強調してた分、これは心して走らないとね。

それでは、出発。
天気はくもりだが、小雨が降ってきたりする。
基本的にこの島で快晴は拝めないのだろうか・・・。

最初は僕の運転で平内海中温泉近くまで車を走らす。
後で一人で来ようと思っていたので、距離と道順を調べておきたかったのだ。
宿から2キロ程度らしいが、体感ではもっとある感じがした。
平中海中温泉から島を左回りで一周である。
垂直にせり立ったでかい岩という感じのモッチョム岳を左手に見つつ、ちょっと山道に入る。
まず千尋(せんぴろ)の滝へ行った。
左には超巨大(400m×200m)な花崗岩の一枚岩の斜面、右には天然照葉樹林。
その間を落ちる落差60mの滝が千尋の滝であった。

次はトローキの滝。
千尋の滝とは逆に海岸の方にトローキの滝はある。
この2つの滝は同じ川上にあるのだが、トローキの滝はその川の水を直接海に注いでいる珍しい滝なのだ。
看板が小さいので見つけるのが大変な滝であったが、なかなか面白いものが見られた。

どんどん車を走らせ、安房港手前、春田浜珊瑚礁を見に行く。
そこは海水浴場で、きっと夏のシーズンなら人が集まって来るんだろうけど、その日はもちろんだれもいない。
一同珊瑚礁はどれだ?って感じになったが、なんかごつごつした岩みたいな珊瑚っぽいものがあったので、それが珊瑚礁ということにしておいた。
小雨が降って寒いので、さっさと引き上げる。

次は田代海岸の枕状溶岩。
枕みたいな形の大きい溶岩がいくつも置いてあった。
先ほどと同様さっさと引き上げる。

ここらで片方の女の子に運転を交代。
その女の子は急アクセル急ブレーキの大胆な走りを見せた。
ちょっと怖かったっす。
出発してから島を半周くらいして宮之浦港あたりに着いたので、昼飯にした。
「屋久島ふるさと市場」という土産屋にくっついているレストランに入る。
僕は刺身定食、女の子2人はトビウオのからあげ定食と豚のしょうが焼き定食。
こういう観光地の入り口あたりにあるレストランってのは値段ばかり高くて、味はあまり期待できないことが多いのだが、ここは違った。
刺身定食はその日あがったいいネタを出すようで、トビウオ、はまち、水イカとどれも新鮮でうまかった。

なにげにトビウオのからあげも絶品だし、豚のしょうが焼きも素晴らしい(黒豚かも知れん)。
ボリュームもたっぷりで、ごはんもお替り自由。
結局ごはん3杯いっちゃいました。
さらに連れの女子大生のご利益で、店員のお兄さんが割引してくれるという。
これは当たりのレストランでした。

なにげにレンタカー借りられる6時間のうち4時間近く使ってしまっていた。
あと2時間くらいで回りきらんといけない。
車を飛ばして、次はいなか浜である。
いなか浜はウミガメの産卵地として知られる、非常にきれいな砂浜である。




浜辺を散歩していたら、遠くの方から「お~い」と声が聞こえてくる。
何だろうと思って、よくよく声のする方を見てみると、それはユースのツアーの団体だった。
偶然にも今日もまたツアーに遭遇したのだ。
う~ん、屋久島って狭いね~。

次は屋久島灯台。
海に突き出たその灯台の足元から、下に広がる海を見ると、エメラルドブルーの色が非常に美しかった。
サンゴですかね。

ここで再び運転手交代。
これから西部林道に入るということで、僕が運転することになった。

西部林道に入ると、確かに道は狭くなったのだが、そこまで走りにくくはない。
対向車がいない、というかほとんど車が通らないのである。
楽しいのが、カーブを曲がると道の真ん中にシカが何匹もいたりするのだ。

すぐに脇の森へ逃げてしまうのだが、そこで草を食べている親子のシカなどを見ているだけで楽しくなる。
少しずつ天気も回復に向かっているようで、雲の切れ目から差し込む光が海を照らして、神々しい景色を作り出していた。

ときおり車を止めて、そんな景色を眺めたり写真を撮ったりしていた。
しかしサルが出てこないな~、サルみたいね~、なんて言いつつ車を走らせていると、カーブを曲がって突然、道路の真ん中におおきな石が置かれているのが見えた。

一瞬、山からの落石があったのかと思ったが、その考えは違った。
近づいて分かったのだが、それは何匹ものサルが集まって毛づくろいをしているところだったのだ。
このサルがなかなか図太い奴らで、ちょっと車を近づけるだけでは、全く逃げようとしない。
強引に突っ込む感じで走って、やっとサルたちは散開した。

サルってのは集団で行動するのがよく分かった。
今まで1匹も出てこなかったのに、ここでまとめて出てくるとはね。
こんな感じで、西部林道は天然のサファリパークなのである。

西部林道を走り抜けて、最後の見所の大川の滝へやってきた。
大川の滝は落差88mで滝壺の近くまで近づけるので、なかなか迫力があった。
大雨の日の翌日などに見に行くと、より迫力のある姿が見られるようだ。


残り時間が30分を切ったので、超特急で帰る。
Aコープで夕食の食材を買って、ガソリンを満タンにし、時間ぴったりで宿に車を返した。