goo blog サービス終了のお知らせ 

こども界りゅうがく記

教える人のふりして、大好きな人種・小→中学生の国に毎日留学中
英語技の種、見つけたらどうぞ持っていって植えて下さい

気仙沼さんま寄席

2013年09月04日 | イベント
9月29日、気仙沼で、志の輔さんによる落語イベントが行われます。
興味のある方、ぜひ。
http://www.1101.com/shinosuke2013/index.html

前回、人生初落語を、生まれた地・気仙沼で体験しました。
志の輔落語はすごかったし、被災地に大きな娯楽イベントを据える、という
糸井さんの「支援」のあり方がとても心強かった。

その時に書いた、感想文です。↓


志の輔の落語人生でも、糸井重里氏の開拓人生でも、
今回の試みは未知の領域だったそう。

被災地・気仙沼に1000人を引き寄せての落語イベント。
志の輔落語、すごかった。笑わせ、引き込み、揺さぶることが落語家の仕事なら、
彼はそれをした。
落語家として、人としての数十年の一進一退が、根となって高座に咲く。

『中村仲蔵』というこの日の演目の主人公(役者)は、
人がおかしいと感じつつも習慣で許してきた役柄を根底から問い、
自分の全てを賭けて生み直す。

心に残ったせりふ(記憶の範囲で)

「みんな、あの役柄はおかしいと思ってた。けど思ってただけだった。
お前は彼を生き返らせた。役者の神に選ばれた。
俺が任命した形だが、役がお前を呼んだんだ。」

それがこのイベントとも、震災後の各地の「実践者」のあり方とも重なる。
この演目を選んだこと、その景色を1000人と糸井氏と気仙沼に見せた技を
志の輔の声、愛と感じた。

愛ある本気の仕事が、力や金品以上に世界を生み直す神話を、生で見る時代にいる。

21世紀の国造り、登場人物は神ではない。
観客でいることに飽いたら、仕事がある。

目を上げた今から、目の前の一つから。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。