今日はカモミールについて☆
はじめに
キク科のカモミールにはいろいろな種類があります。
みなさんがよく口にするハーブティーはカモミールジャーマン。とってもリラックスできるハーブティーですね。実はそれ以外にもいろいろなカモミールがあるのです。
必ず学名まで確認をしてから購入してください。
カモミールローマン(学名Anthemis nobilis)
カモミールジャーマン(学名Matricaria chamomilla)
カモミールモロッコ(学名Ormenis mixta)
ケープカモミール(学名Eriocephalus punctulatus)
と今回は4種類のカモミールを紹介します。
○カモミールジャーマン
1年草です。
ハーブティーと精油では成分が異なります。
ハーブティーとして飲む場合はリラックスなどを目的に飲まれるとよいでしょう。
水溶性成分が抽出されます。
精油として抽出したものにはカマズレンという特徴成分が含まれています。
別名カモミールブルーと言われているのはこのカマズレンの色が青いので精油はブルーの色をしているからなのです。
これには抗炎症作用があります。
※カマズレンはハーブのカモミールジャーマンを水蒸気蒸留した際にできる産物ですのでハーブ自体には含まれていません。
皮膚の荒れやかゆみ、炎症などにはカモミールジャーマンがお勧めです。
ラベンダーとブレンドすると相乗効果が高まります。
○カモミールローマン
宿根性の多年草です。
特徴成分はエステル類のアンゲリカ酸エステル
アンゲリカ酸エステルは鎮静作用や抗炎症作用があると言われています。
こころとからだの緊張をほぐしてくれるのではないでしょうか。
夜泣きをしたり癇癪持ちの子供などはごく薄くしてカモミールローマンを焚くとよく寝てくれると言われていて、私達大人もこの香りを嗅ぐとなにか懐かしい気分になり、眠りにつきやすくなるのではないでしょうか。
そしてもう一つの特徴はアンチエイジングです。最近の研究でカモミールローマンのコラーゲン再生作用がアロマテラピー学雑誌で発表されました。カモミールローマンをホホバオイルで希釈したものでマッサージをしたところ、4週間以降から再生を促す作用がでてきたのだそうです。カモミールローマンと皮膚弾力回復を期待できる精油やキャリアオイルなどを合わせると相乗効果がありそうですね。
※皮膚弾力回復作用→ゲラニオール、ネロールが多く含まれる精油
ネロリ、ローズ、ゼラニウムなど
○カモミールモロッコ
ワイルドカモミールとも言われています。
カモミールローマンとジャーマンとは違う品種になります
お肌にというよりは、こころの安定によく使われる精油です。
神経疲労が激しいとき、この香りを使ってみてください。
また、肝機能にいい効果が期待できると言われています。
○ケープカモミール
キク科らしくなく、少し花の形が違います。
精油にするとブルーのキレイな色になります。
効能的にはカモミールローマンと似たような作用がありますがカモミールの変種になります。
リラックス作用があるエステル類も多く、またヒーリング効果が高いと言われており、瞑想などには手の平に1滴たらして手をこすり合わせ、清めてから行うとよいようです。
※これらは4種類の植物はすべてキク科ですのでキク科アレルギーの方は禁忌となります。
また妊娠中も控えたほうがよい精油です。
4種類の精油はほかにいろいろな化学成分が含まれています。
簡単に説明すると、
アンチエイジングにはカモミールローマン、お肌の炎症、痒みなどの皮膚疾患に使いたい場合はカモミールジャーマン、心の安定、リラックス度を狙うならカモミールモロッコ、ケープカモミールという感じでしょうか。
カモミールジャーマンは少し薬草臭さがありますが、必要な時には不思議といい香りに感じます。その他のカモミールはどれもとてもやさしくフルーティな香りです。
こころとからだを緩めることで、結果的には代謝が高まり、アンチエイジングに結びつくとも言えますね。目的が皮膚ならばもちろん塗布しなければ効果はのぞめませんが、気持ちの部分であればゆったりと芳香浴をしたり、入浴剤にプラスしたりするだけでOKですので、是非お試しくださいね。
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